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2005.04.20

4/20 『新座頭市 破れ!唐人剣』

米版DVDで『新座頭市 破れ!唐人剣』を観る。

南部藩の献上品行列の侍に無礼打ちにあった唐人が、市に小栄という子供を託した。子連れで旅する市は、小栄と顔見知りの唐人剣士、王(ジミー・ウォング)と出会い、彼が福龍寺の友人に会いに行くところであることを知る。案内役を買って出た市であったが、南部藩の息のかかった藤兵ヱ一家に追われる王を、与作の家に匿ってもらうことにするが…。

安田公義監督による第22作は、「片腕ドラゴン」ことジミー・ウォングが共演。
平手神酒、用心棒など、数々の剣客と闘って来たが、まさか片腕ドラゴンと闘うことになるとは、第1作の製作当時には誰も予想できなかっただろう。(1作目の頃には『片腕ドラゴン』なんて映画はまだ作られていないが)

この映画の面白さは、出会った時から最後まで、市と王は一度も意思の疎通が出来ないことにある。途中、小栄のカタコト日本語で通訳をしてもらう場面はあるけれど、2人は基本的に相手の言っている事がわからない。そのために、憎みあってもいないのに刀を交えることになってしまう。そしてクライマックスでは、2人ともが「言葉さえ通じていれば、悪いヤツではなかったのに…」と呟く。カンフー(と言うか中国剣技)と居合い抜きの戦いは、ともすればただのギャグになってしまいそうなシチュエーションだが、このコミュニケーション・ギャップが時にユーモラスに、そして最終的には切ない雰囲気になり、非常に面白い映画にしているのだ。

どうしても対ジミー・ウォング戦が目立ってしまうのだが、それ以外の立ち回りも面白い。中でも酒屋での市の立ち回りは、テーブルを使った殺陣が立体的でダイナミックな見せ場になっている。

また、市に惚れる夜鷹役の浜木綿子の色っぽさが絶品。別に好きな女優さんではないのだが、この映画の浜木綿子は本当にいい女だ。

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