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2005.06.06

6/6 『Ray Harryhausen The Early Years Collection』 (Disc1)

DVDでRay Harryhausen The Early Years CollectionDisc1を観る。

内容はタイトル通りで、初期ったってホントに初期も初期の作品ばかりを集めている。
『マザーグース物語』は、「Little Miss Muffet」、「Old Mother Hubbard」、「The Queen Of Hearts」、「Humpty Dumpty」の5本。
『おとぎ話』は、「Little Red Riding Hood」、「Hansel & Gretel」、「Rapunzel」、「King Midas」、「The Tortoise & The Hare」の5本。
19461953年までに作られた合計10本の短編が収録されている。

ハリーハウゼンはこれらの短編を作る前に、ジョージ・パルのスタジオで仕事をしている。名作『Tulips Shall Grow』ではチーフ・アニメーターを担当していた。だが、リプレイスメント・アニメ方式の“パペトゥーン”が性に合わず、ジョージ・パルのスタジオを去ったのだ。
でもね、これを観てつくづく思ったよ。この人はおとぎ話なんか作るよりも、モンスターとかクリーチャーを作る道に方向転換して良かったと。“ジャスパー”に代表されるパペトゥーンの人形たちは、どれも愛嬌があって可愛いのだが、このDVDに収録されてる短編映画に出てくるキャラクターは、どれもこれも可愛くない-----と言うよりもむしろ怖いんだもん。『シンドバッド』『アルゴ探検隊』のモンスターたちはあんなに魅力的なのに、人間キャラクターがこんなに苦手な人だとは思いも寄らなかった。その証拠に、「The Tortoise & The Hare」に登場するカメのキャラは随分とまとも。やっぱり爬虫類系だからなのかな?

さて、この「The Tortoise & The Hare」のみメイキングが付いている。1953年の短編映画にメイキングとはどういうことだろう、と思ったら、なんと1953年に3分だけ作ったところで中断(『水爆と深海の怪物』の仕事が入ったからだそうだ)したままになっていたフィルムを観たマーク・キャバレロとシームス・ウォルシュ----2人のヲタク・アニメーターが、「是非俺らに完成させてくれろ」とハリーハウゼンに手紙を送り、2002年に完成させたものだと言うのだ。この完成品のオリジナル部分と新撮部分とが全く違和感がなくてビックリ。オリジナル部分はレストアして綺麗に、新撮部分は古っぽく加工して、トーンを合わせている。それだけでも大したものだが、新撮部分の人形や背景セットにも全く違和感がない。実は人形は、当時の人形を保管していた(!)ハリーハウゼンから借り受けて修復したもの。そして背景は、昔のフィルムを参考に細部に至るまで再現したんだそうだ。愛があるねぇ。

映画の内容自体は、所謂「うさぎとカメ」なので新鮮味はないけれど、それでもここまで手を掛けて作られてるものだから、人形アニメ好きには一見の価値ありでしょう。

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受信: Sep 1, 2005 10:57:39 PM

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