2005.11.07

10/29 ナノ.グラム『ヴィンテージ・シーズン』

恵比寿エコー劇場でシアター・ナノ.グラムの『ヴィンテージ・シーズン』を観る。

地元の者すらあまり関心を寄せない、108年に1回の祭祈が行われる田舎の山寺。2人の住職と2人の住み込み使用人しか居ないこの寺に、2組の夫婦がやって来た。彼らの目的は祭祈なのではなく、実は彼らの子供たちが犯した罪の後始末であった…。

今回もほぼ満席の「ナノ.グラム」第15回公演。
ここ数回同様、前半は軽いノリで、後半は意外に重い展開になる構成。どうも座長の嗜好がそっちになってきているようだ。
今回は、モリチエさんの記憶が戻る前の緩~い表情から、戻った後の悪女としか言い様のない表情の変化が印象的。本当にワルそ~!(誉め言葉です)
メンバーも増え、劇団としての役柄の幅が広がっているのは良いのだが、やっぱり90分の芝居では全員を捌き切れなくなって来ている気がする。そのせいでちょっと散漫な印象になっているのも事実。夏公演を1回増やして、年3回の内、1回休みの人を作った方がいいかもね。そう簡単な話じゃないだろうけれど。

ところで、座長はもう舞台に立たないのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.30

7/30 『WE WILL ROCK YOU』

新宿コマ劇場で『WE WILL ROCK YOU』を観る。

西暦2046年、地球ではロックが禁止され、全ての楽器は破棄されていた。グローバルソフト社のCEOであるキラークイーンは世界を牛耳り、ありとあらゆるものをコントロールしたガ・ガ・ワールドを作り上げていた。そんな中、ガリレオ・フィガロは自分の頭に浮かんだ奇妙なメロディを歌い始める。ガリレオとスカラムーシュは与えられた音楽ではなく、自分たちの歌を作ろうとし、隠された伝説の楽器“ギター”を求めて旅立った…。

いやあ、実にサックリと薄っぺらな物語である。
「音楽が禁止された世界で、音楽と自由を取り戻すために戦う」----これによく似た物語って、一体どれくらいあるかな?『ロックン・ルール』とかはモロに同じだし、ほかには何があったかな~?!思い出せないけど、ホントにいっくっらでもあるよね、ドモアリガット、ミスターロボット。
だからツマランとか言っているのではない。こんなにありふれた、手垢つきまくりの物語にもかかわらず、観客が一体となって盛り上がる。凄いぞクイーン。クイーンの名曲の数々をあらためて“名曲”だったと再認識させられた。

ただ残念だったのは、ヘンな日本向けリップ・サービス。
「ロックの偉大な先人たち」として様々なロック・ミュージシャンの写真が出てくる場面があるのだけれど、そこに尾崎豊やhideの写真が混じっている。尾崎やhideが偉大な先人かどうかはさておき、少なくともクイーンのメンバーが知っているとは思えない。さらに、「この服は“コナカ”で買った」なんて台詞は要らねぇだろう。きっと海外公演用パッケージとして、シナリオに組み込まれているんだろうな。
それ以外の部分では客いじりも上手いし、ステージ両サイドのオーケストラ・ピット(バンドピットとでも言うのか?)のメンバーが突然スポットライトを浴びたり、構成もなかなか面白い。

ちなみに生まれて初めて入ったコマ劇場は、ロック仕様に改装されていて、演歌歌謡ショーをやる空間ではなくなっている。この『WE WILL ROCK YOU』の公演が終了したら、元に戻すのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.17

7/14-7/16 「Comic-Con International 2005」

さて、今回サンディエゴに来ているのは「Comic-Con International 2005」をやっているからだ。もちろん仕事で来てるんだが、いわゆる仕事部分の割合が多くないので、半分は視察である。一度は来てみたかったイベントなので、ちょっと嬉しい。

初日の朝10:00の開場時間にコンベンション・センターに到着すると、そこは人人人、デブデブデブ、タクタクタク…と猛烈に濃ゆい異空間が出来上がっている。流石は全米最大のヲタク・イベント。俺らは一般入場の4日間パスを持っているだけなので、列の長さにグッタリゲンナリしていると、要領よく某フィギュアメーカーから出展社パスをゲットしてくるM尾さん。素晴らしい!
さて、仕事があったり色々しつつのコミコンだったけれど、とりあえず仕事以外の備忘禄&感想。

