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2004.11.19

11/19 『海から来た流れ者』

DVDで『海から来た流れ者』を観る。

大島に向かう船の中で、野村浩次(小林旭)は島で温泉を掘っている土建屋・藤徳組の社長の甥、修(川地民夫)と知り合う。修は、東京に新しい機械を買い付けに行った帰りだったのだ。藤徳組の藤田徳太郎(深見泰三)は、温泉掘りの資金を神戸(宍戸錠)から借りていたのだが、キャバレー「RedFire」を経営する神戸一味は、実は借金の返済よりも土地を取り上げることが目的だったのだ。そして、用心棒の前岡(葉山良二)を使って嫌がらせを繰り広げ、さらには藤徳の娘・礼子(浅丘ルリ子)を強姦しようとまでしていた。礼子は借金を返済するため、東京の実業家津久田(二本柳寛)に相談するが、津久田の秘書のルミ(筑波久子)は神戸の情婦だった…。

山崎徳次郎監督による60年製作の『流れ者』シリーズ第一弾。
この作品の肝は、日活無国籍アクションならではの“大島ウェスタン”とでも呼ぶべき異様な世界にある。馬に乗って現れるカウボーイハットのならず者たち、サルーン代わりに舞台となるキャバレー、そのキャバレーでのビール瓶を割っての乱闘、石油掘りそっくりな風景を醸し出す温泉掘りと、いつも以上にウェスタンっぽさが全開。
本作は、日活オールスターなキャスティングもゴージャスで魅力的。当面の仇役が葉山良二で、その後が待ってましたの錠で、でも一番の悪は二本柳って三段構えの構成。そこにいつもながらキュートだけど化粧の濃い(失礼!)ルリ子ちゃんと、山瀬まみみたいな筑波久子----『ピラニア』のプロデューサー「チャコ・ヴァン・リーヴェン」ですよ----の情婦が絡む。
人間関係が妙に複雑なんだが、そこはそれ日活無国籍アクションなので、筋を見失ったりすることは一切ない。
ちなみに、元麻薬捜査官って設定があろうがなんだろが、ともかくアキラはいつもと同じだ。今回の主題歌「ダンチョネ節」の素っ頓狂な歌声が、なんとも言えない雰囲気を醸し出す。

クライマックスの火山での対決もちょっとマヌケだが悪くはない。もしやここからルーカスはパクったのでは?(ないない、そんなこと)

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