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2005.08.05

8/5 『アイランド』

丸の内ルーブルで『アイランド』を観る。

大気汚染によって屋外で住めなくなった近未来。全てが管理された空間で快適に暮らすリンカーン・2・エコー(ユアン・マクレガー)たちの夢は、地上で唯一汚染されていない楽園“アイランド”へ移住する抽選に当たることだった。だが、リンカーンは何故か日々悪夢を見るようになる。そして彼は、汚染されたはずの外界から換気口を通って入ってきた蛾を見て、疑念を抱くようになる…。

映画は冒頭、一瞬だけ『THX1138』風に始まるんだが、何故かあっという間にストイックさに欠ける展開になってしまう。(マイケル・ベイにストイックさを求めても仕方がないが…)
で、その後はどこかで見たような内容と映像ばかり。
クローンが沢山並んだ部屋は『マトリックス』と『コーマ』を足したようなイメージだし、管理都市の中で走る場面は『ソイレント・グリーン』を思わせるし、全般的に『シックス・デイ』にもよく似てる。外界に出てからの見せ場はカーチェイスになっちゃって、てんでSFでもなんでもない。半重力だか、リニアモーターだかで走る列車とか、空中をブイブイ走るエアバイクとかはSFガジェットとして悪くないけど、それ以外の街並みも自動車も、現在のものばかり。時代設定はいつなんだろうね、この映画?

全世界大コケの肩透かし超大作。今回ばかりはマイケル・ベイも大失敗。いや、作品的にはいつも大失敗だけど、興行的には強い監督だったのにねぇ。
ま、この内容じゃあ仕方がない。最大の謎であるはずの、“主人公たちがクローンだった”ってことは、既に宣伝で言ってしまっているから全くサプライズがないしな。

ところで、この映画の時代設定が西暦2019年になっていることに意味はあるのか?2019年と言えば、『ブレードランナー』と同じ年。もしかしたらレプリカントが自我を持つのとクローンが自分の存在意味に気付くのを引っ掛けてるのかもしれない。もしそうだとしても、マイケル・ベイにそんなトンチの効いたことが出来る訳はないので、きっと脚本家がやってるんだろう。
大体、マイケル・ベイがSF撮るってこと自体、ムリなんだよな。え、『アルマゲドン』?
いやぁ、アレは宇宙ガテン映画であってSFじゃないでしょ。

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