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2004.10.28

10/28 ナノ.グラム『ハッピーエンド』

平日だってのにほぼ満席の恵比寿エコー劇場で、シアター・ナノ.グラム『ハッピーエンド』を観る。

2人の仲居と1人の従業員が、他愛もない口論で暇を潰している、山奥の寂れた旅館。そこへ突如やってきた7人の男女。豪雨で道が通行止めになったため、仕方なくこの宿に一泊することになったのだ。彼らはお互い顔見知りな様子もなく、それぞれに何か事情を抱えているようだった。実は彼らはネットで知り合った自殺サークルの面々だったのだ…。

ナノ.グラムの第13回公演は、いつもと何かがちょっと違う。“ブラックなテイストのワン・シチュエーション・コメディ”と、大雑把なジャンルを言えば、特に変わりはない。だが、話が話なだけに、それぞれが語る過去が妙に重いのだ。「生きる」とは何か。これまでの同劇団だったらサラリと流した部分が、予想外の重さで語られる。
その試みが成功したかどうかは、評価の分かれるところだろう。だがこれは、ある意味で鈴木座長の図った劇団の転機なのかもしれない。芝居がはねた後、「なんか、いつもと違くない?」と聞くと、座長は「へへへ」と笑っていた。
明らかな方向転換をして、このまま路線変更して突っ走っていくのかもしれない。一度、別なことを演ることで、これまでの路線の見直すのかもしれない。いずれにせよ、次回公演で何を演るのかで、今後のナノ.グラムの方向性が見えてくるのだろう。

公演を重ねているだけに、役者さんたちも演出もどんどん手馴れ、こなれて来ている。
だが、今回は登場人物数が13人(だったかな?)と、これまででも最多(多分)。そのせいか、ちょっと散漫な印象があるのも事実。もうちょっと登場人物を絞ってもいいような気もするが、色々と事情もあるんだろう。

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