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2005.01.10

1/10 『カンフーハッスル』

新宿ミラノで『カンフーハッスル』を観る。

チンピラのシンは(チャウ・シンチー)、街を牛耳るギャング団「斧頭会」に憧れていた。ある日、自分は斧頭会だと偽り、貧民街の豚小屋砦で因縁を付けたが、あっという間に返り討ちにされてしまう。この騒動に本物の斧頭会も巻き込まれ、凄腕の刺客を放つが、実は住人たちはカンフーの達人だったのだ…。

マジで面白い!
『少林サッカー』とどっちが好きかで意見が分かれるだろうけれど、オレはこっちの方が好きかな。ありがちな展開を、やり過ぎ感溢れる極端な表現で笑いに昇華する。それはシンチーの得意な手法。だが今回は、その手法を使いつつ、真っ向勝負に出たところがポイントだ。『食神』もそうだったけど、料理でカンフーとか、サッカーでカンフーとか、“カンフー映画”をやりたいけど、捻ったところに着地させていたのに、今回は直球ド真ん中のカンフー映画。原題も『功夫』と全く捻らず、その自信のほどがうかがえる。

物語とかそれぞれの描写について、ここでゴタゴタ言っても仕方がない。ただ観て、楽しめばいい映画だ。それだけに、一昨日観たばかりの『ゴジラ FINAL WARS』との出来の違いが大き過ぎて、正直なところ情けなくなってくる。
この映画でも随所に『マトリックス』を意識した場面が登場する。例えば、スミス百人組手よろしく、シンチーが黒服の斧頭会を次々と叩きのめす場面がある。この映画でそれを観ても、パクリなどとは思わない。それはシンチーとユエン・ウーピンによる、ハリウッドへの返答だからだ。「オレたちだったらここまでやる。ここまで面白く出来る!」そんな魂が感じられる。「『マトリックス』以降、タイムスライスはよく観るけれど、その状態で“腕ひしぎ”をやったヤツは居ない」なんて、レベルの低いことをうそぶくどっかの誰かさんとは大違いだ。

物語中盤で、シンチーが一時画面から退場してしまう構成は多少問題もあるけれど、それでもこんだけ面白いんだから文句はないな。

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