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2021年10月11日 (月)

10/10 『レミニセンス』(2021)

原題:Reminiscence

新宿ピカデリーにて

リサ・ジョイ監督・脚本、ヒュー・ジャックマンレベッカ・ファーガソンタンディ・ニュートンダニエル・ウー出演。

クリストファー・ノーランの弟、ジョナサン・ノーラン製作を全面に押し出して、『インセプション』っぽく見せかけてたけど、中身は全く違う。
人の記憶を追体験するだけで、それ以上の発展性がない装置なので、物語展開はあまり盛り上がらないで、恋愛要素にばかりウェイトがある映画に…。水没した未来世界はちょっとイイ雰囲気だが、特に活かせてないのも残念。
もうちょっと期待してたんだがなぁ。

https://youtu.be/cyl5T-8Y0KU

レミニセンス | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー

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2021年10月10日 (日)

10/9 『ストックホルム・ケース』(2018)

原題:Stockholm

アマプラにて。

ロバート・バドロー監督、イーサン・ホークノオミ・ラパスマーク・ストロング出演。

誘拐や監禁された被害者が、犯人にシンパシーを抱くことになる現象の元になった実際の事件の映画化。

主演の3人が好演で、イーサン・ホークが犯人なら助けてあげようって女性も居るんじゃないかと思わせる。
マーク・ストロングが珍しく長髪!カツラか?!

https://youtu.be/rWNxHD2nFEw

映画『ストックホルム・ケース』感想評価とレビュー解説。実話を基にイーサン・ホークが憎めない銀行強盗を熱演

 

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10/9 『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021)

原題:Prisoners of the Ghostland

TOHOシネマズ新宿にて。

園子温監督、ニコラス・ケイジソフィア・ブテラビル・モーズリーニック・カサヴェテスTAK∴出演。

自慢じゃないーーーーいやむしろ自慢だが(笑)、2021年は「ニコケイ強化年間」として、観逃していたニコラス・ケイジ出演作をガッサリと総ざらい中で、都合35本くらいのニコケイ映画をを観ている。世間的には、最近はダメ映画しか出てないイメージが強いと思うし、実際にもキビシイ映画が多々ある。ところがですよ!ニコケイ作品の水準を大幅に押し下げる狂気の作品が登場。これが日本人監督作だってことがまた悲しい。

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』、それがそいつの名前だ。
ビックリです。ニコケイ作品の中でも、ぶっちぎりに酷い。ニコケイ史上ワースト。2021年の個人的ワースト。多分、長いこと映画を観てきた人生の中でもワースト3には確実に食い込んでくる酷さ加減。本当に驚いた。
昔は園子温監督が苦手で、『愛のむき出し』以降面白い監督になったなぁと思っていたのだが、また自分の中でのダメダメ監督箱に入ることになった。
ホントーにヒドイ映画ってのがどんなものか、久々に体感しましたよ。

https://youtu.be/UeF700M04c8

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド : 作品情報 - 映画.com

 

 

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2021年10月 9日 (土)

10/8 『ウルフガイ 燃えろ狼男』(1975)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

山口和彦監督、平井和正原作、千葉真一奈美悦子、カニー小林、曽根晴美近藤宏待田京介名和宏室田日出男出演。

2日連続で「犬神」。と言ってもこちらは平井和正の“アダルト・ウルフガイ”の映画化。
東宝版の志賀太郎犬神明は学園での暴力、レイプ等、凄惨な方向だが、こちらの東映版の千葉真一犬神明は、もっとスパイ・アクション的。
中高生の頃に平井和正にハマって、原作のシリーズを貪り読んで、時々挟まれるHなシーンでドギマギしたのも、『幻魔大戦』が明後日の方向に進み始めるまで(笑)。

https://youtu.be/k_h4sTygQGE

Amazon.co.jp: avapo67 劇場映画ポスター :【ウルフガイ 燃えろ狼男】1976年公開 千葉真一、奈美悦子: 邦画劇場映画ポスター  cinemaTAKA: 本

 

 

 

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2021年10月 8日 (金)

10/7 『犬神の悪霊(たたり)』(1977)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

伊藤俊也監督、大和田伸也山内恵美子長谷川真砂美泉じゅん室田日出男岸田今日子小山明子出演。

先日観た松竹の『この子の七つのお祝いに』『震える舌』、東映の『恐怖奇形人間』『犬神の悪霊』。どれも子どもの頃に観たら震え上るトラウマ映画だが、松竹の2本は良く出来たトラウマ映画で、東映の2本は雑だがパワフルなトラウマ映画。
相当に歪な内容で展開はすっとこどっこいだが、迫力で押しまくる。村八分描写がなかなかエグイ。

https://youtu.be/B3xqrYZ34pU

犬神の悪霊(たたり)(邦画ポスター) | 日本映画, 映画 ポスター, 映画
犬神の悪霊(たたり) - 作品 - Yahoo!映画


 

 

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2021年10月 7日 (木)

