2006.03.20

3/19 『The Who's TOMMY』

新宿厚生年金会館で『TOMMY』を観る。

父親の殺人を目撃したことをきつく口止めされた少年トミーは、それがトラウマとなり三重苦=視覚・聴覚・会話を閉ざしてしまう。両親は息子を必死に直そうとするが、何をしても彼の感覚は戻らない。そしてある日、彼はピンボール台に触れたことで、天才的ピンボーラーになるが…。

言わずと知れたThe Whoのロックオペラ『TOMMY』の舞台版である。
The Whoのファンではないし、熱狂的ロック・ファンだったりもしないのだが、ロック・オペラとか、ロック・ミュージカルってのにはなんだか惹かれるのだ。変態屋ケンちゃんの撮った映画版も嫌いじゃないしね。

昨夏に観たQueenの『We Will Rock You !』もなかなか楽しかったけれど、やはり元がシッカリしている(?)のと、キャストの演技力&歌唱力が上なので、どうしたって『TOMMY』に軍配が上がる。音楽的にはQueenの方が好きなんだけどね。
物語の基本線は、映画と同じ(だと思うけれど、映画版がウロ覚えなんだよな)で、陰惨と言うか暗い話である。映画版のドラッグ映像みたいなものもないし、舞台ではピンボールの上手さもなかなか表現しにくい。だけど生でコーラスする『Pinball Wizard』はメチャメチャカッコ良く、オリジナル版も映画のエルトン・ジョン版も好きだが、それとはまた違うミュージカル・ソングとしてのカッコ良さを見せつける。

2階席には空席も結構あったり、公演として成功だったのかどうかは微妙だけれど、今日は楽日だったこともあり、リピーターのお客さん(かなり年齢層高めだ)も多くて劇場は大盛り上がり。いやぁ、観に行って良かったっス。

ところで、もらったチラシの中に気になるものを発見。
ひとつは『エドワード・シザーハンズ』のダンス・ミュージカル版。もうひとつは『TANZ DER Vampire』である。
前者は説明の必要もないだろうが、問題は後者。ポランスキーの『吸血鬼』をドイツで舞台ミュージカル化した物なのだが、オレはこのドイツ・キャストのアルバムを既に何度も聞いている。実はこれ、大好きなジム・スタインマンがやっているのだ。ただ、省エネ作曲家のスタインマンらしく、アリモノをちょっとアレンジした楽曲ばっかりではあるのだが…。これがドイツ・キャストの来日公演なら、ためらわずに行くんだけど、日本版なんだよな~。どうしよう?

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2005.07.30

7/30 『WE WILL ROCK YOU』

新宿コマ劇場で『WE WILL ROCK YOU』を観る。

西暦2046年、地球ではロックが禁止され、全ての楽器は破棄されていた。グローバルソフト社のCEOであるキラークイーンは世界を牛耳り、ありとあらゆるものをコントロールしたガ・ガ・ワールドを作り上げていた。そんな中、ガリレオ・フィガロは自分の頭に浮かんだ奇妙なメロディを歌い始める。ガリレオとスカラムーシュは与えられた音楽ではなく、自分たちの歌を作ろうとし、隠された伝説の楽器“ギター”を求めて旅立った…。

いやあ、実にサックリと薄っぺらな物語である。
「音楽が禁止された世界で、音楽と自由を取り戻すために戦う」----これによく似た物語って、一体どれくらいあるかな?『ロックン・ルール』とかはモロに同じだし、ほかには何があったかな~?!思い出せないけど、ホントにいっくっらでもあるよね、ドモアリガット、ミスターロボット。
だからツマランとか言っているのではない。こんなにありふれた、手垢つきまくりの物語にもかかわらず、観客が一体となって盛り上がる。凄いぞクイーン。クイーンの名曲の数々をあらためて“名曲”だったと再認識させられた。

ただ残念だったのは、ヘンな日本向けリップ・サービス。
「ロックの偉大な先人たち」として様々なロック・ミュージシャンの写真が出てくる場面があるのだけれど、そこに尾崎豊やhideの写真が混じっている。尾崎やhideが偉大な先人かどうかはさておき、少なくともクイーンのメンバーが知っているとは思えない。さらに、「この服は“コナカ”で買った」なんて台詞は要らねぇだろう。きっと海外公演用パッケージとして、シナリオに組み込まれているんだろうな。
それ以外の部分では客いじりも上手いし、ステージ両サイドのオーケストラ・ピット(バンドピットとでも言うのか?)のメンバーが突然スポットライトを浴びたり、構成もなかなか面白い。

ちなみに生まれて初めて入ったコマ劇場は、ロック仕様に改装されていて、演歌歌謡ショーをやる空間ではなくなっている。この『WE WILL ROCK YOU』の公演が終了したら、元に戻すのかな?

