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2005.01.26

1/26 『ダーウィンの剃刀』読了

『ダーウィンの剃刀』(ダン・シモンズ著/早川書房刊)読了

ダーウィン・マイナーは事故復元調査員である。彼は突拍子もない事件現場、事故現場を検分し、その原因を科学的に究明するのが仕事である。ある日、事故調査の帰り道で彼は突如銃撃を受け、愛車NSXをボッコボコにされてしまった。彼を襲ったのは一体何者なのか?

『ハイペリオン』シリーズのダン・シモンズの手によるサスペンス・アクション。
この小説のキモは、“事故復元調査員”と言う主人公の設定だ。どんな奇妙奇天烈な事故現場でも、彼の頭脳にかかれば、たちどころに解明してしまう。物語の本筋に関わる事件はもちろん、直接事件に関わらない事件の謎解きがいくつも出てくる。正直なところ、これらのエピソードはなくても物語は成立するのだが、ストーリー巧者のシモンズだけあって、こうした描写を入れ込んでも、話があまり弛まない。中には有名な事故----自動車を運転していて、銃弾に当たって死んだ男の話(フォークロアなのかな?)や、スペースシャトル・チャレンジャーの事故の解明なんてのも混じっている。知っているようなのも、知らないものも、どれも「うっそだ~っ!」ってな感じなんだが、一瞬後に「もしかしたら、ホントに起きるのかも?!」と思わせるところが上手い。
ただ、物語のクライマックスは、この事故復元調査員って現在の仕事よりも、ダーウィンの過去のもうひとつの仕事の方にシフトしてしまうのが残念だ。そんな過去も持ってたら、ある意味スーパーマンだよね、この人

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