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2005.07.23

7/23 『新座頭市物語 折れた杖』

米版DVDで『新座頭市物語 折れた杖』を観る。

事故で命を落とした老婆から形見の三味線を預かった市は、老婆の娘である錦木(太地喜和子)を訪ねて銚子の女郎屋“扇屋"へやって来た。市は錦木を身請けする金を稼ぐために賭場へ行くが、そこで貸元の鍵屋万五郎(小池朝雄)が漁師たちから金を巻き上げていることを知った…。

勝新太郎自らメガホンを取った1972年の第24作。
物語の印象はテンデンバラバラ。メインは市と錦木の話なんだが、要らぬ横道にばかり逸れていて、なんだか猛烈に散漫なのだ。吉沢京子と弟のエピソードとか、大滝秀治のエピソードなんて、別になくっても全然構わない展開なのに、不思議なほどウェイトが置かれている。だから本筋を見失いがちな映画なのに、なぜかつまらなくい映画ではない。

冒頭の婆さんが死ぬ場面の短いカットの積み重ねに、まるでホラー映画のショック・シーンのようなイヤなインパクトがある。勝新は意外と映像派の人だったのかな?
そして白眉はクライマックスの殺陣の緊張感である。流石に24本もやっているだけあって、勝新には自分の理想とする座頭市像があったのだろう。手を潰された市が雨の中で切り結ぶチャンバラの迫力は大したものだ。

太地喜和子の不思議な存在感と色気はいつもの如し。ところでこの人の死因って結局解明されたんだったっけ?

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