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2005.02.12

2/12 『Whisky Magazine Live! 2005』

今日は1日中飲んだくれていた。(と言うより、職場の飲み会があった10日から、3日間呑んだくれっぱなしだが)
それは『Whisky Magazine』を発行しているThe Whisky Publishing Companyと、その日本版を発行しているウイスク・イー社の共催による『ウイスキーマガジン・ライブ!2005』に行っていたからだ。

今回で5回目になるこのイベントの存在を知ったのは、多分2回前の時だろう。ウイスキーは好きだったけれど、どちらかと言えばスコッチよりもアイリッシュ派だったので、その時は「ふ~ん、面白いイベントやってんだね」と思ったくらいだった。その直後モルト・スコッチの強烈さを知り、徐々に深みへと入り始め、ついにはこのイベントに行っちゃうような人になってしまった(笑)。

イベントはビッグサイトで開かれ、会議室でのマスタークラス(セミナー)、レセプション・ホールでの各メーカーやインポーター等のブース展示と試飲会、夜のパーティの3要素から構成されている。
イベントで何が行われてたのかってのは以下の通りだけど、テイスティング・ノートを書く気はない。オレのテイスティングなんて、自分以外に役立つとは思えないから、もっと専門の人のノートをネットかなんかで探してください。

さて、まずはマスタークラス。
4つの時間帯にそれぞれ5~6種の講座が開かれ、全部で20種にも及ぶ。オレの購入した1DAYチケットなら、その中から3つのクラスを受けることが出来る。申し込んだのが遅かったので、既に満員になっていたものも多々あったのだが、それでも、どのクラスでも興味のある話を聞けた。

●アイランドモルト
ジョニー・ウォーカーやオールドパーなどで知られる巨大洋酒会社、ディアジオ社のウイスキーブランド・アンバサダー、ゴードン・ベルの講演。
今日はモルトの話なので、スコットランドの各地域におけるモルトの特徴とかをさらりとおさらい。
その後、いよいよ各テーブルの上にズラリと並んだテイスティンググラスに取り掛かる。
中身はタリスカー(New Make/3Y/8Y/10Y)とラガヴーリン(New Make/3Y/8Y/12Y/16Y)。
樽詰め前の無色透明なNew Makeを香り、あまりの強烈さにむせる。当たり前だが、年数を経るごとにコクや深みまろやかさが加わって来るのが分かる。こんな飲み方をしたことがないので、非常に面白い。
ラガヴーリンのNewMakeと3年を、「まるでロケット燃料みたいですね」と言っていたのが可笑しい。確かにそんな味だ。
ラガヴーリン16Yの供給不足について質問が出ていたが、2年後くらいにはもっと安定する予定だそうだ。

●イージードリンキング&アラン
2002年に出来たばかりの若い会社、イージードリンキング社のデヴィッド“ロボ”パターソン社長と、1995年に出来た最も新しい蒸留所、アラン蒸留所のセールスダイレクター、ユアン・ミッチェル(蒸留所長ゴードン・ミッチェルの血縁?)の講演。
会社も若けりゃ人も若く、味のあるジィサマや円熟味がウリになってるような雰囲気のウイスキーの世界では、飛び抜けて異質な感じだ。もっとも、オレは映画でも若くて元気のいい監督とかは嫌いじゃないので、この会社に興味を惹かれたんだな。
予想通りテンションの高い講演。特にロボはタランティーノかと思うくらいのテンションだ。
テイスティングの前に、「Does your nose know?」と書かれたカードが配られ、これが擦ると匂いのするカード。これを嗅いで、何の匂いか当てるのである。まるで“オドラマ・カード”みたいでちょっと笑う。
テイスティングは、もちろん「スモーキー&ピーティーワン」、「リッチ&スパイシーワン」、「スムーズ&スイーターワン」の3種(どれも40)。個人的には、元々アイリッシュが好きだったこともあって、「スムーズ&スイーターワン」が美味いと思う。中身はクーリーズ・アイリッシュが7割だから、その名の通り実に飲みやすい。
アラン蒸留所からは「ポート・フィニッシュ(57.5)」、「ラム・フィニッシュ(58.6)」、そして未発売の「1995カスク・サンプル(シェリー・フィニッシュ)」の3つのテイスティングが用意された。「1995カスク・サンプル」の香りがとても気に入った。