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2005.03.30

3/30 『新星堂歌謡カーニバル』

銀座ヤマハホールで行われた小林旭50周年記念の一環のイベント、『新星堂歌謡カーニバル』に行く。これは新星堂で小林旭のDVDかCDを買うと抽選で行けるイベントで、映画上映と小林旭本人のトークショー&ミニ・ライブ付きの豪勢なイベントなのだ。

ホールに着くと、そこはもうジサマ&バサマの群れ。ざっと見た感じでは、皆青春時代にリアルタイムでアキラのファンだった年齢層のお客さんばかり。多分オレは、今日の観客の中で下から数えて10番目以内に入るくらい若い客だろう。こんだけ年配の客をイベントに集められる集客力は、流石“唄う大スタア”。でも、なんかオレは浮いちゃってて気恥ずかしくもある。


第一部 『夢が一杯暴れん坊』
清水次郎(小林旭)の「レストラン・ジロー」の向かいでは、小洒落たフランス料理レストラン「銀座貴族」の建設が急ピッチで進められていた。銀座若旦那会では、仁義を欠いた「銀座貴族」のやり方に猛反発。だが次郎は、「銀座に見合った店しか生き残れない」と、意にも介さない。そして次郎は、レストランを100円均一のカレーハウス・ジローにリニューアル。これが大当たりし、連日連夜の大盛況。オープンしたばかりの銀座貴族は、閑古鳥が鳴いている。出資者のアラフラ国のバンコ(井上昭文)も難波田支配人(高城淳一)の経営力の無さに激怒。難波田は銀座のヤクザ、突風クラブと手を組み、次郎の父と寿司屋の鉄夫の父(桂小金治)を罠に嵌めるが…。

62年製作の松尾昭典監督作品。
素直に面白いコメディ。他のアキラ映画よりもアクション色が薄い上に、同じ銀座を舞台にした『銀座旋風児』などと違って、近所の洋食屋の兄ちゃんみたいで、スカシっぷりも薄い。それにアキラは、何か過去がありつつも奇妙に明るい役どころが多いのに、今回は丸っきり陰が無い。ルリ子ちゃんもいつもの役柄よりもおキャンな感じだし、郷えい治もヤクザ役でアキラの敵役とは言っても、アメリカ帰りの2代目で、曲がったことが嫌いな性分に描かれているので、全体的にのほほんとした明るいトーンである。もしかしたらこの映画は、“日活版若大将”みたいなものを目指したのではないだろうか?そうは言っても美術や雰囲気は毎度の日活調。この微妙なアンバランスさ加減が、ある意味この映画の魅力なのかもしれない。

脇役で一番笑ったのは、「ワァタシィ、カレー、ダァイスキデェス!」な謎の外国人バンコを演じる井上昭文。そう、『レインボーマン』のダイバ・ダッタを演じた人である。藤村有弘の定番は中国人だが、井上昭文の定番はインド&パキスタン系ってことなんだろうか?

冒頭、「銀座貴族」が銀座上空からセスナで、宣伝ビラをばら撒く場面から始まるのだが、オレの年代だと、実際にビラを拾った記憶はない。だけれど、他のお客さんたちはちょっと違う。スクリーンに映った銀座の風景や風物、風俗に、いちいち「ああ…」とか「ほう…」とか、「懐かしいわねぇ」とざわめきが起こる。気恥ずかしいとは思いつつ、こんな年代のお客さんたちと古い映画を観るのも、たまには面白いかもしれない。


