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2004.10.31

10/31 『ミーン・マシーン』

借り物DVDで『ミーン・マシーン』を観る。

飲酒運転と警官への暴行で、懲役3年となったダニー・ミーン(ヴィニー・ジョーンズ)。彼は収監された刑務所の所長から、看守のサッカー・チームのコーチを頼まれる。彼はかつて、サッカー・イングランド・チームの英雄だったが、八百長がばれてサッカー界から追放されていたのだ。ダニーは、看守チームのコーチではなく、看守チーム対囚人チームの親善試合を提案し…。

『ロンゲスト・ヤード』そっくりだな…とか思ったら、リメイクだったのね。そうと分かってしまうと、オリジナルが傑作なだけにイマイチに思えちゃう。最近贔屓のヴィニー・ジョーンズ(この映画の製作にも噛んでいるガイ・リッチー組だ)が、凶悪だけどオツムの弱い殺し屋とかじゃなくって、珍しく普通の人の役。そして同じくリッチー組出身のジェイソン・ステイサムの素手で23人殺した凶暴なキーパーも可笑しい。地味めなキャスティングではあるが、俳優はみないい味を出している。
だけど、構成力が弱いのか、なんだか盛り上がりに欠けるのだ。
たとえ『ロンゲスト・ヤード』と比較しなくっても、クライマックスのサッカー試合はもっともっと盛り上がると期待していたのに、いくつかの面白い場面を除くき、最後まで淡々と描写されてしまう。こーゆー映画だったら、観客が握り拳作って一緒に「ミーン・マシーン!ミーン・マシーン!」と叫びたくなるような作りじゃあないとね。
全体の出来が悪くはないだけに、なんか凄く残念。わざわざ傑作をリメイクしなくても良かったのにね。

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10/31 『エクソシスト ビギニング』

新宿ミラノで『エクソシスト ビギニング』を観る。

第二次大戦末期、ランケスター・メリン神父(ステラン・スカルスガルド)は、眼前で行われるナチスの残虐行為を阻止できなかったため、信仰を見失ってしまった。彼は考古学者としてアフリカを放浪中に、古美術収集家からあると思われる彫像の入手を依頼される。それはイギリスの調査隊が発掘中の古い教会にあると言う。若き神父フランシス(ジェームズ・ダーシー)と共に発掘現場に向ったメリンは、医者のサラ(イザベラ・スコルプコ)や、村の少年ジョセフ(レミー・スウィーニー) と出会う。そして発掘中の教会の周辺で、次々と奇怪な事件が起こり始める…。

ジョン・フランケンハイマー亡き後、ポール・シュレイダー監督によって制作が進められていたが、撮影終了後に解任され、最終的にレニー・ハーリン監督作になったという、製作現場的爆弾を抱えたいわくつき映画。それだけに、全く期待してなかったから、意外と面白かった。
フリードキンの1作目のようなジワジワとした恐怖感は殆どなく、レニー・ハーリンらしく距離感や位置関係がよくわからなかったり(『ダイ・ハード2』ほどではないが)とか、弱点盛り沢山映画である。でもその分、ショッカー演出が優れてて、ホラー慣れしてるオレでも2回ほど「ヒャアッ!」っと飛び上がった。特にハイエナのシーンの脅かしっぷりは秀逸。単に音響に拠ったビックリ演出ではあるのだが、マジ驚いちゃったよ。

聞くところによると、シュレーダー版は地味すぎたので、ハーリンに交代したとのこと。スパイダー・ウォーク状態で壁を歩いたり、体をエビ反らせて起き上がったり、指が捻じ曲がって骨出ちゃったりする見せ場の数々は、ハーリン作品『プリズン』のテイストに通じるものがある。きっと派手めな部分の大半は、ハーリンが撮り直した部分だろう。
…と考えると、もしもシュレーダー版が出てもあんまり観たくないな。地味なキャストによる地味なオカルト----『サンタリア~魔界怨霊』みたいな映画になってそうだもの。

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10/30 日本橋「過門香」&八重洲「金八」

ここ1ヶ月通っていたビジネスセミナーも本日で終了。
全く役立たずで参考にもならない講義もちょいとはあったけれど、全般的には予想していたよりも色々面白かったし、タメにもなった。
普段の生活では接点を持つことがなかったであろう人たちと出会えたのが、何よりも面白かった。
で、終った後は、今日の講師の先生とアシスタントも誘って9人ほどで飲みに行く。

日本橋「過門香」
丸の内トラストタワーにある、お洒落な作りの中華料理店。居酒屋「土風炉」と同じ系列らしい。
人数も多いし面倒くさいので、休日限定の¥3150のコースを注文。
冷菜盛り合せ(5種)、蒸し点心(3個)、キヌガサダケのスープ、油淋鶏、エビチリ、中華粥、ココナツプリン、蒸しケーキ。
まずまずの味だが、いまひとつパンチに欠け、これだ!ってものがない。いくつかの料理が温かったのも残念。やっぱり中華は熱くないとねぇ。


先生たちが先に帰り、残った6人で今度は八重洲口の「金八」へ。
ここはどこにでもあるような、ちっちゃくて古そうなごくごく普通の居酒屋さん。
最近やたらと宣伝攻勢をかけている赤いボトルの焼酎「海童」を飲みながら、ワイワイとバカ話。
小ぶりなクワイを素揚げして、レモンと塩を掛けただけのクワイの芽のからあげが非常に美味。

そろそろ終電ってところで解散。ノンベのA谷さんは飲み足りなそうで、A生さんが参加する予定の深夜飲み会に乱入する気満々。いやいや、知らない人たちの送別会に乱入しちゃいけませんって(笑)。(笑)。

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2004.10.29

10/29 モス「菜摘みバーガー」

モスバーガーの「菜摘みバーガー/マスタードチキン」を初めて食う。
米国の低炭水化物ブームで生まれた“バンズなしバーガー”のモス版である。味はまあ悪くないんだが、パンの代わりにレタスで具を挟んだものは、果して“バーガー”なのだろうか?「マスタード・チキンのレタス包み」とか言うと中華っぽ過ぎるからか?

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2004.10.28

10/28 高田馬場「Mt.Winners」

芝居の後で、Xオヤヂと一緒に高田馬場のダイニング&バー「Mt.Winners」で飲む。

店に入り、席に付こうとすると、誰かに名前を呼ばれ、驚いてそちらを見ると、なんと友人の浅公が居る。「なんでこんなトコに居るの?」と聞くと、「それはコッチの台詞だ」と言い返される。いや、俺は普通の帰り道だから、ここらで飲むことは全然不自然ぢゃないんだが…。

「Mt.Winners」は、なにか80年代のカフェ・バーを思い出させるような店。酒の種類は多くないが、1杯あたりの単価が----特にカクテルが安め。でもそれ以上に驚くのは、“鰻メニュー”の充実ぶりだ。ダイニング・バーなのに、うな丼、肝吸、肝焼、鰻サラダなど、やたらに鰻なのである。石井竜也と小沢仁志を足しっぱなしにしたようなマスターに聞くと、他店と差別化を図るために鰻メニューを始めたんだそうな。
今度来たら鰻丼を食ってみよう。

