« 12/18 有楽町「Antiquary」 | トップページ | 12/19 『ポーラー・エクスプレス』 »

2004.12.19

12/19 『オールドボーイ』

シネマスクウェアとうきゅうで『オールド・ボーイ』を観る。【ネタバレなのか?】

どこにでも居るような普通のサラリーマン、オ・デス。一人娘の誕生日の夜、彼は何者かに誘拐され、ビジネスホテルのような小さな部屋に監禁されてしまった。窓もなく、テレビとベッドが備え付けられた部屋で、理由を教えられぬまま15年の歳月が過ぎた。その間に妻は何者かに殺され、その容疑も自分に掛けられてしまった。そして彼は、誘拐されたその場所で突然解放される。デスは偶然知り合った若い女性ミドとともに、復讐のために犯人を探し始める。そしてその犯人と思われるウジンまで辿り着くが、ウジンは「5日以内に謎を解け」と言う。いったいウジンは何の目的で彼を監禁していたのか?

今年のカンヌでグランプリを受賞した話題の作品。韓流ブームとか言われても、オレにはなぁんにも関係なく、韓国映画ってなんか劇場で観る気がしない作品が多かった。もちろん『冬ソナ』なんてのは一度も見たことないし、見る気もないのだが、この映画は予告編から惹かれていた。シネスコ画面を上手く使ったアクション場面、15年監禁された男を巡るサスペンス、独特な殺伐としたムード、その上原作は日本マンガと、予告の中だけでも観たい気にさせる要素が揃っていた。で、観てみると…

うっわああぁ…重い、重いよ、コレ…。
オ・デスがハンマー一本で敵と戦う場面の画面使い方、スタイリッシュでありながら荒らした画質ゆえに殺伐としたムードの出し方など、どれもこれも非常に巧い。カン・ミジョン演じるミドもこれが映画デビューとは思えないほど上手いし、体重&体型まで変わってるチェ・ミンシクの役者根性も唸らされる。
サスペンスの展開は素ン晴らしく面白く、一体どうなって決着が付くのか予想も出来なかった。キーポイントとなるのは「なぜ15年間監禁されていたのかではない。なぜ開放されたのかだ」という言葉。その視点のずらし方はお見事。マジで画面に釘付け状態。…と、ここまでは絶賛。だけど、どんなにいい映画、凄い映画であっても、2度観る気にはならない映画もある。この映画がまさにそれだ。観終わった観客の大半は、そのオチ故にズシンと暗ーい気持ちになるだろう。そして、“凄かったけどもう観る事はない映画”ってジャンルにカテゴライズするんじゃないだろうか?ちなみに原作とはオチが違うんだそうで、そっちはここまで暗くないらしい。
ともあれ、この演出力も脚本も、それをまとめ上げたパワーも大したものだ。確実に一見の価値のある映画ではあるだろう。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11883/2310947

この記事へのトラックバック一覧です: 12/19 『オールドボーイ』:

» 「オールド・ボーイ」韓国映画 劇場にて [xina-shinのぷちシネマレビュー?から]
昨日ファボーレTOHOで韓国映画のハシゴしてきました。 上映前の予告編で「チョン・ジヒョン」「チャン・ヒョク」主演『僕の彼女を紹介します』の新しいバージョンが... 続きを読む

受信: Dec 26, 2004 6:29:06 PM

コメント

コメントを書く