●エドラダワー&シグナトリー蒸留所
有名インディペンデント・ボトラー、シグナトリー社の社長にして、世界最小蒸留所エドラダワーのオーナー、アンドリュー・サイミントンと、エドラダワー蒸留所のオペレーション・ディレクター、イアン・ヘンダーソンの講演。この2人のオヤジとジサマが“明るい頑固者”って感じで、実に楽しい。
サイミントンが、エドラダワーを買った時の感動や、その買った直後に豪雨に襲われて、いきなり蒸留所が潰れかけた話をすれば、ヘンダーソンはたった3人のスタッフで手作業で作ってることを自慢する。息の合ったバトンタッチが小気味良い。
テイスティングは全部で6種。
「エドラダワー10Y(40)」、「エドラダワーSFTCポートウッド・フィニッシュ1993(56.5)」、「エドラダワーSFTCソーテルヌ・フィニッシュ1994(55.8)」、「エドラダワー ポートウッド・フィニッシュ1983/21Yカスクストレングス(52.9)」、「シグナトリー カリラ1979/25Y(58.4)」、「シグナトリー ハイランドパーク1985/19Y(53.3)」
シグナトリー ニュー・カスクストレングスのカリラがベラボーにいい香りでクラクラくる。
新しくどこかの農場蒸留所(名前を忘れた)も買ってあるんだそうで、近いうちにその新しいウイスキーを発表するそうだ。「その時は、必ず日本で発表する!」と言って、場内を沸かせていた。
もしもスコットランドに行くことがあったら、必ずこの蒸留所には行こう、と思わせる講演であった。

●レセプション・ホール
蒸留所やメーカー、インポーターが各社ブース出展し、自社の自慢の商品をズラリと並べている。もちろん、試飲可能になっている。
ジョン ミルロイのブレンデッド「FRISKY WHISKY(60)」からはじめ、色んなものをあっちこっちで飲んでいるうちに、なんだかよく分からなくなってくる。そりゃ、こんだけ色んなものを飲んでりゃあね…。
ブラックアダーの「オーヘントッシャン」と「ドロップ・オブ・アイリッシュ」を買って、おまけとしてリンクウッドの200mlボトルをもらう。3本ともラベルに、社長でウイスキー・ライターのロビン・テューチェックがサインをしてくれた。

●ウイスキー・セレブレーション
ここから、むりやり誘った座長も合流して、パーティに出席。まだ飲むんかい!オレ。
ここでも酒は全て飲み放題。「竹鶴21年」の美味さに震えたり、「ジョニ金」のフローズンのスッキリ感に痺れたりしながらも、やっぱりモルトをクイクイ飲む。
イベントは、バーテンダー協会、ホテルバーメンズ協会それぞれのバーテンダー、ロンドンから来たバーテンダーによるパフォーマンス、DJカオリ(誰?)によるパフォーマンスなど色々。だが、MCの女性2人がともかく最悪で、酒のことも知らなけりゃ、通訳としても全く機能しておらず、おまけに仕切りも悪いので進行もメチャメチャ。DJ機材のセッティングも遅れまくりで、どうにもこうにもグダグダのイベントになってしまった。1人はJ-WAVEでもパーソナリティをやってるアイリーンっての。もう一人のオバサンはよく知らんが、こっちはもっと酷かった。
お酒のイベントのMCで、「私は飲まないんですが、このカクテルなら飲めそうですね」なんて平気で言うヤツ雇うなよ。

最後のパーティは問題大アリ(酒はここでも美味しかったからいいんだが)だったけれど、総じてイベント自体は非常に楽しく、ためにもなった。参加前は、ちょっと料金が高いかなとも思ったけど、こんだけいっぱい美味しい(そして高い)お酒を飲んで、この値段なら文句はない。
多分、次回も参加するだろう。でも、出来れば、当日朝まで飲んでたまんま、3時間睡眠で行くなんてことせず、体調を万全にして行きたいもんだ。じゃないと勿体無いや。(当たり前だ、ばか)

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