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10/28 ナノ.グラム『ハッピーエンド』

平日だってのにほぼ満席の恵比寿エコー劇場で、シアター・ナノ.グラム『ハッピーエンド』を観る。

2人の仲居と1人の従業員が、他愛もない口論で暇を潰している、山奥の寂れた旅館。そこへ突如やってきた7人の男女。豪雨で道が通行止めになったため、仕方なくこの宿に一泊することになったのだ。彼らはお互い顔見知りな様子もなく、それぞれに何か事情を抱えているようだった。実は彼らはネットで知り合った自殺サークルの面々だったのだ…。

ナノ.グラムの第13回公演は、いつもと何かがちょっと違う。“ブラックなテイストのワン・シチュエーション・コメディ”と、大雑把なジャンルを言えば、特に変わりはない。だが、話が話なだけに、それぞれが語る過去が妙に重いのだ。「生きる」とは何か。これまでの同劇団だったらサラリと流した部分が、予想外の重さで語られる。
その試みが成功したかどうかは、評価の分かれるところだろう。だがこれは、ある意味で鈴木座長の図った劇団の転機なのかもしれない。芝居がはねた後、「なんか、いつもと違くない?」と聞くと、座長は「へへへ」と笑っていた。
明らかな方向転換をして、このまま路線変更して突っ走っていくのかもしれない。一度、別なことを演ることで、これまでの路線の見直すのかもしれない。いずれにせよ、次回公演で何を演るのかで、今後のナノ.グラムの方向性が見えてくるのだろう。

公演を重ねているだけに、役者さんたちも演出もどんどん手馴れ、こなれて来ている。
だが、今回は登場人物数が13人(だったかな?)と、これまででも最多(多分)。そのせいか、ちょっと散漫な印象があるのも事実。もうちょっと登場人物を絞ってもいいような気もするが、色々と事情もあるんだろう。

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2004.10.27

10/27 『ウルトラマンA』#19

第19話「河童屋敷の謎」
母親がラーメン屋台を引いているためにいじめられ、そのせいでウソツキになっているヤスオが超獣を目撃した。超獣が消えた場所には、プール付きの豪邸が建っているだけだった。そして、その豪邸のプールで泳いだ級友たちは、みな“ヘソ”がなくなってしまっていた。ヤスオは必死に説明するが、誰も彼の言うことを信じない。そして星司は、もしもヤスオの言うことが本当だったら、プールに飛び込んでヘソを取り返してくると約束するが…。

あ、『光速エスパー』のお父さんだ!とか言っても誰も分からんだろうが、豪邸に住む怪しい春川夫婦の旦那さんを演じてるのが、『光速エスパー』でお父さん役をやってた細川俊夫って役者さんなのだ。以上。

さて、ツッコミどころ満載のエピソードである。
アタマがプールになってる河童超獣キングカッパーってのは、発想の元は恐らく落語の『頭山』あたりだろうし、腹の部分が顔になってるデザインはもちろん腹芸が元ネタでしょ?着ぐるみ怪獣のアタマに、本当に水が入ってる造型は実に野心的だと思うけれど、このコンセプトのムチャさ加減とあいまって、他に類を見ない超獣になっている。
超獣がそんなんだから、話もムチャ。カッパなのになんで“ヘソ”を取るのか?尻子玉を抜いたらんかい、尻子玉をっ!で、約束を守ってプールに飛び込む星司も一緒にヘソを取られたらどーすんだろ?
前話に続き、高野宏一の特撮はけっこう野心的なんだが、話がどーにも笑いを誘ってしまうなあ

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2004.10.26

10/26 『ウルトラマンA』#18

第18話「鳩を返せ!」
技術班(?)の梶は、どんなところにも行ける画期的な無人機を開発したが、機体の回収方法に悩んでいた。星司は、パトロール中に出遭った鳩狂いの少年サブローを思い出し、鳩の帰巣本能を利用することを提案する。TAC基地から遠く離れた所で放されたサブローの伝書鳩コジローは、順調に基地へ向かって飛び、実験は成功するかに思われた。だが、ヤプールはコジローを捕獲し、その脳髄で大鳩超獣ブラックピジョンを作る。そしてブラックピジョンは、サブローの吹く鳩笛に向かって進み始めた…。

なんとも言えず“イヤ~ン!”なノリが、『スペクトルマン』みたいなエピソード。
いつもは、地球の生物と宇宙生物をそのまんま掛け合わせて超獣を作ってるのに、なぜゆえ今回は脳髄だけなの?
その所為で、持って行き様によってはすごくいい話になりそうな雰囲気もありつつ、猛烈にイヤな後味のエピソードになっちまった。Aも、初代マンがよくやってたみたいに、せめてブラックピジョンを宇宙に連れてって放すくらいにしておけばいいのに、殺しちゃうもんなぁ。

ところで梶の作ってる“無人機”って、一体どんなのなんだろう?
「空を飛べて、月にも行けて、海中にも潜れて、やり方によっては地中にも潜れる」って説明するけど、それの回収を伝書鳩がするの?鳩は、月にも海中にも地中にも行けないと思うけどね…。

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2004.10.25

10/25 銀座「Miyama」

打合せで銀座INZの「Miyama」って喫茶店に入る。
ブレンドをオーダーすると、「マシンが壊れてて、暖かい飲みものは出来ません。冷たい飲み物のみになります」と言われる。
そんな喫茶店ってアリなの?トラブルなのは分かるが、そんな喫茶店はちょっとイヤだ。

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2004.10.24

10/24 『BURNOUT 3 : TAKE DOWN』(XBOX)

『バーンアウト3:テイクダウン』(XBOX/EA)をプレイ。

日本ではPS2版がリリースされているが、当然XBOX版の方が画面が綺麗なので、ためらわずに米版を入手。
このゲーム、クルマもののゲームと言ってしまえばそれまでなんだが、ポイントはレースではない。普通にコースを走る公道レースのモードもあるが、なんと言っても一番の目玉は「CRASH MODE」である。非常に短く設定されたコースで、ボーナス・アイテムや得点2倍・4倍アイテム、ブースト・アイテム等を拾いつつ、如何にして一番多くのクルマを巻き込んで事故を起こせるか?それだけである。このモードでのクルマは、普通のレースゲームみたいに頑丈ではなく、耐久力も現実のものと大差ない。だから一発ぶつかってしまったら、もう走ることはほとんど出来ない。どのアイテムを取って、いかに通行車両の多いところに突っ込み、どっちにふっ飛ばされるかがカギなのだ。そして一定数量のクルマを事故らせると、自爆によってさらに事故を拡大できる。で、大量クラッシュに成功すれば「おめでとう!あなたの起こした事故が新聞に載りました!」となる。

この他、通常のレースではなく、走りながら何台のライバル車をクラッシュ(テイクダウン)させたかを競う「RAGE」ってモードもなかなか熱い。こちらはクルマは一瞬で壊れるわけではないので、それなりに長く走っていられる。今のところ、1レースで38台潰したのが最高記録。

画面上に血こそ一滴も流れないが、このモラルのなさっぷりとバカっぷりは、なかなか日本のゲームメーカーでは作れない。クラッシュ大好き!なアメリカ人ならではの発想で作られたゲームだ。

コースの種類や車種も豊富なので、かなり長めに遊べそうだ。

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10/24 カミさん飲み会2連発

昨日は、字幕翻訳家の方たちが我が家に遊びに来て、飲み会を開催。
オレはここんところ毎週のヤボ用に出掛けて、夜から参加する。
へぇ、某有名翻訳家H先生ってこんな人だったんだ。でも、カミさんに聞いたところ、疲れていたのか、いつもとは調子が違ったとのこと。
皆さん帰られた後、翻訳事務所をやっているMさん(初対面)と、何故か邦画談義。カミさん本人が途中でリタイアしてるにもかかわらず、何でだか深夜まで語りあう。面白かったけどヘンなの。

