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2007年2月23日 (金)

2/23 悩み

一周年を目前にして、最近悩んでいるのです。
ナニをって…

実は溢れかえるバックバーの入れ替えについて悩んでいるのですよ。

ゾートロープとしては、皆さんの出会う機会の少ない色んな新しいお酒、逆に今では出会えなくなってしまった懐かしいお酒を、どんどん店頭に出して行きたいんです。しかし!開店から全く動かない、開栓もしてないボトルってのが結構あるんですな。
その殆どは、大手メーカーの高級ボトルか、ブレンデッドのオールド・ボトルなのです。

当店で皆さんによく飲まれているお酒は、私がオススメしていることもあって、まず第一に「Golden Horse 秩父8年」と「シングルモルト駒ケ岳10年」。
続いて国産ラムの「ルリカケス」と「ヘリオス黒糖酒」。
ニッカの「蒸留所原酒」シリーズの若めの物。
イチローズ・モルトの比較的若めの物。
マルス・ウイスキーの「樽NO.」シリーズと「山岳」シリーズ。
サントリーの「謎」シリーズと「山崎」。
メルシャンの「VINTAGE11年」と「Peated Golden Promise1994」。
カクテルを除くと、そんな感じでしょうか?

当の本人がオススメしてる物が大半なんだから、当たり前と言えば当たり前なんですが、中々オススメしにくいボトルってのも結構有るんですよ。
それは最近のニーズとして、“ブレンデッド<ピュアモルト<シングルモルト<シングルカスク”って傾向が圧倒的に強いからなんです。また、価格的にも上記のものはショット600円~1500円位で、非常にオススメしやすい、手を出しやすいってこともあります。

で、そんな偏ったオススメをしてしまうと、全く飲まれなくなってしまうのが、大手メーカーの高級ボトルか、ブレンデッドのオールド・ボトルになってしまうのです。
その一方で、新しいシングルモルトやシングルカスクはポコポコとリリースされる----近々、イチローズ・モルトの新しいカードシリーズが4本入って来ますし、珍しいキリンの富士御殿場シングルカスクなんてのも2本入ります----ので、もうお酒で溢れかえってしまっています。さらに、まだ店頭には出していないけれど、出す機会を虎視眈々と狙っている古いお酒ってのも色々と隠し持っています(笑)。例えば、とある国産メーカーがボトリングした特級時代のスコッチ・ハイランド・モルトとか、大手メーカーの特級ピュアモルトとか、飲まれた方が「ををっ!」と喜んで頂けるような品々が…。

開店当初は約170本だった国産ウイスキーが、今では240本にもなり、ブランデーやグラッパも増え、ミードが入り、スコッチやアイリッシュ、スピリッツもリキュールもチョッピリ増えて、ああ、もうどうしていいのやら。増えてないのはバーボンとカナディアンだけ。
最初は1列しか置いてなかったカウンター上のお酒も既に3列になっちゃって、後はどこかに新しい棚を作る(どこに?)か、入れ替えをするかしか手がない!
ブレンデッドの国産オールドボトルも、当初は当店の個性だったんですが、縮小するしかないかしら…。ああ、困ったなぁ…。

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