« 5/6 『怪傑ズバット』#12 | トップページ | 5/7 吉祥寺「Screw Driver」 »

2005.05.07

5/7 『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』

ユナイテッドシネマズ・としまえん4で『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を観る。

ある日、裕福なボードレール家の3兄弟は、不幸のどん底に突き落とされる。お屋敷が火事で燃え、両親も焼け死んでしまったのだ。天才発明少女のヴァイオレット、あらゆる本を読んで記憶しているクラウス、どんなものにでも噛み付くサニーの3人は、遺産の管理をする銀行家のミスター・ポーに連れられ、親戚のオラフ伯爵の元に預けられることになったが、伯爵の目当ては3人の遺産だった…。

強欲で悪辣な伯爵、間抜けでアタマの回らない銀行家、毒蛇の研究に没頭する叔父、あらゆるものに恐怖を感じる恐怖症の叔母さん、人食いヒルに、タンツボで作ったパスタ…。悪趣味でビザールなセンスに溢れ、かつ魅惑的なジュブナイル・ファンタジーである。家族連れで観に行ったら、親は眉をしかめつつも、この先がどうなるのか知りたくなり、子供は恐怖を感じながらも、大はしゃぎするような映画だ。

このところブームになっている児童小説原作の映画化と言えば、あまり面白くもない(原作は嫌いではないが)のに大ヒットしている『ハリー・ポッター』シリーズ、日本人には受け入れ難いDr.スーズの『グリンチ』『ハッとしてキャット』、そしてキャラの気持ち悪さが半端じゃない『ポーラー・エクスプレス』など、どうでもいい映画が多い中で、本作は非常に楽しかった。

冒頭のワザとらしく明るく楽しい人形アニメ(それとも人形アニメに見せかけたCGなのか?)に始まり、エンドロールの切り紙風アニメに至るまで、画面に凝りまくった映画である。本編の隠々滅々と重苦しい美術と映像、ケヴィン・イェーガーとKNBエフェクツグループによるお見事なメイクと、それに支えられたジム・キャリーのクドくてバラエティに富んだ芝居。どれをとっても人工的極まりなく、ナチュラルじゃないところが素晴らしい。
美術担当がリック・ハインリクスだから、映像の雰囲気は限りなくティム・バートンっぽい。それが良いか悪いかは好き好きだけど、オレはこの重厚なウソ臭さは好きだなぁ。

物語もキャストも知らないまま、予告編の雰囲気に惹かれて観に行ったのも良かったのかもしれない。
一体何本共演してんだろうってくらい、しょっちゅうコンビ出演してるティモシー・スポールとビリー・コノリー、メリル・ストリープのいつもながらの“演技マシーン”振り、思わぬ大物ダスティン・ホフマンのカメオ出演、シルエットしか出て来ないジュード・ロウと、意外な上に大金のかかったキャスティングも予想外。なんだ、力が入ってんじゃん、ドリームワークス。そう言えば、同じドリームワークスの『マウス・ハント』を思わせるような雰囲気も持ってるよね。

監督のブラッド・シルバーリングって誰だっけ?と思ったら、『キャスパー』の人だったのか。なんとなくナットク。映像派の好きな人は、子供向けだとバカにせずに一見の価値アリだ。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11883/4036730

この記事へのトラックバック一覧です: 5/7 『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』:

» 映画「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」 [RAKUGAKIから]
・大好きです。このノスタルジーを感じさせる雰囲気。世界観。物語。 ・予告編で見た 続きを読む

受信: May 11, 2005 7:10:07 AM

» 「ハリー・ポッター」でブログ検索してみました。 [日刊カタログから]
「 ハリー・ポッター 」の検索結果で、「Radioactive Log .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。 続きを読む

受信: May 11, 2005 11:32:07 AM

コメント

コメントを書く