昨晩の食材が大量に余ってしまい、とても夫婦だけでは食い切れない。そこで本日は、ご近所に住むカミさんの友人夫婦をムリヤリお招きして、晩飯を一緒に食う。
そこんちのダンナさんとヲタクな話をしていたら、奥さんが呆れつつも大笑いをしている。まぁ、ど~せオレぁヲタクですから。

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2004.10.22

10/22 六本木「芋侍」&「黒子屋」

3年前に他部署から異動してきたY本君が、本人希望で海外事業所へ異動することになって送別会。

六本木交差点から程近い「芋侍」は地下にある居酒屋さん。店員さんが弓道着っぽい制服を着てたり、古民家風の板張り床だったり、西郷隆盛や坂本竜馬の写真が飾ってあったりと、雰囲気は面白い。だけど出てくる料理は、春雨サラダ、ポテトグラタン、スブタ、豚シャブ風鍋と、およそ脈絡がない。不味い訳ではないが、この店の作りなんだからもうちょっとメニュー構成は考えて欲しいもんだ。

2軒目はその隣のビルの「黒子屋」。
たまたまそこに入っただけで、狙ってた訳でもないんだろうに、こちらは男店員が黒子装束。で、女店員はゴミ映画『赤影/Red Shadow』の中で掃き溜の鶴状態だった麻生久美子を髣髴とさせるような“セクシーくのいち”風装束(ををっ!)。
こちらは店の作りとお品書きが正しくシンクロし、最近流行りの焼酎をカッチリ揃え、肴も和食系になっている。
隣同士にある似たようなコンセプトの店だけれど、明らかに「黒子屋」に軍配だ。

明日は朝から外せない予定があるので、感極まったY本君と別れを惜しみつつ、今日は電車帰宅。

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10/22 東京国際エンターテインメントマーケット

東京国際映画祭関連企画で開催中の『東京国際エンターテインメントマーケット』を見に幕張メッセへ。
なんか活気の無いイベント。「今日はビジネスデーだから…」なんてのは言い訳にはならない。なんてったって“コンテンツのマーケット”とうたってるんだから、一般よりもビジネス相手じゃなきゃ意味が無い。ほとんどのブースでは、テキトーに商品を飾って、ポスター貼って、モニター置いて、物販してるだけ。来てる客も(オレを含めて)ブラブラとブースを歩いて、たまに知りあいに出会って会釈するだけ。
あんまり意味無いですな。
昔っからそうだけど、東京国際映画祭の関連企画って大抵活気がないよな。

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2004.10.21

10/21 『座頭市果し状』

米版DVDで『座頭市果し状』を観る。

旅の途中で市は、浪人者に斬られた百姓を医者に連れて行った。市は、酒好きの医師の順庵(志村喬)と親しくなり、家に世話になることになった。同じ頃、松五郎親分(土方弘)の家に、役人に追われている勘造(小松方正)、用心棒の弦八郎(待田京介)、その女・お秋(野川由美子)ら6人のならず者が転がり込んでいた…。

安田公義監督による第18作。
シリーズが進むほどに、どんどん強くなっていく市が、あんまりにも強くなり過ぎて、面白味が欠けていくって意見も分からんではないが、「少年ジャンプ」の“戦いのインフレ”と同じで、強くなっちゃったものはなかなか後戻りは出来ない。しょうがないから、その圧倒的なまでの無敵っぷりを楽しむべきだろう。

今回は6人(正確には冒頭に2人斬ってるので8人だが)のゴロツキどもとの戦いが見せ場。手裏剣(投げナイフみたいだが)使いと短銃使いと、2人の飛び道具系が居るのが新機軸。でも、市は撃たれて川に落ちた後、銃弾を自分の刀(仕込杖)で摘出した上で、大量出血しながらも、さらにバッタバッタと敵を斬り倒す。やり過ぎではあるのだが、勝新と待田京介の殺陣の見事さの前には、そんな言葉は飲み込んでおくしかない。
市に冒頭で斬られた男の弟が、恨みを晴らそうと執拗に市を狙う。この手裏剣使いに扮するのは、かの井上昭文である。誰、それ?って感じかもしれないが、『愛の戦士 レインボーマン』でインドの聖者ダイバ・ダッタを演じてた人である。正直なところ、ゴロツキが6人も居ても、きっちり存在感をアピール出来ているのは、この井上昭文と野川由美子、待田京介の3人だけで、あの小松方正すらも今ひとつ目立てていない。なんて勿体無いんだろう。
その分、ゲストの志村喬は、いつもながらの存在感を見せる。でも、元々演技の幅が広い人ではないので、“酒好きの医者”ってだけで、もうすでに『酔いどれ天使』と区別がつかない。それでこそ志村喬、それだから志村喬としか言いようがないんだけどね。

三隅、森、池広と凄ぇ監督ばかりの中では、どうしても地味になりがちな職人監督安田公義だが、それだけに観客楽しませようって意気込みが感じられるせいかもしれない。出来がいいとは言えないが、割と嫌いになれない作品である。

なお、毎度のことだが、劇中に「果し状」なんてものは登場しない。このシリーズ、なんでこんな適当なタイトルのものばかりなんだろう?

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10/21 『ブレイブ・ストーリー』読了

『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき著/角川書店刊)を読み終える。

ワタルは、優しい母親、理屈っぽい父親と暮らす、ゲーム好きのどこにでも居るような小学5年生。だがある日、父は外に女を作って家を出ていった。崩壊する家庭を前に呆然となるワタル。「こんな運命は間違っている!」 そして彼の前に幻界(ヴィジョン)と呼ばれる異世界への扉が開かれる。この世界を旅して、運命の塔に辿り付いた現世の人間は、願いを叶えてもらえると言う。そして、ワタルは自分と家族の運命を変えるため、異世界へと旅立った…。

“母を救うために現実世界と幻想世界を行き来しながら、運命の場所を目指す”これって、パクリとは言わないまでも、キング&ストラウブの『タリスマン』と同じじゃん。
『タリスマン』と決定的に違うのは、緊張感である。異世界で冒険せざるを得なくなった主人公が絶対悪に追われるから、『タリスマン』には緊張感が持続していた。だが、この物語にはそれに当たるものがない。魔族の出現と世界を救う人柱って要素が、それに代わるものだとは思うけれど、ワタルの苦悩や努力がそれほど濃く描かれないため、緊張感になっていかない。主人公ワタルの日常描写----両親との関係、伯父さんや友達との交流、幽霊マンション等々----の方が、異世界に行くまでよりよっぽど面白いってのは、ファンタジーとしてはダメなんじゃないの?
おまけに異世界で起こる全てが、どれもこれもどこかのRPGで見たことのあるようなものばかり。ゲーマーとして知られる作者自身が、そのあたりを意識しているのは分かる。だけど、あんまりにも既存のRPG風過ぎやしないか?