●コミコンってのは、SF大会とコミケとワンフェスを足したようなイベントだな。でも“Con”って付いてるだけあって、やっぱり元々はファンのお祭り的な色合いが最も強い。それはここ数年の傾向として、エンターテインメント系の企業がドンドン流入してきて、今のカオスが出来あがったんだろう。
●日本でコスプレするのは、ある程度以下の年齢のオタクが殆どだが、アメリカ人のコスプレイヤーには、年齢も体型も関係ない。禁欲も摂生にも全く無縁な巨漢のジェダイがゾロゾロいる。
●ルーカスのブース展開の巧さに驚く。自社ブース自体はさして大きくもないのに、周りに『スター・ウォーズ』関連商品を出しているメーカーのブースをキッチリ並べることで、一大SWゾーンが出来上がっている。流石はあきんど。
●仕事の付きあいのあるM野さんの配慮で、スタン・リーの新会社POW! Entertainmentのカクテル・パーティに入れてもらう。ワオ!生スタンだぁっ!80過ぎなのに、ムチャクチャしゃっきりしてるスタンが目の前に居る。信じられん!握手してサインをしてもらうオレはすっかりただのミーハー。スタンはペンを異様なまでに斜めに傾けて使う人で、オレの渡したペンが書けないと文句を言われる。いやあ、そんなに斜めにしたら、ボールペンは書けないですよ…などと言える訳もない。
●同じM野さんにサイモン・ビズレイを紹介してもらう。と言っても、バーのカウンターですっかり出来あがって上機嫌のサイモンは、その巨体を揺らしながらグワッハッハッ!と笑ってオレのアタマをグチャグチャに撫でまわしただけだが(苦笑)。
●ピージャク版『キングコング』とタイアップの「コング本」のプロモーションでハリーハウゼンが出席したトークショーを見る。
質疑応答で、「CGが全盛の中で、アードマンやティム・バートンがストップモーションをやっている。これについて何か思うところはあるか?」との質問に対する返答の最後に「Stop motion is forever!」と応えて拍手喝采。
●その後、ダークホースのブースでハリーハウゼンのサインをもらう。至福。
●ホールを歩いていたら、ニール・アダムズ・ドットコムのブースがある。よく見たらなんと本人が!すぐさま「SAVAGE Sketch Book」を購入してサインしてもらう。ああニール、なんで貴方ほどの人のブースがガラ空きなの?!
●ニール・アダムズと違って、えらく人だかりしているブースがある。覗いてみると、マイク・ミニョーラが!時代は移り変わっているんだねぇ。
●ブライアン・フロウドとティム・バートンの中間点みたいな作風が割と好きなグリス・グリムリーのブースで限定150部の「JORDAN RAY'S MUDDY SPUD SKETCH BOOK」を購入。本人が居て、画付きのサインをしてくれる。え?こんな人なの?!
●そのブライアン・フロウドの「Goblins!: A Survival Guide and Fiasco in Four Parts」を購入。こんな本出てたんだ。知らなかった。
●額装されたアレックス・ロスのリトグラフに惹かれる。ああ、欲しい…だけど高い…から諦める。
●コミコン名物の“セレブ・サイン会コーナー”。皆、1人$20でサインを書いてくれる。もう終っちゃった有名人ばっかりなんで、高いんだか安いんだかビミョ~だが、琴線に触れる人ばっかり(笑)。
思わずサインしてもらっちゃったのは…
・マイケル・ベック&デボラ・ファン・フォルケンバーグの『ウォリアーズ』コンビ。
・『ゾンビ』のSWAT隊員ケン・フォリー。
結局サインもらわずにウロウロと前を行ったり来たりしてしまったのは…
・『マッド・マックス2』の女戦士ことヴァージニア・ヘイ。
・「ゴー!フラッシュ!ゴー!!」のサム・ジョーンズ
・唯一無二のレジー役者、『ファンタズム』のレジー・バニスター
・みんなお馴染みエルヴァイラ(でも2代目の方)。
・『ギャラクチカ』からアポロ(リチャード・ハッチ)とブーマー(ハーブ・ジェファーソンJr.)。
・『バック・ロジャース』のウィルマ中尉(中尉だっったっけ?)ことエリン・グレイ
・マーゴット・キダー、サラ・ダグラス、ジャック・オハローランの『スーパーマンII』3人組み(ロイスよりもゾッド将軍が居るべきな組合せだよな)。
・世界のSFジイサン、フォリー・アッカーマン。
・コミコンには欠かせないケヴィン・スミス。
・$20じゃなくて、本を買ったらサインするブルース・キャンベル。
サイン会をやってるのを気付かなくて、シマッタ!と悔やんだ人たち
・デヴィッド・クローネンバーグ
・『エンダーのゲーム』でお馴染みのオースン・スコット・カード
・そしてなんと!御大レイ・ブラッドベリ!

