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2005.11.05

9/9 京都旅行1日目(江井ヶ島酒造)

羽田空港の中を歩いていて驚ぇた。新宿の洋食屋、あのロールキャベツシチューでお馴染みのアカシアがある!こんなところに支店を出すようなお店になったんだね。

閑話休題。

さて、10:00着のANAに乗って伊丹空港へ。
いきなりタイトルに偽りアリだが、そのまんま明石まで直行する。

明石駅近くの魚の棚商店街(うぉんたなと読むんだそうだ)をブラブラとしていると、鮮魚店や乾物屋が軒を並べている。ウネウネと動く活蛸と平たくビロ~ンと伸ばされた干蛸。うごめく渡り蟹に泳ぐ車子。ピカピカ輝く太刀魚に甘い香りで誘う穴子蒲焼き…。か~っ!美味そうぢゃあねぇかい。
そんな中、鮨屋「尺八」のメニューが目に入る。
“明石にぎり”。
蛸と鯛と穴子の握りが二貫ずつに、蛸の卵の吸い物付きで1550円。こりゃあ良さそうだと思って昼飯にしたのだが……失敗。地物なんだろうからネタは悪くないんだと思う。だけどシャリがベチャベチャに柔らかいのだ。鮨なのに、ヒョイッパクッ!と食うんぢゃなくて、なんだかモッサリ、ニッチャリした感じなのだ。おまけに期待していた蛸は生ぢゃあなくって、茹で蛸に甘いツメが塗られている。折角こんなに新鮮な食材が手に入る場所なのにぃ…。

とりあえず腹もくちくなったところで、明石から山陽電車に乗り、“西灘”とも呼ばれる西江井ヶ島へ。
今回の旅行の1つ目の目的地、江井ヶ島酒造である。
江井ヶ島酒造は、大分工場では麦焼酎「大和魂」、山梨工場では「シャルマン・ワイン」と「シャルマン・ブランデー」、そしてここ本社では、有名な清酒「神鷹」や「日本魂」、そして地ウイスキー「ホワイト・オーク」を作っているのだ。ここは、清酒では知られたメーカーではあるが、ウイスキーはあまり知られていない。そのウイスキー蒸留所を見せてもおらうってぇのが主旨だ。
「見学は10名以上から」とHPに書いてあったのに、無理言ってカミさんと2人で見せて欲しいと“駄々メール”を出したところ、快諾して頂けたのだな。
いざ工場に着いてみると、その蔵の巨大さ、敷地の広さに驚かされる。古めかしく威厳と迫力のある蔵が全部で7つ。そこに混じって、洋風の建物が1つこれが本社である。事前予約した者である旨を伝えると、メールのやり取りをしたK井さんがにこやかに現れた。夏休みも終り、今日の見学客は多分俺らだけなのに、ホント申し訳ありません。
まず最初に大会議室で、江井ヶ島酒造の歴史と沿革の16mm映画(!)を見せて頂く。今時はビデオ撮影でプロジェクターってのが普通だろうが、なんと16mmですよ。スゴイ!感動!いよっ!老舗だねっ!実際、老舗・名門ならではの凝った映画で、空撮ショットあり、レールを使ったトラック・ショットありの本格派。蔵の窓から見える瀬戸内海を逆光で捉えた風景カットが素晴らしい。80年代に製作されたものとのことだが、その企業映画らしからぬ風格に圧倒される。ネガが取ってあるのかどうかは知らないけれど、このプリントは大事に取っておいて、テレシネしてビデオ・プロジェクター上映にすれば良いのに…と、余計な心配をしてしまった。
映画が終って、日本酒の製造工程を見せて頂く。立派な酒蔵はガランとして活気がない。そう、悔しいことに今は作っていない時期なのだ。ああ、杜氏さんが来て、ガンガン酒を作ってるところが見たかったなぁ。ちなみにここには丹波杜氏が来ているんだそうだ。ただ、どこの酒造メーカーも同じで、杜氏さんの高齢化が問題で、現在若手がその後を継ぐべく修行中とのこと。ガンバレ!
さて、ウイスキーの方も日本酒同様、現在はシーズンオフ。5~7月頃が酒作りの季節だそうだ。
大麦麦芽は英国から輸入し、こぶりなマッシュタンで醗酵され、ストレートヘッド型の初留用と再留用の2つのポットスチルで蒸留される。グレーンには自家蒸留のグレーン・アルコールを使っているそうである。樽はもちろんホワイトオーク。最近はウイスキーの売れ行きが悪く、生産量も抑えているそうで、空いてしまった樽にはとりあえず大分工場の焼酎をいれているそうな。するってぇと、数年後にはウイスキー樽で熟成された焼酎が出来るってこと?
老舗の酒蔵としては、あくまで日本酒が主力だってことは分かるけれど、これほどの設備と規模の酒蔵なら、ウイスキーを売るためにもっといろんな事が出来る可能性があるんじゃないだろうか?自家蒸留のシングルモルトやシングルカスク、さらにはシェリー樽・バーボン樽ならぬ、麦焼酎樽熟成モルト(美味しいのかな?)だって作れる。山梨工場のシャルマンワインやシャルマンブランデーと連動させて、もっと野心的な商品だって作れそうである。
元々江井ヶ島酒造は、日本で初めて一升瓶に酒を詰めて売った酒蔵だそうだし、壽屋ことサントリーの“赤玉”の向うを張って、“白玉ポートワイン”や“白玉ウイスキー”を作った会社だ。「神鷹」の伝統を守ることも大切だけど、もっと欲を出せば良いのに。もったいねぇ…。
試飲コーナーで、「大吟醸 神鷹」、「大和魂 三年熟成」、「ホワイトオーク・クラウン」、「レッド」、「シャルマンブランデーXO」を頂きながら、そんな素人のザレ言もK井さんはニッコリ笑って聞いていてくれた。スイマセン、ありがとうございました。