とは言え、国産小説としてはかなり分厚い2分冊(と言っても、キングに比べたら大した量ではないが)を淀みなく読ませる筆力は大したものだ。宮部みゆきを読むのは初めてだが、ファンが多いのもうなずける。でも、だからこそ宮部ファンの人には『タリスマン』を是非読んで欲しいとも思う。上巻のツラサを乗り越えることさえ出来れば、『ブレイブ・ストーリー』よりも全然面白いから。

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2004.10.20

10/20 『こねこ』

DVDで『こねこ』を観る。

モスクワのとある家。子供たちはお婆ちゃんに1匹の子猫を買ってもらった。“チグラーシャ”と名づけられた子猫は、日々イタズラをして家族を困らせてばかり。ある日のこと、チグラーシャは窓からトラックの荷台に落ち、家から遠く離れた場所に行ってしまう。家族総出でチグラーシャを探すが、その頃チグラーシャは、雑役夫のフェージンに拾われて……。

会社の女の子から「是非!」と貸されたDVD。机の上に置いといたら、別なネコ好き男がそれを見て言う
男 「あ、“チグラーシャ”の映画ですね」
俺 「へ?!なんでこんな映画知ってるの?」
男 「ネコ好きの間では凄く有名な作品なんですよ」
俺 「そんな有名なの?(オレは全く知らなかったけど…)」
男 「大抵のネコ好きは見てるんじゃないですかね」
そんなもんなんですか?
ちなみに、オレは動物は好きだけどネコアレルギーなので、猫に触ると目がショビショビしてしまう。

さてこの映画、単なる児童映画なのだが、ちょっと不思議な構成。
最初の方は、行方不明の仔猫とそれを探す子供たちの話なのが、途中から仔猫とそれを拾ったオヤヂの話になっていく。アレレ?てなもんだが、実はこのオヤヂこそが、本作のキーマンなのだ。このってオヤヂが、世にも珍しい猫調教師なんだそうで、猫たちの達者な演技を引きだしているのだそうな。綱渡りよろしく肩の上をシャナリシャナリと歩いたり、縄飛びをしたりと言った猫曲芸、そして主役のトラ猫チグラーシャの驚くべき演技も、すべてこのオヤヂあったればこそ。
映画としてどうだとか言うようなものではないが、猫たちの演技は一見の価値ありだ。

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2004.10.19

10/19 『ウルトラマンA』#17

第17話「夏の怪奇シリーズ 怪談・ほたるヶ原の鬼女」

とある夜、足の不自由な少女タミコの枕元で不思議な声が響く。「母に逢いたければ、このホタルンガを持って行け…」そして、タミコは巨大なホタルを手に入れた。
時を同じくして、ほたるヶ原では毎晩のように原因不明の交通事故が頻発するようになる。どの事故も必ず深夜2時に起こっていることに気付いたTACは、星司と夕子を現場に派遣する。このほたるヶ原バイパスは、TACの新型秘密兵器の輸送路でもあったのだ…。

当時の特撮モノは、どうもこの手の交通事故(時代的には交通戦争って言うべきか)に対する警鐘みたいな話が多い。『ウルトラQ』のヒドラとか、『スペクトルマン』のクルマニクラスとか。
で、今回は珍しく夕子が単独で主役(?)の物語。タミコと夕子の心の交流を描くようでいて、丘の上から車イスを突き飛ばして、スっ転んだタミコを見て「ごめんなさい、本当は歩けるんじゃないかと思って…」とか言っちゃう夕子。鬼女はお前だ!
その後、うやむやのうちに歩けるようになったタミコと2人で、大蛍超獣ホタルンガの尻の発光体に吸い込まれちゃうのに驚くが、その体内でマスクもなしに毒ガス兵器を使ってしまう夕子の大胆さにはもっと驚かされる。
全体的になんかヘンだが、「夏の怪奇シリーズ」の中ではイチバン怪奇色が強いかな。

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2004.10.18

10/18 『プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~』(PS2)

『プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~』(PS2/SCE)をやっている。
“最新技術であの『プリンス・オブ・ペルシャ』が帰ってくる!”とか言われても、往年の名作ゲームを最新3Dリメイクしたものは、全てとは言わないまでも大抵面白くない。『レミングス』も『バトルゾーン』も『ドラキュラ』も『ゼビウス』も、「オリジナルの方が良かったなあ…」と思ってしまう。
ところがこの『プリンス・オブ・ペルシャ』、オリジナルを超えたとは言わないが、オリジナルのテイストを残したまま、上手く3Dに移行が出来ている。
妙に滑らかにヌルヌル動くキャラクターも、ヘンに多彩なアクションも、やたら残酷なトラップも、非常に上手く置き換えられている。最近のゲームの傾向を踏まえ、難易度は低めになり、頑張れば誰でもクリアできそうな気がする。
まだ進行度33%くらいだから、この後がどうなっていくのかはまだ分からないが、昔のオリジナルが好きな人でも、それなりに納得できるんじゃないだろうか?
ゲーム中のどこかにオリジナル版も隠されているらしいし。

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2004.10.17

10/17 『危険な動物たち』

DVDで『危険な動物たち』を観る。

世界的大企業オクトパス社の社長ロッド・マッケイン(ケヴィン・クライン)は、英国の動物園を買収し、20%の増収を要求、新園長に就任したロロ(ジョン・クリース)は、目標をクリアするため、獰猛な猛獣たちだけの動物園を企画するが、飼育係たちは猛反対。彼らは大人しい動物たちを、危険に見せかけようと一苦労。そんな時、この動物園に興味を持ったキャリアウーマンのウィラ(ジェイミー・リー・カーティス)と、彼女に惚れている社長のバカ息子ヴィンス(ケヴィン・クライン二役)が本社から派遣されてきた…。

昔、機内映画で観て、『ワンダとダイヤと優しいやつら』には遠く及ばないと思って以来、そのまんま観直してなかった1本。今観直すと、思ってたよりも全然面白い。キャストも殆ど一緒だから、どうしても『ワンダ~』と比べてしまうが、比べないで単体として観れば、そんなに悪いもんでもない。皆唯一無二なキャスティングで、誰か他の人が演じていたら、きっともっとつまらないものになってただろう。ついでに、ピュンの『エイリアンfrom L.A.』でもお馴染みにキャリー・ローウェルも出てるしね。
また、ミーアキャットだのアリクイだのを、必死になって獰猛に見せかける展開はとても可笑しい。これって発想の元になってるのは、『ホーリー・グレイル』の殺人ウサギなんじゃないのかな?
監督は『アイスマン』のフレッド・スケピシ。最近名前を聞かなくなったけど、どうしたんだろう?オレは『愛しのロクサーヌ』とかも嫌いじゃないし、真面目な作風には割と好感を持ってたんだが…。

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2004.10.16

10/16 ビジネス系セミナー3日目

今日はビジネス系セミナーの3日目で、朝10:00~17:00まで。
そこでは色々あったけど、それはまぁ置いといて…17:00過ぎからは交流会イベント!
ぶっちゃけ言えば、会議室で繰り広げられる異業種交流飲み会だ。
いやぁ~っ、これが面白い。素直に意気投合出来る人も居れば、何を言っているのやらサッパリ分からない人も居る。教師も反面教師も、先輩も後輩も、堅実な人もデンパか?と思う人も、まさに玉石混交。ふ~む、なるほどぉ、だったかと思えば、イッキナリ意味不明だったりもする。色んな世界があるんだねぇ…。

で、交流会が終った後で、さらに7人ほどで飲みに行く。これがなかなかの爆烈飲み会!同じセミナーを受けているとは言え、全員ほぼ初対面って状態で、なんとなく残っちゃった人々(飲み足りない人々とも言う)の飲み会だ。不思議なノリ、多めの猥談、奇妙な爆笑のうちに、飲み会終了。
再来週のセミナー終了日に、再度終了飲み会をすることを決めて解散。いやぁ~可笑しかった!

