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2006.04.18

4/17 『ナイト・ウォッチ/NOCHINOI DOZOR』

新宿アカデミーで『ナイト・ウォッチ/NOCHINOI DOZOR』を観る。

この世界には、人間と全く変わらない姿をした“異種”が存在している。異種は、光の勢力と闇の勢力に別れ闘いを繰り広げていたが、現在は休戦協定が結ばれていた。そして、それぞれの勢力には、相手を監視する「ナイト・ウォッチ」と「デイ・ウォッチ」が居り、危うい均衡が保たれていた。だが、その均衡を脅かすものが現れようとしていた……。

“ロシア版マトリックス”との触れ込みの一部で話題のロシア映画。
良くも悪くも「ロシアでこんな映画作るようになったんだ!」と驚かされる。ロシア映画ってぇとオレには、エイゼンシュテインでタルコフスキーで『戦争と平和』『妖婆 死棺の呪い』『雪の女王』…みたいな印象しかない。それが今どきのハリウッドSFアクション映画みたいなのを作るとは思いも寄らなかった。
まぁ、インド映画がサタジット・レイ監督作みたいなのしかないかと思ってたら、『踊るマハラジャ』みたいなのが主流だったり、韓国映画がイム・グォンテク監督作みたいなのばっかりかと思ってたら、エンタテインメントの方が主流だったりと、紹介される作品の偏りが有り過ぎて思い込んじゃってたってぇのが正直なところだ。

物語的には、至極手垢の付いたプロット----遠い過去から未来まで、人類の知らないところで光と闇の軍勢が戦っている---である。こんなん、小説でも映画でもいっくらでもやっている。ただし、ちょっと新機軸なのが、そのどちら側に付くかを自分で選択出来るところ。こーゆーのは大抵の場合、運命で定まってたとか、生まれながらにどっちに付くかが決まってる場合が多い。この新機軸部分が、物語展開に大きく関わってくる。
『マトリックス』よろしく、最初から3部作の予定で製作されているそうで、決着もはっきりとは着いていないから、今はストーリー的な判断は出来かねるけれど、『マトリックス』1作目のような興奮はない。

映像的には、確かに“ロシア版『マトリックス』”と宣伝するのも頷ける。
冒頭のタイムスライス風戦闘シーンや、デジタル処理併用のカメラワークなど、トリッキーな映像が多い。でも、凄くオリジナリティ溢れる物になっているかと言うと、意外とどこかで観た映像の応用編だったりする。ウォシャウスキー兄弟の影響よりもデヴィッド・フィンチャーの影響の方が強いんじゃないかしらん?
闇のリーダー・ザヴロンがプレイしている、格闘ゲームの映像のなんとも言えないショボ&ウソ臭い感じは狙いなのか?

とりあえず、3部作を全部観てみようと言う気にはなったから、映画としてはそこそこ面白いんだろう。(…と、消極的な肯定)

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