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2008年2月12日 (火)

1/24 『グミ・チョコレート・パイン』

テアトル新宿にて。

これはある特殊な人々にだけクリティカル・ヒットする映画。つまり80年代に中学~大学生時代を過ごし、かつ体育会系ではなく、サブカル文化系の青春を送った人々が対象だ。そんな人には嫌になるくらい、「ああ、あるよね。イヤ、ないよ、そんなこと」と、時にアハハ、時にシンミリさせてしまう映画だ。
「ああ、あるよね」は、もちろん主人公の高校生3人組の日常。自分たちには才能があると思い込みつつ、実際は部屋でゴロゴロしてレコードを聞き、GOROを見ながら悶々とマスターベーションしてるような日々。
「イヤ、ないよ、そんなこと」は、自分が好きな女の子が偶然文芸坐に映画観に来てて、その子もジョン・カーペンターのファンで、一緒に石井聡互のオールナイトに行く。でもって、自分に好意を寄せてくれる。おまけにその女の子が、憧れの“大林森監督”の映画のヒロインに選ばれる。そんなこたぁある訳ぁない。

私は高校時代、三鷹オスカーにハリーハウゼンの『シンドバッド』3本立てを観に行って、休憩時間にま緑色のメロンジュース(無果汁)を飲みながら、その日発売だった『スターログ』を読んでいたことがある。すると、前の席の見知らぬヲタク男子(当時はヲタクなんて言葉は無いのでマニア)が乗り出して、「ジョン・カーペンターっていいよね。今度の『ニューヨーク1997』の記事だけ読ませてくれない?」と話しかけられたことならありますが。実際はそんなもんですって(苦笑)。

例え同時代に青春を送ってた人でも、この映画に薄ら寒い感慨しか抱けない人も居るだろうけど、私みたいにクリティカル・ヒットしちゃう人には、そんな暗くも楽しい、悶々としつつ充実していた青春が蘇る、切ない映画でありました。

ところで、原作の題名がそうだからなんでしょうが、なんで「グミ・チョコレート・パイン」なんでしょう?「グリコ」の方が普通だと思うけど、商標の問題なの?それに“パイン”じゃなくて“パイナツプル”の方が一般的じゃない?

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» 【映画評】グミ・チョコレート・パイン [未完の映画評]
好きだった女の子の自殺に翻弄される大槻ケンヂ原作の地味に笑えるサブカル青春映画。 [続きを読む]

受信: 2008年3月14日 (金) 20時33分

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