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2004.10.15

10/15 『スター・ウォーズ バトルフロント』(PS2)

シングルプレイ「ギャラクティック・コンクエスト」の反乱軍編が終了。
初プレイ時に感じた通り、やっぱり多人数対戦向きだと言う印象は否めない。が、やっているとそれでもなんだか楽しくなってくる。『スター・ウォーズ』もののゲームの中では、かなり良い出来の部類だろう。
使ってるキャラはもっぱらスナイパー系で、遠くからゲスゲス撃ちまくるのが楽しい。たまにイウォークを間違って(わざと?)撃ってみるのもなかなか面白いしな。

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2004.10.14

10/14 渋谷「東京ホルモン」&「Another Side」

昔働いていた番組制作会社での同期、ノリさん似と数年振りに飲みに行くことになった。待ち合せ場所へ行くと、彼の隣にどこかで見たことの有るよう無いような人が立っている。元アイドルで今は構成作家の良樹さんであった。
全く知らなかったのだが、良樹さんは実はゲームやアニメが大好き----手取り早く言ってしまえばヲタクで、それで今日は一緒に来たのだそうな。

で、とりあえずガード脇の「東京ホルモン」へ入る。
渋谷らしからぬ(どちらかと言えば新宿西口にありそうな)雰囲気のホルモン焼き屋である。結構繁盛しており、店内はほぼ満席。赤々と燃える炭が入った金属製七輪(?)が食欲をそそる。で、カルビ、ハラミ、ホルモン、豚ナンコツ、コブクロと、ホルモン焼屋の王道メニューを注文する。肉が新鮮だし、これはなかなか美味い。値段も安いし、また今度来ようって気にさせるな。

さて話題は、「アノ頃はこーだった」とか「アノ人は今こんなに偉くなった」とか、昔懐かし話を皮切りに、最近のバラエティ番組裏事情や、ちょっとアブナゲげな話、そして映画『デビルマン』、『NIN×NIN忍者ハットリくん』など、どんどんヲタク方面に進行しつつダラダラと盛り上がる。

ここらで河岸を変えましょうってところで、良樹さんは台本書きと出張があるんだそうで退場。「やめちゃおうかな~。今日は飲んじゃおうかなぁ」と、えらく後ろ髪引かれていたが、いやいや、あなたが台本を書かないと、明日泣くディレクターやプロデューサーが居ますって(笑)。また近々飲みに行く約束をしつつ分かれる。

次にセンター街奥の地下にあるBAR「Another Side」へ。
うわぁ、この店ってまだあったんだ(失礼)。マスターはちょっと老けたけど、昔と変わらずぶっきらぼうで、ママはほとんど変わってない。センター街奥なんて場所とは思えないほど、静かで落ち着いた雰囲気も全く変わらず、まるで15年くらい前にタイムスリップしたかのように、なんだか普通に落ち着いて飲んでしまった。
で、なんだかんだと話しているうちに、いつの間にやらマッカランのボトルを入れることになってしまう。これでまた渋谷に飲みに来なければならなくなってしまった…。

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2004.10.13

10/13 『ウルトラマンA』#16

第16話「夏の怪奇シリーズ 怪奇・牛神男」
お盆休暇で岡山・吉備津に帰省する吉村隊員は、列車の中でヒッピー風の男、高井(蟹江敬三)と知り合った。ひょんなことから、故郷を案内することになった吉村は、数百万頭分もの牛の「鼻ぐり」(牛の鼻輪)を奉った鼻ぐり塚にやってくる。高井は、吉村が止めるのも聞かず「アクセサリーに丁度いい」と、鼻ぐりを1つくすねてしまう。それを異次元から見ていたヤプールは、これ幸いと高井に牛の怨念を取り憑かせてしまう。翌日、吉村と母が、番組タイアップ先のオリーブマノン化粧品のオリーブ園を見学している頃、高井は牛神超獣カウラへと姿を変えていた…。

なんと言っても、蟹江敬三とオリーブマノン化粧品に尽きる。
若かりし蟹江敬三は、いくら70年代の若者のステレオタイプとは言っても、こりゃやり過ぎでしょ。まるでバカじゃん。変身してる途中は、まるで『極道恐怖大劇場 牛頭』(それは名古屋だけじゃなくて岡山にもあったんだ)状態だしね。
そしてオリーブマノン化粧品。実にあからさまなタイアップ振りが微笑ましい。社長さんは出てくるわ、オリーブ園見学ではベタに説明をするわ、カウラはご丁寧にロゴ入りオリーブオイル・タンクを破壊するわの大盤振る舞い。大らかな時代だねぇ。

今回は、もう16話にもなるってのに、今まで全く目立てなかった吉村隊員が主役。意外と男前なんだけど、やっぱりパッとしない役者さんだね。

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10/13 ありがとう 50,000アクセス

本日、気付いたらこのBLOGのトータル・アクセス件数が50,000件を超えておりました。
映画と古い特撮番組と飲みに行った話ばっかりしかありませんが、皆さんご覧頂きましてありがとうございます。
これからも精進…ってなにを精進するのかよく分かりませんが、とりあえずコマメに更新はしていこうかなぁっと思っております。それでは、また遊びにおいで下さい。

雷電

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2004.10.12

10/12 『逆転裁判3』終了

カプコンの『逆転裁判3』(AGB)が終了。

最近にしては珍しく、同じゲームのシリーズを一気に3本連続クリア。
今回は5つのシナリオから成っており、ナルホド君と千尋さんの出会いから始まり、これまでバラ撒かれてきた複線や小ネタが全て最終話に集約していく、ある意味“完結編”的なものになっている。オレは一気に3作プレイしたので、話の繋がりも流れもスムーズに分かったけれど、リリースごとにプレイしてきた人は忘れちゃってることも多そうだし、ましてやこの『3』で初めてプレイした人にはよく分かんねぇんじゃないのか?

ともかく、これまで断片的に出てきていた倉印流家元・綾里家のドロドロした話に、やっと終止符が打たれたのはめでたいところ。いつまでもナルホド君をサポートし続けてた千尋さんも、やっと成仏できるだろう。
次回作は「NINTENDO DS」で発売らしいので、気分一新、内容一新したものとして帰ってきて欲しいな。

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2004.10.11

10/11 『ヘルボーイ』

日比谷映画で『ヘルボーイ』を観る。

第二次大戦時、ナチスは怪僧ラスプーチン(カレル・ローデン)の力を借り、冥界から邪神を召喚しようとしていた。これを知ったアメリカ軍は、超自然現象の専門家ブルーム博士(ジョン・ハート)と共にこの計画を阻止し、ラスプーチンは冥界に吸い込まれた。だがその時、冥界から異様に巨大な右手を持った真っ赤な生き物の子供がやって来た。彼は“ヘルボーイ”と名付けられ、超常現象学者ブルーム教授が育てることになった。
月日は流れ、学校を出たばかりの捜査官ジョン・マイヤーズ(ルパート・エヴァンス)は、ブルーム博士が魔物たちを退治するため組織した超常現象調査防衛局へ赴任した。そして、そこにはヘルボーイ(ロン・パールマン)やエイブ・サピエンの姿があった。
一方その頃、ラスプーチンは再び世界を支配しようと冥界より蘇っていた…。

