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2005.06.26

6/26 『宇宙戦争』(オリジナル版)

DVDで『宇宙戦争』を観直す。
もちろんジョージ・パル/バイロン・ハスキン版だ。

ある晩、カリフォルニアの片田舎に火の玉が落下した。偶然にも近所に釣りに来ていた物理学者のフォレスター(ジーン・バリー)は、その隕石が大きさの割に妙に軽いことに気付いた。翌晩、突如その隕石の中から奇怪なマシーンが現れ、人と言わず物と言わず、全てを焼き尽くして進み始めた。時を同じくして、世界中に同様の隕石が落下する。あらゆる攻撃を全く受け付けない彼らを撃退する術は果たしてあるのか…?!

俺の最も好きな映画の1本として十数回は観ているけれど、スピルバーグ版を観る前の最後の復習として。

何度観ても素晴らしい。
この映画の製作年は1953年。つまり『ゴジラ』よりも1年古い映画なのだ。その時代にテクニカラーでこれだけの特撮映画を作っているのだから驚きだ。最大のハイライトであるウォーマシンによる破壊のスペクタクルの圧倒的なまでの迫力。極彩色の侵略戦争。ミニチュアのスケールと撮影速度の計算が絶妙で、次々と木っ端微塵に壊されていくビルジングの素晴らしさよ。

もちろん、特撮だけの映画ではない。
人類最後の希望として、ロッキー山中の研究所に移動して研究を続けようとする科学者たちを、暴徒が襲って全て台無しにしてしまう描写も、当時のSF映画としては異色である。完全に大人向けとして作っていたのだろう。

『月世界征服』の冒頭では、ウッドペッカーがロケットの理論を説明するアニメが付いていた。本作では、ウォーマシンから奪った電子カメラを使って、火星人の見た目映像を見せたり、3機編隊のウォーマシンが三角形に絨毯攻撃をしていくのを黒板で図示したりと、科学や理論をサラリと説明する。ジョージ・パルは、常にリアリティの上にもっともらしいウソをついてみせる。当時最高のサイエンス・アーティスト、チェスリー・ボーンステルを起用して、SFの“S”の部分をビジュアルで具現化して見せるのもジョージ・パルならではのやり方だ。
この心配りとSFマインドが、凡百のSF映画とパル作品を分ける一線でもある。
まさにSF映画の金字塔である。

スピルバーグ版が面白いのかどうかは分からないが、面白くなかったら絶対に許さねぇ。

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