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2005.07.27

7/27 『酒場の奇人たち~女性バーテンダー奮闘記』読了

『酒場の奇人たち~女性バーテンダー奮闘記』(タイ・ウェンゼル著/文春文庫刊)読了。

ファッション誌「コスモポリタン」の編集者を経て、N.Y.のバー「マリオンズ」のバーテンダーになったトルコ出身の著者による、酒場にまつわるエッセイ。

イスラムの女性が酒を呑むってだけでも十分に驚きである。それが酒場でバーテンダーなんぞしていて良いのだろうか?きっと家族もお怒りだったでしょう。

さて、そんなことはともかく、バーに現れるヘンな人や困った人、出来事を綴ったエッセイである。ここでいうバーは、日本人の想像するバーとはちょっと違う。日本でバーと言うと、カウンターのほかにテーブル席が数席程度の小さめのオーセンティック・バーや、ホテルのバーなどの静かな空間の印象が強い。だが、著者が働いていたマリオンズは、古い歴史を持つ由緒正しいバーではあるけれど、もっと賑やかな空間のようだ。よく映画に出てくるようなアメリカのバーをイメージすればいいんだろう。
有名人やギョーカイ人は引きも切らずに訪れ、夏になれば“カヒキ・ラウンジ”なるハワイアン・イベントが開催されたりもする。トイレでセックスしちゃう客も来れば、ゲロ吐く客もおしっこ漏らしちゃう客も、もちろん、好色オヤジもアル中もヤク中もやって来る。それらが面白おかしく紹介される。バーテンダーって面白くって、エキサイティングで、その上すっげぇ大変な仕事だなぁと思う。

基本的には最後まで面白く読めるんだけれど、訳者あとがきにもあるように“チップ”の話題が多過ぎるのが玉にキズ。日本とじゃ雇用形態が違うし、チップがなきゃ喰っていけない世界なのは分かるけど、エッセイでそこまで言わなくっていいよねぇ。

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