ここ数年、多くのアメコミ映画が作られているが、その大半はスタン・リー御大率いるマーベル・グループのキャラクターたちである。そんな中にあって、本作はアダルト志向の強いダークホース・コミックスを出自とする映画である。おまけに監督がギレルモ・デル・トロで、製作は原作者のマイク・ミニョーラ自身。『ヘルボーイ』ファンではないけれど、それなりの期待値で観たのだが、…結果的にはなんか突き抜けない映画になっちまった。

ヘルボーイをはじめとするキャラクター造形は決して悪くない。
セルマ・ブレア演じる“ファイア・スターター”は、美人じゃないし陰気なのに何故か魅力的だし、どこかC-3POを連想させる半魚人エイブ・サピエンもいい。そして我等がロン・パールマン演じるヘルボーイ自身は素晴らしい。ガッシリした図体でブツブツぼやく様は、これまでのヒーロー像とは一味違う。デル・トロがロン・パーにこだわっただけあって、顔が似てるってだけではなく、彼しか出来ない存在感がある。それにリック・ベイカーがスーパーバイザーをしているから、メイクのクオリティもおっそろしく高い。
敵役のアナクロさ満点なデザインのクロエネンもオレは好きだし、謎の冥界クリーチャー、サマエルもティペット・スタジオが動かしてるだけあって、実に躍動感がある。
(ちなみに、SFXにはジーン・ウォーレンJr.&ジーン・ウォーレン三世のFANTASY IIも参加している!)

個々のシーンでは抜群にいいところもある。
ネコを助けながらのバトルとか、ヘルボーイと伝書鳩小僧が、屋上の上からリズとマイヤーズのデートを盗み見るシーンなんて、本当に可笑しくってチャーミング。
…と、褒めてきたようでありながら、なんかイマひとつ面白さに欠けるんだわさ。

それはカタルシスの薄さだ。
物語の進行と共に、バトルがハデになり、主人公が苦戦するようになっていくと、カタルシスが大きくなっていく。狙いとして、最後の最後に肩透かしを食らわせるってやり方もあるだろうけれど、この映画では徐々にパワーダウンしてしまう。最初のサマエルとのバトルでは、戦い自体に迫力があるばかりでなく、地下鉄などの道具の使い方もいいし、テンポも気持ちがいい。だが、次の戦い、その次の戦いと、幾つかの戦いを繰り返すうちに、どんどん凡庸なものになってしまう。トンファー風の刀を使うクロエネンとの戦いなんて、いっくらでも面白くなりそうなのに、やけにアッサリ終わってしまう。そしてクライマックスは、ただ単にでかいだけのテンタクル戦だ。
アクションやバトルが、物語の進行と共にドンドンつまらなくなる、“三段逆スライド方式”みたいな構成だから、盛り上がらないこと夥しい。なんでこんな風な作りにしちゃったんだろう?
続編も決まっているようだから、是非この辺りを反省して欲しいなぁ。

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2004.10.10

10/10 『ウルトラマンA』#15

第15話「夏の怪奇シリーズ/黒い蟹の呪い」
父を海で失った少年・夢二は、海で拾った巻貝から不思議な声を聞いた。それは亡き父の魂が宿ったカブトガニの声だった。父は、あるカブトガニが何者かに改造され、海を汚す人類への恨みを募らせていると言う。そして倉敷の海に大蟹超獣キングクラブが現われる…。

お得意、「夏の怪奇シリーズ」の第一弾。
どこら辺が“怪奇”なのかと言うと、多分死んだ父ちゃんの声が聞こえてくるところでしょう。きっとそうだ、全然怖くないけど。持ってき方によっては『セブン』の「ノンマルトの使者」みたいなヘビィな話にもなるところだが、そこはそれ『A』ですから、そんな風にはなりません。どっちかって言うと、タイアップの「鷲羽山ハイランド」とかの印象の方が強く残る。HPで検索したら、この遊園地ってまだあるんだね。キングクラブがあんなに焼き尽くしたのに(笑)。
最近の“ウリ”は、本場のブラジルサンバでチューピーでチュ~!!だそうで、

いつも元気元気♪本場ブラジルのサンバチーム!! 陽気でノリノリ~なサンバでレッツダァ~ンス♪ 365日!!踊りまくりぃ~でチュ!!

オレも今度倉敷に行ったときには、踊りまくりぃ~でチュ~!!だ。(ウソ)

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2004.10.09

10/9 『フランケンシュタインの花嫁』

DVDで『フランケンシュタインの花嫁』を観る。

燃え落ちる風車と共に死んだと思われたモンスター(ボリス・カーロフ)が生きていた。彼は森の奥に住む盲目の老人と知り合い、言葉を教えられ、人として生きることを知る。一方その頃、フランケンシュタイン博士(コリン・クライブ)は、プレトリアス博士(アーネスト・セシガー)から、第二のモンスター----モンスターの花嫁を造ろうと持ちかけられる。彼は、忌まわしい研究は二度としないと断るが…。

言わずと知れた1935年製作の続編。もちろん監督はジェームズ・ホエール。
一部では前作よりも評価・人気共に高いけれど、やっぱりオレは正編の方が好きだな。ボリス・カーロフ演じるモンスターが、前作よりも人間味があり過ぎちゃうのが、オレとしてはあまり好きではない。また、プレトリアス博士自身の創造物であるミニチュア人間が、「モンスターを造るよりスゲエんじゃないのか?って気にさせるせいもあるだろう。
この続編の人気の高さは、作品の出来よりも(もちろん出来も悪くないのだが)、エルザ・ランチェスター演じる“花嫁”故だろう。高く頭上に伸びたアタマに、波打つハイライトのようなアクセントになっている白髪(?)のライン。そして濃い目の化粧で鋭い眼光。でもこの花嫁、『宇宙水爆戦』のメタルーナ・ミュータントみたいなもんで、作品中での登場シーンはほんのごく僅かだし、出てきてもモンスターを見て悲鳴を上げるだけにもかかわらず、何か物凄いインパクトがある。この花嫁あったればこそ、『ロッキー・ホラー・ショー』のマジェンタも生まれた訳で、そーゆー意味でもエポックだし、個人的な思い入れはあるんだけれどもね。

この映画、冒頭に前作とはちょっと違った趣向が凝らされている。前作は冒頭でショッキングな内容に関する注意が入るが、本作は詩人のバイロン、メアリー・シェリーらが嵐の晩に語り合う場面から始まる。「あの物語には続きがあるのだ…」と。ここでメアリー・シェリーを演じるのが、これまたエルザ・ランチェスター。とても同一人物とは見えないところが面白い。

特典映像は約40分のメイキング。
これまた正編と同じく、映画史家や関係者の遺族が、生前の監督にインタビューした事柄を述べる内容で、構成も出てくる人もほぼ一緒。だけど唯一違うのは、ジョー・ダンテがホストになっているところだ。まぁ、最初と最後に出てきて一言語るだけなんで、わざわざ“ホスト”とか言うほどのものではないんだが。

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10/9 『フランケンシュタイン』

DVDで『フランケンシュタイン』を観る。

フランケンシュタイン博士(コリン・クライブ)は、墓地や処刑場から死体を集め、新しい生命の創造を試みる。博士の実験は成功し、モンスター(ボリス・カーロフ)が誕生する。だが、モンスターのアタマに入っていたのは、犯罪者の脳みそであった…。