第二部 トークショー&歌謡ショー
休憩を挟んで、いよいよ“生アキラ”のトークショー。
進行は、「小林旭銀幕研究会」でも司会をしていた浦山珠夫こと佐藤利明氏。
話は当時の現場の話や共演者、そしていつの間にか戦時中の話へと流れていく。司会進行の佐藤氏の質問への答はサラリと話して、質問とはほとんど関係ない、自分が話したいことを話していく。進行は実にやり辛そうではあるけれど、観客へのサービス精神は非常に溢れていて、話自体は非常に面白い。日本人が戦争を語る時、殆どの場合はツラくオモい話になる。だが、こんなにもアッケラカンと楽しそうに、少年時代を過ごした戦時中を語る日本人は珍しい。アキラの演じた数々のキャラクターが、いつも奇妙な明るさを持っているのは、この本人の明るさ故なんだなぁとシミジミ思う。

トークが終わると、〆は歌謡ショー。
『自動車ショー歌』と50周年記念曲『翔歌』をカラオケで熱唱するアキラ。かーっ!いいねぇ。テレ東のナツメロ番組とかで唄っているのは見たことあるけれど、やっぱり生は違う。一度でいいから、アキラが生で唄う『赤いトラクター』を聴いてみてぇ!マジで、一度リサイタルだかディナーショーに行ってみようかと考えちゃうね。

結局、第二部は45分ほどで終了。
いやぁ、時間が無いところをムリして来て良かった。

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2004.07.07

7/7 荻窪「Rooster」

カミさんに誘われ、カミさんの友人たちと一緒に、荻窪のライブハウス「Rooster」に行く。

誰のライブ?と聞くと、邦楽とか日本の芸能人に恐ろしいほど疎いカミさんが、
「えーと…、昔チャーと一緒にやってた人」
「? JOHNNY,LOUIS & CHAR?」

バタバタしていたので、よく分からないまま「ま、いっか」と時間に店に行ったら、リューベンですよ、リューベン!
リューベン&カンパニーをやってた辻野リューベンが、「リューベン&ハッピー・カメレオン・バンド」ってバンドをやっているんですよ。
昔、うちのアネキがCHARのファンだったんで、猛烈に懐かしい!

Vo.のダイナマイト・ミキさんがMCで、「こう見えてもウチのリーダーは昔ロック・アイドルですからね」などと笑いを取ってたけど、現在の「リューベン&ハッピー・カメレオン・バンド」は、JAZZっぽかったりロックぽかったりしつつ、笠置シズ子まで演る、非常に楽しいバンドでした。

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2004.04.10

4/10 『GOSPEL TOKYO』

「GOSPEL TOKYO」のチャリティ・コンサートで、中野ZEROホールに行く。

初めて行ったときは、指揮をしている淡野先生が観客よりも、唄っているメンバーに気を使っている印象があったが、最近はメンバーも慣れたのかそんな印象もなくなり、安心して観ていられるコンサートになっている。お客さんもみっちり入ってて良かったんじゃないでしょうか。

MCでも言ってたけれど、日本でゴスペルと言うと必ず『天使にラブソングを』ってことになる。嫌いじゃないけれど、どうしてみんな、そんなにあの映画好きなんだろう?ウーピーだったら『危険な天使』の方が全然好きなんだが…。あ、ゴスペルとは関係ないけどね。

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2004.02.26

2/26 チャクラで喜納昌吉

沖縄2日目の今日は観光デーであっちこっちを行き当たりバッタリにウロウロ。

観光

●首里城
¥2000円札にもなっている守礼門が有名な観光地。ほとんどのものが大戦で破壊されてて、ここ20年以内の復元(または再現)ばかりだとは思わなかった。

●水中鑑賞船ORCA
那覇港から出ている観光船。出港15分くらいでポイントに着き、ガラス張り最下層から水中を見る。
「今日は水の透明度が低いですけどいいですか?」
と言われて、それは承諾して乗ったので文句はない。だけど、数年前のエルニーニョの影響で、サンゴが壊滅状態だなんて聞いてないよ!魚はそれなりに見えたけど、サンゴはほとんど死んでいてがっかり。これで¥3000は高いよ。

●那覇市伝統工芸館
ヘンに時間が空いたので、時間つぶしに行ってみたが、これが予想通り地味。陶器、ガラス器、漆器、染物などが展示されているのだが、客は限りなく0に近い。ビデオを見ながら睡魔に襲われる。


食い物

●首里 「首里そば」
首里城近くの沖縄そば人気店。メインの手打ちそばメニューは、大・中・小から選ぶだけ。
そばの「中」とジューシー(沖縄風かやく飯)を喰う。美味いとは思うけど、そこまで人気になるほどかって言うと、それほどではないのでは…?

