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2005.04.02

4/2 『鉄人28号』

シネマミラノの『鉄人28号』を観る。

ある日、東京でサイバーテロが発生し、さらに謎のロボット“ブラックオックス”が現れて東京の街を破壊し始める。一方その頃、いじめられっ子の金田正太郎は、綾部と名乗る老人に呼び出された。綾部は正太郎の祖父・正吾郎と、亡き父・正一郎の執事だったと語り、父が遺した“鉄人28号”を操縦して、世界を救えと言うが…。

弱ったなぁ。どうにもならないくらいダメ映画だし、応援なんて全っ然したくない。話の辻褄も、場面の繋がりの辻褄も全然合ってないし、演出はツボを外してるし、音楽の使い方は無残としか言い様がないし、低予算でマッチ・ムーブすら出来ないからカメラが一切移動しないCG合成だし、そのせいで、ロボ同士の闘いにはほとんどカット割がないし、芝居はヘタクソだし、正太郎はいつでも半ベソをかいているし…。隣に座ってるよそ様の子供はあまりの退屈さに騒ぎ立て、それを叱責する父親の声が空しく響く。どこを観たって誉めるとこなんかありゃしない。どこを観たって、「そりゃねぇだろ」とツッコメちゃう。
それなのに、なぜか擁護口調になっちゃったりもする。その理由が、『キャシャーン』や『デビルマン』、『ハットリ君』、『サンダーバード』なんかよりも、真面目に作ろうとしてる気持ちだけはわかるから。憤りを覚えなかったから。その代わりに、あまりにも低予算過ぎる舞台裏を想像して、悲しい気持ちになるから。そんだけなのだ。

じゃあ、大予算があったら面白い映画になったのかと言えば、決してそんな気はしない。ただ、大予算の大作がこの低度の出来だったら、心おきなく「ふざけんなっ!」と怒鳴ってただけだろう。なんか怒ることさえ空しくなるくらいに、悲しく悲惨な映画なのだなぁ。

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