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2004.10.09

10/9 『フランケンシュタイン』

DVDで『フランケンシュタイン』を観る。

フランケンシュタイン博士(コリン・クライブ)は、墓地や処刑場から死体を集め、新しい生命の創造を試みる。博士の実験は成功し、モンスター(ボリス・カーロフ)が誕生する。だが、モンスターのアタマに入っていたのは、犯罪者の脳みそであった…。

言わずと知れた1931年製作のジェームズ・ホエール監督作品。
数多のオマージュやパロディ作品が作られ続けているのは、メアリー・シェリーの原作が優れていたからではない。この映画が素晴らしかったからにほかならない。全編通してちゃんと観たのは遠い昔のこと。先日『ヴァン・ヘルシング』を観たから観直そうと思ったのだが、この歳になるとこの映画の良さが再認識できる。
なんと言ってもボリス・カーロフの演技が絶品である。あの朴訥で哀しげな表情は、カーロフ以外の役者では出すことが出来ない。多くの人が魅了される、湖のほとりでの少女マリアとのやり取りは、やはりこの映画の白眉と言っていいだろう。『ヴァン・ヘルシング』のシュラー・ヘンズリー演じるモンスターなんて、ちゃんちゃらおかしいやってなもんである。
そして美術の素晴らしさにも唸らされる。あのどこか遠近法の狂ったような独特なセットの異様さ、重厚さは、今観ても全く色褪せない。

特典映像は45分のメイキング。…と言っても、実際のメイキングが残っている訳ではないので、映画史家や関係者の遺族が、生前の監督にインタビューした事柄や、父から聞いた話を語るのがメイン。メイクのジャック・ピアースが如何に天才だったかを語るリック・ベイカーや、『ゴッドandモンスター』のビル・コンドン監督、影響を受けたクライブ・バーカーのインタビューなども含まれた力作。
本作と『ノスフェラトゥ』の映像を適当に編集したコメディ『BOO!』は、呆れ返るくらいつまらなくってガックシ…。

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