言わずと知れた1931年製作のジェームズ・ホエール監督作品。
数多のオマージュやパロディ作品が作られ続けているのは、メアリー・シェリーの原作が優れていたからではない。この映画が素晴らしかったからにほかならない。全編通してちゃんと観たのは遠い昔のこと。先日『ヴァン・ヘルシング』を観たから観直そうと思ったのだが、この歳になるとこの映画の良さが再認識できる。
なんと言ってもボリス・カーロフの演技が絶品である。あの朴訥で哀しげな表情は、カーロフ以外の役者では出すことが出来ない。多くの人が魅了される、湖のほとりでの少女マリアとのやり取りは、やはりこの映画の白眉と言っていいだろう。『ヴァン・ヘルシング』のシュラー・ヘンズリー演じるモンスターなんて、ちゃんちゃらおかしいやってなもんである。
そして美術の素晴らしさにも唸らされる。あのどこか遠近法の狂ったような独特なセットの異様さ、重厚さは、今観ても全く色褪せない。

特典映像は45分のメイキング。…と言っても、実際のメイキングが残っている訳ではないので、映画史家や関係者の遺族が、生前の監督にインタビューした事柄や、父から聞いた話を語るのがメイン。メイクのジャック・ピアースが如何に天才だったかを語るリック・ベイカーや、『ゴッドandモンスター』のビル・コンドン監督、影響を受けたクライブ・バーカーのインタビューなども含まれた力作。
本作と『ノスフェラトゥ』の映像を適当に編集したコメディ『BOO!』は、呆れ返るくらいつまらなくってガックシ…。

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10/9 台風通過

たった今警報解除の放送があった、ウチの前の川も氾濫せず、洪水も起こらずに済んだ。
ああ、良かった。
映画とかでよくある「豪雨を浴びながら、土嚢を積む人々」になってる自分を想像しちゃったよ…。

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10/9 台風直撃!

家の前の川がヤバイ!警戒水域を越えているぅぅぅっっ!!!
さっきから川っペリのサイレンが鳴りっぱなしだぁぁぁ!!!
役所の“洪水ハザードマップ”とマピオンの地図を見比べたら、家の前の道路を境界線にしてギリギリ洪水危険エリアには入っていない。だ、だ、だ、大丈夫なのか?!

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2004.10.08

10/8 『海のトリトン』読了

『海のトリトン』(手塚治虫著/秋田書店刊)全3巻読了。

トリトン族の生き残りトリトンと、海の支配者ポセイドンの戦いを描く大河ドラマ。
アニメ版は、主題歌はカッコイイので好きだけれど、中身はあまり真剣に観てなかった。だからこんな話だったかどうか、記憶が定かではない。

それにしても悲惨な物語である。
ポセイドンから迫害を受け続けたトリトン一族の味方はイルカだけ。トリトンは恨みを晴らすために、ポセイドンの34人の子供たちを、次々に殺して回る。そしてやっと和解が出来たと思ったら、今度はポセイドンの姦計に嵌って、人間たちに追われるようになってしまう。ラストシーンで残されたピピ子たちは、果たして幸せなんだろうか?

横山光輝とかもそうだし、まんがだけでなくTVの特撮番組とかも、昭和40年代の少年向けSFは、なにか厭世観とでも言うような、異様に重いテーマがある。それ故に、長く生き残っているのも事実だし、面白かったりもするのだが、時にやりきれない気持ちにもなる。今更ながらに、こんなのばっかり読んだり観たりして、俺らは大人になってきたのだなぁと思わされる作品だ。

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2004.10.07

10/7 『スター・ウォーズ バトルフロント』(PS2)

EAの『スター・ウォーズ バトルフロント』(PS2)を購入。

あああああぁぁぁっっ!
ルーカス・アーツのロゴで何にも遊んでないぃぃぃっっっ!!!!
『スター・ウォーズ』ゲームの一番の楽しみは、ゲーム自体よりもロゴなのに!!(ヲイヲイ!)
グスン、グスン…。気を取り直してゲームを始めよう…。

さて今回はプレイヤーが、銀河帝国軍(ストームトルーパーやスノートルーパーとか)、反乱同盟軍(Xウィングパイロットとか)、独立星系同盟軍(バトルドロイドとかデストロイヤードロイドなんか)、銀河共和国軍(ヒョットコトルーパーたち)になって敵対勢力と戦うゲーム。有名キャラになる訳ではなく、本当にただの1戦闘員として参戦するのだ。
とりあえず、ヒストリカル・キャンペーンでエピソードIV~VIのシナリオを選び、帝国軍になってみる。
………………う~む。
あっという間に死ぬなぁ、コレ。一介の兵士だから、超人的な体力とか能力がないのは分かっているが、もうホント、狙撃とかされたら一発で死ぬ。で、このゲームの特徴のひとつが、自分が死んでもゲームオーバーにならないこと。死んだらすぐに別の兵士として戦場に再投入される。まるで、オンライン対戦のFPSやってるみたいだ。
多分、オンライン、多人数で遊んだら面白いんだろうな。
シングル・プレイでは今ひとつ真価が発揮できない。でも、ウチのPS2はオンライン対応になってないしなぁ。

とりあえず、シングル・プレイ専用モードも遊んでみますか。

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2004.10.06

10/6 『ウルトラマンA』#13&14

第13話「死刑!ウルトラ5兄弟」
殺し屋超獣バラバに兄を殺された少年。だが、警察はいつものごとく超獣出現を信じない。そして、突如空に「ウルトラ兄弟はゴルゴダ星に集結せよ!」とウルトラサインが輝く。サインに従ってAがゴルゴダ星に行くと、そこにはゾフィー、マン、セブン、帰りマンも現われた。だが、誰もウルトラサインを出した者は居ない。そして目の前に現われるウルトラ5兄弟の十字架。全てはヤプール人の罠だったのだ…。

子供のときには結構興奮したエピソードだった。なんてったって、ウルトラ兄弟5人が初めて勢揃いするんだから、興奮するなって方がムリな話だ。だけど今観ると、実にテキトーな話だね。ヤプール人にやられて“ハラホロヒレハレ”な4兄弟もナニだし、みんな揃ってオヤヂ声で話してるからなぁ。
ウルトラ兄弟の兄弟愛と、兄を殺された少年の兄弟愛を平行して描こうとしたんだろうけれど、兄を殺された少年はハッキリと蛇足で、まったく本筋と絡んでいない。だけど、そのまま後編へ突入!

