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2005.04.06

4/6 『ウルトラマンA』#52(最終回)

第52話「明日のエースは君だ!」
地球に不時着したサイモン星人を追って、ヤプールが帰って来た。ヤプールは、サイモン星人の引渡しを要求し、要求に応じない場合は攻撃を開始すると宣告する。サイモン星人を見つけた“ウルトラごっこ”をしていた子供たちは、最初はヤプールの要求に応じるべきだと言うが、北斗に「ウルトラ兄弟は弱い者の味方だ!」と言われ、サイモン星人を守ろうとする。そして、今までエースが倒した超獣の長所を集めた最強超獣ジャンボキングが現れ、町の破壊を始めるが…。

これで『ウルトラマンA』も終了なんだけど、こんな最終回だったっけ?
サイモン(の醜い姿)とジャンボキングの造形はよく覚えていたんだが、お話の方は丸っきり覚えていない。
最終回なので、北斗は自らの正体を明かし、地球人の姿で居られなくなって、宇宙へ還って行く。正体を明かさなければならなくなった理由は、子供たちが匿ったサイモンこそが実はヤプールの手先であり、北斗はテレパシーによる挑発でサイモンを殺してしまったためである。これは同じ市川森一の手になる、『帰りマン』の「天使と悪魔の間に…」と非常に良く似たエピソードである。ただし「天使と~」は、ゼラン星人の変身した姿が聾唖の子供だったと言う恐るべき物語だったが、今回は端から醜いサイモン星人なので、あそこまでのヘビィ極まりない印象にはならないし、二番煎じ感も否めないのでインパクトが薄れてしまっているのが残念だ。(だから覚えていなかったのかもしれない…)

最終回まで通して観て、これまでも「『ウルトラマン』~『帰りマン』までの流れが、『A』で急激に方向転換する」と、漠然と感じていたことが、まさにその通りだったことを知った。やはりここがターニング・ポイントだったのだ。
怪獣は超獣になり、兄弟が頻繁に登場し、さらに父親まで現れたことによって、本来の主人公は急激にパワーダウンする。物語は、自然災害物の延長としての怪獣や、人類への脅威としての侵略物ではなくなり、SFからファンタジーへと変質をしている。それがより明確にターゲットを子供に絞っていった結果であることは容易に想像が付くし、決して悪いことだとは思わない。だが、第一次特撮ブームで産湯を浸かった多くのオレらの年代の特撮ファン同様、“『ウルトラセブン』至上主義”に至らせてしまったのも事実だろう。

特典映像は、当時のスタッフやキャストへのインタビュー集。
色んな人がインタビューに答えていて面白いのだが、中でも夕子が月に還るエピソード、「さようなら夕子よ、月の妹よ」を撮った山際永三監督の談話に大爆笑。

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