玉子焼----明石焼を食べに、明石に戻る。明石まで来て、コレを食わずにゃあ帰れねえ。
街でもらった「明石玉子焼マップ」を見て、なんとなく惹かれた「お好み焼き道場」へ入る。一人前550円の玉子焼は、東京の物よりもでっかくて、中はフワフワ。そして出汁にもシッカリと味が付いている。ウマイ!
別な店でもう一人前食おうかとも思ったけれど、どう考えても食い過ぎなので諦めた。

京都のホテルで一休みした後、予約を入れた木屋町の豆腐料理「豆水楼」へ。今回で4度目になるけれど、オレはこの店の豆腐が好きだ。本当は川床で食べたかったんだけど満員とのこと。でも、俺らがメシ食ってる最中に猛烈に雨が降り、川床の客が一斉に店内に非難してきた。川床が一杯でラッキーだったってぇことかな。
夏場なので豆腐はおぼろ豆腐の冷奴。相変わらずふんわりと美味でおますなぁ。

ホテルに戻る前にバーでも覗いていこうと、木屋町の外れにある「K6」へ。
広くゆったりとした作りの店で、コーナーカウンターに案内される。バーテンダー前のカウンターが良かったんだが、生憎と一杯のようだ。
モルトが揃っている店と聞いて来たのだが、東京のモルトバーの異常な品揃えを知っているので、驚くほどではない(どこかに隠してあるのかもしれないが)。それよりも、肴の方が驚きだ。自家製燻製、揚げたてポテトチップス、ハギスにビフカツと実にバラエティに富んでるじゃあないの。「豆水楼」でたらふく豆腐を食っちまってるので、種類を食えないのが口惜しい。
時間が経つほどにどんどんお客さんが増えていくので、この辺りでは有名なお店なのだろう。

先斗町の「Saint James Club 本店」へとハシゴ。
京町屋を改造した流行の和風デザインのお店で、カウンター8席、テーブル8席くらいのこじんまりと落ちつく店である。面白いのは出窓を利用したバックバーで、その前に障子がはまっている。照明が入っているので酒瓶のシルエットは障子に映るのだけれども、実際の酒瓶自体は注文をするまで見えないのだ。酒瓶が見えないのは良し悪しだが、この店では雰囲気に合ってお洒落な空間になっている。
サイドカーは悪くなかったけど、ジンフィズはシェイクせずステアだけで今ひとつ。
後ろのテーブル席の男性客が連れの女性客に大声でヲタ・トークを展開。それなりには詳しいのに、微妙に間違いが多くてちょっとイライラ。『スペクトルマン』は最初は『宇宙猿人ゴリ』で途中で番組名が変わった、とか、『ウルトラQ』で狂人を題材にして放送禁止のエピソードがある、とか…。ま、これは店のせいではないけどもね。

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