10/6 『ヨコハマBJブルース』(1981)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

工藤栄一監督、松田優作辺見マリ蟹江敬三田中浩二山田辰夫山西道広財津一郎馬渕晴子宇崎竜童内田裕也出演。

https://youtu.be/sBYotYlBhQ4

ヨコハマBJブルース | シネマ係長の秘密基地

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2021年10月 6日 (水)

10/5 『アナザーラウンド』(2020)

原題:Druk

新宿武蔵野館にて

トマス・ヴィンターベア監督、マッツ・ミケルセントマス・ボー・ラーセンマグナス・ミランラース・ランゼ出演。

人生が色々と行き詰っているマッツ・ミケルセンが、同僚の高校教師たちと「血中アルコール濃度を常時0.05%にすると何事も上手く行く」と言う説を実践して、人生の大逆転をしようとする。

最初は本当に人生が好転していく。でも酒飲みの性と言うか、「0.05%で上手く行くなら、もっと濃度を上げたらもっと上手く行くんじゃねぇの?」とか自分勝手に都合よく判断して色々と墓穴を掘っていく。
あらすじを見ただけで、きっと飲酒に否定的な結着なんだろうなと予想していたが、決してそうではないのがこの映画の面白いところ。いつも酔っぱらってても上手く行くこともあるし、ダメなこともあるよね。何事もほどほどな、いい塩梅ってものが肝心だね。ってところに落ち着く。これはちょっと意外だった。
そしてクライマックスで、ダンサー経験もあるマッツが踊りまくる。なんだか幸せなエンディングであった。

https://youtu.be/u1WwVkSTwiU

アナザーラウンド - 作品 - Yahoo!映画

 

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2021年10月 5日 (火)

10/4 『暴力教室』(1976)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

岡本明久監督、松田優作舘ひろしクールス山本由香利安西マリア南条弘二出演。

館ひろしが(新人)として2枚目にクレジットされる映画。岩城浩一は既に東映で俳優デビューしており、それに続いて東映が売り出そうとしたもの。
館ひろしが不良グル-プのボスで、仲間と言うか手下はクールスのメンバー。父親が丹波哲郎で金持ちのボンボン。
学校側は、理事長が阿部徹で、校長が名和宏なので、当然悪だくみをしている。
前半、不良グループは授業中にエロ本見たりする程度で、ちゃんと授業受けてるし、意外とワルくないんだなぁと思うが、そこはそれ東映映画なので、松田優作の妹を強姦した辺りから悪事に拍車が掛かって…と思いきや、そこからもちょっと反省してみたりと意外と極悪に成り切らない。松田優作とのタイマン勝負で、形勢不利とみるやナイフ出しちゃうんだからやっぱり極悪か。このケンカでボコボコに殴られた館ひろしの形相が凄まじく、必死でギョロ目を剥く様が何か魚類っぽい。半魚人かと思うようなサカナ感で恐ろしい。
だがそれよりも恐ろしいのは、クライマックスの名和宏の狂いっぷり。校長たちの悪だくみのせいで妹が事故死して、怒り沸騰の松田優作が学校に殴り込んで、校長を殴りまくる。これに対抗するために、自前の日本刀を持ち出してくる。殴られてるだけなら被害者面も出来たのに、素手の相手に日本刀を振り回してたら、アンタそりゃ…。
せっかくの館ひろしデビュー、松田優作謹慎明けなのに、名和宏の印象ばっかりが残ってしまった。
音楽はお馴染みの菊池俊輔で、特撮番組感の強いスコア。

https://youtu.be/dQDdgxKjllA

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2021年10月 4日 (月)

10/3 『鯨と斗う男』(1957)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

津田不二夫監督、佐野周二高倉健小宮光江花沢徳衛曽根秀介出演。

宮城)健さん主演「鯨と斗う男」再上映を 石巻、鮎川で:朝日新聞デジタル
鯨と斗う男 ・監督/津田不二夫 ・出演/高倉健 小宮光江 岡田敏子 月村圭子 月丘千秋 山本麟一 佐野周二 | 映画 ポスター, 映画, ポスター

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10/3 『湘南爆走族』(1987)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

山田大樹監督、江口洋介織田裕二村沢寿彦我王銀次清水美砂杉浦幸杉本彩竹内力出演。

当時原作漫画は読んでいたものの、全く食指が動かずに観なかった実写版『湘爆』。
今観ても、故・我王銀次のハラサーと翔の権田二毛作の原作再現度が抜群。これがデビューの織田裕二のアキラもそれなりの再現度。
そして江口洋介の主役デビュー。ずううっと勘違いしてたんだけれど、江口洋介はこの映画の主人公の名前(江口洋助)を芸名にしたんだと思い込んでいたら、実は江口洋介って本名なのね。てっきり『愛と誠』のヒロインの早乙女愛と一緒で、役名を芸名にしたのかとばかり。
原作も熱い展開もありつつ、基本は不良ギャグ漫画なので、ほとんどコメディタッチ。この頃の東映の漫画原作実写映画は、かな~りガバガバ、ゆるゆるな作品が多いので、これは相当にまともな部類だと思う。
監督・脚本の山田大樹は、この後フジテレビが推して『七人のおたく』をやらせたりしてたけど、名前聞かなくなっちゃったなとか、久しぶりに「やんぴこんぴ」って言葉を聞いたとか、我王銀次はなんで亡くなっちゃったんだっけ?ああ、杉浦幸だったのかとか、観たことなかった映画なのに、色々と懐かしい感慨に耽ってしまった。

https://www.dailymotion.com/video/xexa86

湘南爆走族 - 作品 - Yahoo!映画
東映 劇場用 湘南爆走族 B2ポスター | まんだらけ Mandarake


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2021年10月 3日 (日)

