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2004.11.20

11/20 『80デイズ』

新宿ミラノで『80デイズ』を観る。【ネタバレ】

19世紀末のロンドン。1人の泥棒ラウ・シン(ジャッキー・チェン)が銀行に忍び込み、中国の仏像を奪った。しかし警官の追跡は厳しく、追い詰められた泥棒は、発明家フィリアス・フォッグ(スティーブ・クーガン)の家に飛び込んだ。賊はパスパルトゥーと名乗り、助手にしてくれと頼み込む。フォッグは、王立科学アカデミー会員たちの物笑いの種になっている変わり者だった。ある日彼は、「80日間で世界一周する」できるかどうか賭けをすることになってしまった。ラウ・シンは、これに便乗して中国へ帰ろうと企てるが…。

ファミリー向けの娯楽としてはアリだけど、映画としてはシッチャカメッチャカだな。
大胆なアレンジってのは別に構わんし、パスパルトゥーが中国人ってのも、まあいいんじゃないすか。でも、80日で世界を周ることよりも、「パスパルトゥーを騙る中国人が、仏像を奪い返して故郷の村に戻す」(『マッハ!!!!!!!!』か?)ってことの方がメインになってるのはどうなんだい?おまけに彼らを追ってくるのが中国の女将軍(カレン・モクが怪演!)で、パスパルトゥーは、あのウォン・フェイフォン(サモ・ハン・キンポー)の仲間“テン・タイガー”の一員で、ピンチになったらフェイフォンが助けに来る…。え~と…、この映画なんの映画だったっけか。これって欧米資本で撮った香港映画なんじゃないの?ジャッキーが製作総指揮になった段階で、この物語を80日間世界一周にする必要が、既になくなってるんじゃないのかねぇ。
正確にカウントする必要はないけど、80日のカウントダウンも非常におざなりで、その日数で中国からイギリスに戻れる訳ないじゃん、と冷静にツッコミを入れたくなる。こんだけクチャな展開の映画なら、どーでもいいんだけど。
監督が『ウェディング・シンガー』のフランク・コラチだから、もうちょっと巧く料理するかと思ってたんだが、どうやら大予算と10人以上もいる多人数プロデューサーに押しつぶされちゃったみたいだ。ついでに、『アイアン・ジャイアント』の脚本家、ティム・マッキャンリーズも途中で降ろされちゃってるみたいだしな。

そんな訳で、タイトルに偽りアリで、マトモじゃない映画になってしまっているが、逆にジャッキーのアクション・シーンは、最近のハリウッド・ジャッキー映画の中ではかなりマトモな部類。お得意の長椅子ファイトとかもあるし、日本人の観客は驚かないが、アメリカ人ファミリーなら楽しいのかもしれない。

シュワルツェネッガー、キャシー・ベイツ、オーウェン&ルーク・ウィルソン、ダニエル・ウー、そして1カットのみのジョン・クリース(何しに出てきたんだか…)と、無駄に豪華なカメオ出演(?)も、なんだかなぁ。

SFXスーパーバイザーは、かのキット・ウェスト。古くは『月世界最初の男』から、『レイダース』『ジェダイの復讐』などを手がけた大ベテラン。ついでに科学アカデミー会員#3としてチョイ役出演もしている。

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コメント

いちおこいつです
http://www.njpw.co.jp/news/info_lev2/2003/02/img/0228/001.jpg
きっと、ジャッキーと戦いたくてもセンスないので画面後方に
追いやられている程度のキャラかと思います。
 サント映画(っつうかマスカラス映画)は高校の頃、まともな
映画だと思って見て、凹んだ思い出があります。
 きっと今見れば楽しめるかと思いますが…
秘宝に載ってた怪人と戦うって映画は興味ありますねー

投稿者: sepul (Nov 30, 2004 11:11:46 PM)

多分、テン・タイガーの一人なんじゃないかと思いますが、中国人と入り乱れてのアクションなので、一体誰が日本人だったのやら…。

ドスカラスJr.でふっと思い出したんですが、「サント映画」って興味あります?いや、ドスカラスJr.とは“ルチャ”って繋がりしかありませんが(笑)。

投稿者: 雷電 (Nov 28, 2004 1:48:44 PM)

この映画に坊主頭のでかい日本人が出てると思いますが、
そいつがドス・カラスJrに投げられて腕をポッキリ折られた
格闘家です。
アメリカの道場に修行しに行ったはずなのに映画に出て、案の定
凱旋試合では負けてます。

投稿者: sepul (Nov 27, 2004 9:54:40 PM)

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