…とまぁ、仕事じゃない話を書いてたら、なんかすげぇミーハー。まぁしょうがないや。ヲタクだもん(苦笑)。
またいつか、このイベントには参加したいね。今度は完全にプライベートで。

※コミコン関係の写真を一部アップしてみた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.23

4/23 『シンプル・ケース』

恵比寿のエコー劇場で、シアター ナノ.グラムの4月公演『シンプル・ケース』を観る。

南の小さな離島に、国土交通省のモニターとして派遣された5人の女性。嫁さん候補不足に悩むこの島の若い男たちは、皆有頂天で浮き足立つ。だが、村長は何故か浮かない顔をしている。どうやらこの島には何か秘密があるらしい…。

シアター ナノ.グラムの公演もこれで14回目だそうで、なんだかんだで小屋も大きくなり、その度に札止めになってるのは大したもんだ。

さて、前作の『ハッピーエンド』から入ってきた、ちょいとヘヴィな要素が今回も用意されている。やっぱり座長の志向が、これまでよりも重い方向に向かい始めているのかもしれない。このままジワジワと方向転換を図っていくのだろうか?それとも、ちょっとした気分転換?どっちにせよ、それはそれでアリだと思うけどね。そんな重さもありつつも、基本的にはブラックなコメディって方向は変わってないから。

今回は何組かのグループ分けで、話がまとまっている。ヘンなチームワークを見せる男3人組、オカマとオカマっ気のある2人組、一癖ある女たち5人組、意味深な会話を交わす村長と園長の2人組。役者さんたちもこなれて来ているので、それぞれに魅力のある芝居をしているが、今回は「フラワー山羊園」園長を演じた愛原さんが非常に良かった。これまでと髪型が変わったこともあり、いつもとはちょっと異なる雰囲気。今まではどちらかと言うと強さが表面に出ている役が多かったが、今回のような芯の強さを内に秘めているような役の方が向いているのかもしれない。
あとは、金子さんのオカマ芝居が妙にリアルで良かったが、これはもしや“区役所通りのあの方”をじっくり観察したのかな…と(笑)。

芝居の後は、ビデオ撮影を頼まれていたH井君、その手伝いをしていたT口さんとの2人と一緒に、恵比寿駅の近くの居酒屋で一杯。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.06.12

6/12 「スター・ウォーズ サイエンス&アート展」

上野の科学博物館へ「スター・ウォーズ サイエンス&アート展」を見に行く。

来週で終了なもんでメチャ混み!ギュウギュウの客が順路一杯に溢れ全然進まない。みんな“カタツムリOL”かってくらい動かないのだ。
展示物は、別の展覧会の際に見たものもあれば、今回初めて見たものもある。だが、初めてだろうが、2回目だろうが、そんなことには関係なく、EpisodeIV~VIのものを見るのは楽しく、EpisodeI~IIのものには心ときめかない。IとIIの公開時には、自分の中のスター・ウォーズ好きの部分で、ムリして気持ちを盛り上げていたことを再認識する。とは言っても、来年のIIIもムリヤリにでも盛り上がるつもりなのは言うまでもないが。

入場料1400円はちょと高い気がするが、2000円のパンフレットは非常にコストパフォーマンスが高い。…と思ったら、94年の『ジョージ・ルーカスの大博物館 George Lucas Museum』(3900円)とレイアウトも含めて70%くらい一緒であることにカミさんが気付く。この本の『スター・ウォーズ』以外の部分、『インディ・ジョーンズ』とか『ウィロー』の部分を削って、EPI&IIに差し替えただけだ。
こりゃあヒドイ手抜きだぜ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.04.04

4/4 ナノ.グラムの『メロドラマ』

恵比寿エコー劇場で、シアター ナノ.グラム 『メロドラマ・・・!?』を観る。

病院に入院したベストセラー作家と、彼を取り巻く人間模様、そして物見高い患者たちの悲喜こもごもを描いたコメディ。

第5回公演から観させて頂いているナノ.グラムの第12回公演。前回のアルタ公演は都合が付かず、見逃したので今回は気合を入れて(笑)。
当たり前なのかもしれないが、1回ごとにどんどん完成度が上がってきている気がする。今回も面白かった。非常にこなれてるし、ちょっとしたところに細かく笑いが入ってるのは、なんか作者の座長さんに余裕が出てきたのかな?役者さんも、昔より演技に余裕が出ていていい感じだ。

ちなみにあのお辞儀は、金ちゃんが元ネタなのでは?ねぇ座長。

ついでに、初めて行ったエコー劇場も綺麗で観易い劇場で良かった。
次回の10月公演もこの劇場だそうなんで、また行かせて頂きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)