10/2 『俺たちに墓はない』(1979)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

澤田幸弘監督、松田優作岩城滉一竹田かほり志賀勝山谷初男出演。

https://youtu.be/9WUkZXsbwXg

Amazon.co.jp: 俺達に墓はないを観る | Prime Video

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2021年10月 2日 (土)

10/1 『あばよ ダチ公』(1974)

Amazonプライムにて。

澤田幸弘監督、松田優作加藤小夜子佐藤蛾次郎河原崎建三大門正明出演。

https://youtu.be/soCs3PUeivY

あばよダチ公 | 映画 | 日活

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2021年10月 1日 (金)

9/30 『スノーベイビー』(2019)

原題: Abominable

Netflixにて。

ジル・カルトン監督、クロエ・ベネットアルバート・ツァイ 出演。

夜の上海。少女が自宅の屋上で出会ったのは謎の生物。研究所から逃げ出したそれは実は捕獲されたイエティで、故郷のエベレストに帰りたがっていた。少女イーは2人の友だちと共に、「エベレスト」と名付けたそのイエティを返そうとするが、珍獣コレクターの大富豪に雇われた動物学者たちが後を追っていた…。

ドリームワークスと中国のパールスタジオが組んで作った米中合作CGアニメ。
近年日本ではドリームワークス作品はなかなか劇場公開されない。これもご多分に漏れず劇場公開は無しのDVDスルー。
CGアニメ自体のクオリティは流石のドリームワークスなので全く問題はない。かなり丁寧に作られた映像である。ただし米中合作なので、随所に中国に配慮したような美術が見られる。
基本的にはファミリー向けアドベンチャーなので、おおむね無難かつありげな展開なのだが、後半にちょっと変わったことが起きる。当初は自然を愛する善人の様にふるまっていた動物学者が、実は金儲けを企む悪人で、逆に悪人として出てきたはずの大富豪の珍獣コレクターが最後には改心して良い人になる。その動物学者の豹変ぶりが非常に不思議な感じ。何か大富豪を擁護しようとする中国政府の思惑が影にあるのかもしれないと、穿った勘繰りをしてしまった。中国政府ならやりかねんしね。
また、劇中の地図が映る場面で、中国の主張する海域を示す九段線が描かれていたため、東南アジア諸国では反感を買って公開中止になっていると言う、ちょっとした曰くつきの映画でもある。ドリームワークスもそんな忖度しなきゃいいのに…。

https://youtu.be/ceCEcwVuhhc

Amazon.co.jp | スノーベイビー [DVD] DVD・ブルーレイ - クロエ・ベネット, アルバート・ツァイ,  テンジング・ノルゲイ・トレイナー, エディ・イザード, サラ・ポールソン, ツァイ・チン, ジル・カルトン

 

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9/30 『処刑遊戯』(1979)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

村川透監督、松田優作りりィ青木義朗山本麟一佐藤慶出演。

開巻いきなり鳴海昌平が吊るされた状態で始まる。彼を拉致したのは実は鳴海の実力を試すためのテストであったことが判明し、ここから実際に仕事の依頼を受けることになる。そのターゲットである青木義朗は、鳴海を拉致した組織が以前に雇っていた殺し屋であった…。

前作までのコミカルな要素はすっかり排除され、ハードな殺し屋の物語へと変貌している。この作品がデビュー作となった脚本家・丸山昭一のテイストが存分に生かされている。それに応えた村川監督も仙元誠三の撮影も素晴らしいが、作品のテイストがガラッと変わってしまったため、好き嫌いが分かれる作品だ。いつもはだらしなくてテキトーな鳴海が、いざとなると凄腕の殺し屋になる、その『探偵物語』に通じるノリが好きだった人なら嫌だろうなぁ。

標的となる青木義朗には、シャープな印象はあまりない。だが、自分が狙われていると知って、モーテルで用心深く過ごしている際にはなかなか風格のあるプロフェッショナル感を出している。それでもすぐにやられてはしまうのだが。
ヒロインの直子を演じるのはりりぃ。演技自体は巧くはないけれど、独特の雰囲気とハスキーボイスが魅力的である。そのりりぃが劇中で、美味しいバーボンを教えてくれてありがとう」と語る。そのバーボンはオールドクロウ。おそらく、 松田優作がオールドクロウのファンであるという話はここがスタートなのだろう。
実際に松田優作はプライベートでもオールドクロウをよく飲んでいたと言われている。

https://youtu.be/iKywpM2Q8WA

処刑遊戯 : ポスター画像 - 映画.com

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