第14話「銀河に散った5つの星」
ウルトラ4兄弟を人質に取られている為、バラバに負けてしまうA。そして地球防衛軍本部からやってきた司令官は、宇宙ミサイルNo.7によってゴルゴダ星破壊を命じる。北斗は地球を守ってきたウルトラ兄弟を見殺しにするのか?!と迫るが、決定は覆らない。一方その頃、ゴルゴダ星ではウルトラ兄弟から、M78光線、スペシウム、エメリウム、ウルトラブレスレットを奪い去った、異次元超人エースキラーが誕生。その間にも有人ミサイル発射の刻限が迫るが…。

ミサイルの有人部分の切り離し装置が故障と知るや、即座に「そのままゴルゴダ星に突入せよ!」と命令を下す司令官は漢過ぎる。そして上官をブン殴る竜隊長もまた漢だ。
それにしてもエースキラーだ。なんか凄く強くなかったっけ?だってウルトラ兄弟の必殺技(M78光線ってなんだ?)を全て身に付けてるんだぜ。それがAの新必殺技スペースQであっという間に木っ端微塵だよ。もっと苦戦したような記がしたんだが、子供の記憶なんて実にいい加減なものだ。

この前後編、何でか知らないが脚本家が1人ではない。前編が田口成光で後編が市川森一。ゴルゴダだの十字架だの言ってるから、てっきり両方とも市川脚本だと思ったのにな。

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2004.10.05

10/5 西新宿「ISAO」

仕事帰りにクールと一杯。

新宿大ガード脇、思い出横丁の入り口にある「ISAO」。
銀河高原ビールが経営するお店で、店名はなんと社長の名前。どっかのゲーム会社を買収した人(故人)みたいだ。

内装はこ洒落てて、「思い出横丁」の店って感じはしない。だけど、なんかヘンな店だ。
飲み物は、もちろん銀河高原ビールが一通り揃っている。でもそれ以外にも、サワーにカクテルに洋酒となんでも置いている。メニューには、“ローストが自慢”と書いてあるものの、沖縄料理だったり中華だったりドイツだったりと、およそ一貫性のない洋風居酒屋メニューになっている。なんだかまるで一貫性がない。
店員は、バカに陽気でフレンドリーな、ラテン系かと思うような中国・韓国系の外国人の皆さん。

恐らく開店当時は、カップルが来るシックでムーディなお店にするつもりだったのだろう。だが実際の客層は、サラリーマンの野郎同士ばかりで、ガハハハとデカい声で笑ってる。土地柄どうしてもそーゆーお客さんが来なくって、いつの間にやらこんなにテンデンバラバラな店になってしまったんだろう。

駅から近く、値段はリーズナブルだし、味はまぁ文句を言うようなものでもない。
カップルで来るような店ではないが、まぁ、オレがカップル客になることもないから、また来てみよう。

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2004.10.04

10/4 『快傑ズバット』#5

第5話「花売り少女と白い粉」
新宿の裏通りに佇む一人の少女。「お願い…お花を買ってください!マッチを買ってください!」
あまりに時代観も世界観もズレた少女にド肝を抜かれたミドリとオサムは、少女から花を買おうとする。だが、少女はそれを拒んで逃げ、ミドリとオサムを怪しい男たちが取り囲む。少女は、紅薔薇連合の紅グモの手先として、合言葉を言った客に麻薬を売っていたのだ…。

タイトルもアレだが、内容もまたナニだ。マッチ売りの少女!クラクラくるような設定ですなぁ。
「やめてっ!おじちゃんは悪い人じゃないわ!だって私を育ててくれたんだものっ!!」とても現代の話とは思えない。凄いぞ、長坂!
今回はビリヤード名人のハスラー(これが名前だ)が登場。ビール瓶の上に乗せられた2個のボールを、クッション・ボールでジャンプさせて落とす。もちろん早川はこれを上回る技を披露して「お前は日本で二番目だ」ってことになる。

紅グモは髪型と言い、服装といい、手塚治虫マンガから抜け出て来たようなキャラクター。このセンスで『ブラックジャック』も実写化すれば良かったのに。

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2004.10.03

10/3 『座頭市血煙り街道』

米版DVDで『座頭市血煙り街道』を観る。

とある旅籠の相部屋で、市は今際の際のおみねから、息子の良太を父親である庄吉の居る前原まで連れて行ってやってくれと託される。旅の途中、旅芸人一座ともえ太夫(朝丘雪路)を助けたり、凄腕の素浪人・多十郎(近衛十四郎)知り合ったりしながら、やっとこさっとこ前原に到着した2人。庄吉が働いていたと言う窯焼きの太兵衛(松村達雄)を訪ねるが、そこには庄吉の姿はなかった。そして、庄吉は前原の権造親分(小池朝雄)の土取り場に居るとの噂を耳にするが…。

1976年製作の三隅研次監督によるシリーズ第17作。
色んなところで“傑作だ!”だと聞いていたし、ルトガー・ハウアーの『ブラインド・フューリー』の元ネタだってこともあって、相当な期待感で観始めた。だが、そんなに傑作とは感じず、「まぁ普通に“良く出来た座頭市シリーズの一本”って感じじゃないかな」と思いながら観ていた。ところが!クライマックスの多十郎と市の戦いが、信じられないほどカッコイイ。
このシリーズでは、勝新の“見せる居合い”の速さ、上手さもあって、大抵は一度に多くの相手を倒す見せ場が用意され、最後に残された大物と戦う。通常は一瞬で勝負が決してしまう場合が多い。だが今回は、近衛十四郎との対決が長く、かつ息詰まる緊張感に溢れたものになっている。流石は三隅演出。この場面があるから、みんなが“傑作!”と呼ぶのだと理解ができた。

ゲストは、一曲唄う中尾ミエ、メクラネタで市に絡む大工になべおさみ、そして脇を固めていい味を出しているのが、窯焼き太兵衛の松村達雄と、市に肩を揉まれる悪代官の小沢栄太郎である。
ところで、いつも思ってるんだけど、市の按摩ってすっごく気持ち良くなさそうだよね。揉むってよりもさすってるみたいだし、手を動かすのが速過ぎで、“気持ちいい”よりも“痛そう”に見える。

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2004.10.02

10/2 某ビジネス系セミナー

興味を惹かれ、某ビジネス系セミナーに出席した。
趣味で映画とかSFXのセミナーを見たり、仕事絡みでCGとかノンリニア編集のセミナーに行ったりすることはあるけれど、こーゆーのに出たのは初めて。(会社でムリヤリ中間管理職向けセミナーを受けさせられたりすることはあるか…)
来てる人たちの年齢も性別も職業も全然バラバラで、普段およそ接することのない人たちと話をするのは意外と面白いね。知らなかった世界が垣間見えるっちゅうか、へぇ~なるほどねぇ~、なんて、素直に話を聞いたりする。
これはなかなか新鮮な体験であった。

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2004.10.01

10/1 『スペース1999』#5

第5話「怪奇!宇宙の子供誕生」
アルファに初めての子供が生まれ、隊員たちはみな歓声を上げた。だがその直後、病室の母シンシアが絶叫した。生まれたばかりの赤ん坊ジャッキーは、たった数分で5歳児に成長してしまったのだ。それでも隊員たちは、アルファ初の子供を可愛がった。だが、コーニッグ指揮官は、その子供に何か不審なものを感じ始めていた。そして時を同じくして謎の宇宙船が月に迫っていた…。

『エンブリヨ』かいっ!と思わず知らずツッコミを入れてしまうエピソード。子供の成長の理由は、他の生物に乗り移ることで行き続ける謎の不定形生命体(精神生命体?このシリーズ、それが多いからなぁ…)だったって話なのだ。いやまぁ、それはいいとして、5歳児が中年オヤヂ宇宙人ジャラクへ成長する時、ベッドに寝てるだけでいつの間にか宇宙人服(ほら、よくある銀色の服)に変っちまうのはどうなんでしょ?

逃亡宇宙人ジャラクを追って来た謎の宇宙船が、ディスカバリー号(もちろんシャトルじゃなくって『2001年宇宙の旅』の方ね)にそっくりなのはご愛嬌。

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