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2004.09.04

9/4 『マーダー・ライド・ショー』

シアター・イメージフォーラムで『マーダー・ライド・ショー』を観る。

1977年のハロウィン・イブ。全米を旅しながら、変わった場所を取材している4人の若者は、とある田舎町でキャプテン・スポールディングなるピエロの格好をしたオヤジが経営するガソリンスタンドに立ち寄った。このガソリンスタンドには、有名殺人鬼の犯行を再現した「マーダー・ライド・ショー」なるオバケ屋敷(?)が併設されていた。4人は、スポールディングから、この地に伝わる殺人鬼Dr.サタンの伝説を聞き、教えられた場所へ向かうが…。

PVをジョージ・A・ロメロに依頼してしまうような、映画ヲタクのホラー・ヲタクとして知られるヘビメタ・ロッカー、ロブ・ゾンビの初監督作。
ロメロ崇拝者らしいので、てっきりゾンビものっぽい映画かと思いきや、目指しているのは70年代ホラー。排他的な田舎町、オバケ屋敷、ヒッチハイカー、アタマのおかしい殺人鬼一家、怪しい町の住人、死体バラバラの皮剥ぎの皮被り…て、それはロメロじゃなくって、まるっきりトビー・フーパーじゃん。作風自体は似ていない(マネしてるトコはあるけれど)が、どこまでが冗談でどこからが本気なのかよくわからんのもフーパー・チックであるおまけに出演者が『悪魔のいけにえ2』のビル・モーズリィだったり、あのカレン・ブラックだったりすれば、もう…ねぇ。

今どきとしては珍しいタイプのゴア描写や、見てくれはイイけど不快感も満点なアッパラパー美女殺人鬼(ベティ・ブープのシーンはナイスです)、心優しき狂った巨人(どっかで見たと思ったら、『ビッグ・フィッシュ』の巨人だ)、謎の地下道の存在(ここは『壁の中に誰かが居る』っぽいな)や、人力式「マーダー・ライド・アトラクション」など、面白いところも色々あるし、ホラー愛や映画愛は感じるんだけど、全体の出来はいま一歩。
ひとつには、随所で挿入される古い映像やネガポジ反転が、あまり効果を上げていないことだ。これらがなんだか“逃げ”のようにも見えてしまう。
『テキサス・チェーンソー』(リメイク版)とどっちが上かと言われると、ちょっとビミョーな感じだ。

ところで、なんで“キャプテン・スポールディング”なんだろう。
ロブ・ゾンビってマルクス兄弟も好きなの?
(分からない人は『けだもの組合』か、ウディ・アレンの『世界中がアイ・ラブ・ユー』でも観て下さい)

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