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2005.02.26

2/26 『セルラー』

新宿で『セルラー』を観る。

夫と一人息子の3人で平凡な生活を送っている高校の生物教師ジェシカ(キム・ベイシンガー)。だがある日、謎の男イーサン(ジェイソン・ステイサム)たちが突如家に侵入し、拉致監禁されてしまった。彼女の閉じ込められた屋根裏部屋からは逃げ出すことも出来なかったが、そこにはイーサンがハンマーで叩き壊した電話の残骸があった。男たちの目的も分からないまま、ジェシカは電話のコードを接触させ、どこの誰かも分からない外部へと連絡を試みる。何度も試みるうち、ライアン(クリス・エヴァンス)という青年の携帯電話に繋がったが…。

ツッコミどころ満載なれど、これは思わぬ拾い物!面白いよ。
95分と言う短めな尺に収めたこともあって、実にタイトで緊張感溢れるサスペンスの佳作になっている。

携帯の電波ってそんなに切れずに繋がりっぱで居られないんじゃ、とか、女生物教師が木っ端微塵に壊れた電話を結線して通話出来る状態に出来る訳なんかあるかい!ってあたりが問題ではある。だけど、あらゆる局面が携帯電話を中心に展開していくところが素晴らしい。タイトルは“セルラー”でも、これが凡百の映画ならきっかけだけで終わってしまいそうなのに、ピンチもチャンスも、最初っから最後まで全てを携帯電話に集約したところが素晴らしい。

役者の顔ぶれも全然華がないけれど、地味に良いところを集めている。主演のキム・ベイシンガー(老けたねぇ)は適度なヒステリックさが上手いし、悪役のジェイソン・ステイサムもいつもながらの微妙な存在感。そして何よりもウィリアム・H・メイシー。警察を退職して、奥さんとデイ・スパを始めようとしている、実直だけが取柄の警官って役柄が絶妙。ヒーロー然とした役者にしなかったところが巧い。ついでに、こんなにカッコイイ場面のあるこの人って観た事ないよ。

監督のデヴィッド・R・エリスは、『マトリックス・リローデッド』の第2班監督…と言うと思い出す人も居るかも知れないが、『デッドコースター』の監督なのだ。『デッドコースター』は、正直なところ1作目の『ファイナル・デスティネーション』には遠く及ばない凡作だったが、今回は『ファイナル・デスティネーション』に比肩しうるくらいのお値打ち感に仕上がっている。

どーでもいいようなトリビア。
ジャック・ターナー刑事役のノア・エメリッヒ。エメリッヒなんて名前で、ディーン・デブリンの映画に出てるから、てっきるローランドの血縁かと思ったが、この人はニューラインのプロデューサーで本作の製作総指揮のトビー・エメリッヒの弟なんだそうだ。で、このトビーが準備中なのが『ファイナル・デスティネーション3-D』で、監督はデヴィッド・エリスからジェームズ・ウォンにバトンを戻すらしい。

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» セルラー [Groovy Grooversから]
原題: CELLULAR 監督: デヴィッド・R・エリス 製作: ディーン・デヴ... 続きを読む

受信: Mar 5, 2005 3:55:30 PM

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