●サンライズなは通り 「jef」
昨日喰わなかった「軟骨ソーキバーガー」を喰う。
これは思わぬヒット。ボリュームたっぷりで甘辛い味付けのソーキと、マヨネーズっぽいソースがマッチして、“変わりバーガー”としてはかなり美味い。これだったら沖縄ローカルぢゃなくって、全国発売でもイケるんじゃないのか?

●国際通り/見栄橋 「うちなーステーキ村」
エイサーの格好をした店員が、多少のパフォーマンス(コショー入れを放り投げたりする、ベニハナ風のアレをちょっと地味にした感じ)を交えながら調理してくれる鉄板焼ステーキ屋。沖縄ではこの手のパフォーマンス系ステーキ屋が流行ってる様子。味はそれなりで、値段を考えれば文句はない。
パパイヤとコンニャクの炒めや、紫イモなど、つけあわせが沖縄風。

●ライブハウス もーあしびチャクラ
「ハイサイおじさん」や「花」で有名な喜納昌吉がベースにしているライブハウス。
特に喜納昌吉のファンって訳ではないが、折角沖縄に来たんだからと行ってみたが、本人は久し振りにこの店に帰って来たところなんだそうで、とてもラッキーかもしれない。
ライブは20:00スタートで、「空手古武道」の演舞、「喜納昌永民謡グループ」による沖縄民謡、もう一度「空手古武道」の演舞(出し物は違う)、そして「喜納昌吉&チャンプルーズ」と、盛り沢山かつサービス精神旺盛なライブ。
この構成、そして喜納昌吉のファン層の広さ(まぁ、オレみたいに折角だからって人も多いだろうが)ゆえに、20代から60代までのカップルやグループ、地元の人間から東京モン、外国人まで客層もテンデンバラバラ。
「空手古武道」は、最初アナウンスがあった時は「なんだそりゃ?」と思ったけれど、マイク真木風の師匠がカッコ良く、なかなか迫力があって良かった。
「喜納昌永 民謡グループ」は、その名の通り喜納昌吉の父ちゃんの民謡グループである。だが、昌永父ちゃんは今日はお休みだそうで3人だけ。民謡はよく分からないが、“サンバ”と呼ばれるカスタネット風楽器の叩き方が妙にイカス。
メインの「喜納昌吉&チャンプルーズ」のライブは、想像以上にガツンと迫る!
ステージと客席が近いこともあって“唄う長州力”(ファンの皆さん、スイマセン。でも、なんか似てるんです)の唾がかかるほどの勢い。「エレキ三線」は、津軽じょんがらとベンチャーズを足しっぱなしにしたようななんとも言えない迫力。
また、ホームベースにしている店だってこともあって、店員さんも“あうんの呼吸”で、無理やりにでも観客を一緒に踊らさせる。で、最初は照れてイヤがってたお客さんも、なんでもイイヤっ!って感じで、ヤケになって踊り出し、それにつられて他のお客さんも踊り出すって寸法だ。
折角だからってことで来た訳だが、これはこれで良かったな。
ところで、チャンプルーズのコーラスの2人のお姉サマ方が、ウィレム・デフォーと甲賀幻妖斎に似てると思うのはオレだけか?(再び、ファンの人スイマセン)

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2004.01.19

1/19 『アニメタルマラソンV』

『アニメタルマラソン V』を購入。

もうそろそろ、オレの年代の元ネタぢゃあないだろうと思ってたのだが、これが燃える。
オレは宙明&菊池(伊福部、宮内、冬木ってのもあるが)な人間だと思ってたのに、色んな物がDNAに刷り込まれてるね(苦笑)。
最初の15曲はどうでもいいが、16曲目の「ザ・チャンバラ」(『まんが水戸黄門』のテーマ。これも年齢とズレてるって?いいの。これは好きな曲だから)以降、『バトルフィーバーJ』に始まる戦隊メドレー、待ってましたの『バロン』シリーズ3作、『BD7』『戦え!ドラゴン』『円盤戦争バンキッド』とマイナー3本、本山本正之のタイムボカンシリーズと来ちゃあ、どうあっても燃えちゃうよね。でも『マッハバロン』は原曲のまんまのほうがロックぽかったような…。
次の『VI』があるのかどうかは知らないけれど、もしもあったとしたらいよいよオレの知らない世界へ突入なんだろうなぁ。

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