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2005.07.03

7/3 『バットマン ビギンズ』

新宿ピカデリー1で『バットマン ビギンズ』を観る。

大富豪の一人息子ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、少年時代に両親を目の前で殺されてしまった。数十年経ってもそのトラウマは消えず、犯罪を犯したりしながら世界を放浪していた。ある日彼は、刑務所の中でデュカード(リーアム・ニーソン)と出会い、チベットでラーズ・アル・グール(渡辺謙)率いる“影の同盟”へと誘われることになるが…。

これは意外にいいじゃない。ティム・バートン版----特に『バットマン・リターンズ』には及ばないが、ジョエル・シューマカー版なんぞより1000倍は面白い。

バートン版では、過去とも未来ともつかないようなゴシック調のダークな世界に狂った人たちを配した、内省的でマッドな雰囲気のダーク・ファンタジーであった。だが今回は、現実の先にありそうな暗い世界を舞台に、思い詰め易いけれど狂ってはいない人たちを配した近未来SFになっている。どちらもフランク・ミラーの『ダーク・ナイト・リターン』をベースにしながら、方向性がまったく違うのが面白い。
先日のE3でバットモービルの現物展示を見て、「意外とカッコイイじゃん!バットモービルだと思わずに、別なSF映画のビークルだと思えば」と思ったのもあながち間違いではなく、これは『バットマン』と名前は付いているものの、これまで映像化されたものとは世界を異にする別なSF映画なのである。

そんな新しい世界で、新シリーズを始めるために、驚くような豪華キャストが配されている。主役のクリスチャン・ベイルはそれほどビッグだとは思わんが、脇の固め方が凄い。 アルフレッドにマイケル・ケイン、戦いの師匠デュカードにリーアム・ニーソン、武器製造担当がモーガン・フリーマン、お馴染みゴードン警部にゲイリー・オールドマン、ウェイン社社長にルトガー・ハウアーと、なんだかよくわからんが豪勢なことになっている。中でも出色はマイケル・ケインのアルフレッド。ヨロヨロのジイ様が飄々とバットマンを助けるのではなく、はなっからスマートなマイケル・ケインがバットマンを助けるのは意外性があって良かった。
え?話題の渡辺謙はどうしたのかって?いやぁ、ラーズ・アル・グールは出番少ないし、結局は“○○者”だったってことでしょ? 別に大した役じゃないんでガッカリ。この役ってケリー・ヒロユキ・タガワが演った方が向いてると思うなぁ。

とまぁ、全体としては面白かったんだけど、最大の不満は格闘アクション・シーンである。元から暗い映像なところに持ってきて、被写体に寄り過ぎで、かつカット割が細かいので、一体全体何をやっているのか分からないシーンが多過ぎる。「誰かが誰かを殴ったな」とか思ってると、いつの間にか決着が着いてしまう。この辺りはきちんとアクション演出できる人がサポートしないと、クリストファー・ノーランだけではしんどかったんでないの?

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