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2004.08.31

8/31 六本木「Bane BAGUS」

仕事帰りに泥棒ヒゲ、I上さんと一緒に、六本木ロアビルにある「Bane BAGUS(バネ・バグース)」へ。
最近よく名前を見かける、ダーツ&ビリヤード・バーのチェーンである。

BARの隅に台が置いてあるような店でなら1~2度やったことがあるが、いわゆる“ダーツ・バー”に来たのはこれが初めてだ。
ダーツボードがズラリと並び、その前に4人ほど座れるスツールが設置されている。まるでボウリング場みたいだ。もうちょっとBARっぽい-----酒飲みにウェイトがあるんだと思っていたんだが、飲むって行為は完全におまけなんだね。

これまでダーツと言えば、多く得点を取れば良いんだと思い込んでたが、今日は「301」、「501」、「クリケット」ってルールを教えてもらう。高得点を取るのは単純に燃えるが、もうちょっとアタマを使うルールで、別な意味で熱くなる。
一緒に行った人たちも最近始めたばかりの初心者だが、まるっきりの素人のオレがビギナーズ・ラックであれよあれよと3連勝。勝ったからって訳ではないが、なんだかとても気軽に出来て楽しい。
オレもマイ・ダーツ買っちゃおうかな。

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2004.08.29

8/29 吉祥寺で結婚披露仮装パーティ

会社のM宅さんと以前会社にいたN野君が結婚して、吉祥寺の「Old Crow」で2次会パーティ。
幹事の強要(笑)により、一部の客が強制コスプレ。
ボーリングのピンやゴツいガタイのおネェさん(♂)、不気味にエロい女子高生(♂)、『Dog Of Bay』な人(♀)など、皆さんようやりますな。おネェさん(♂)が乳もませて写真撮ったり、女子高生(♂)が盗撮されてたりと、果てしなくバカ方面に突き進んでいく。

出席者数が不明だったり、新郎が挨拶を考えてなかったり、なんか色々で幹事さんは大わらわ。客はそれなりに楽しんでたけど、幹事にとっては大変な疲労パーティになっていた。

その後「HUB」に流れて、なんだかただの飲み会になる。
さらに、ちょっとマジな話があってTAKE4さんと「Vision」へ。
結局26時を回ってしまった…。

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2004.08.28

8/28 『子連れ狼 死に風に向う乳母車』

米版DVDで『子連れ狼 死に風に向う乳母車』を観る。

大五郎(富川晶宏)を乳母車に乗せ、旅をする元公儀介錯人拝一刀(若山富三郎)。彼らは、街道脇で、三人の“渡り徒士"が旅の母と娘を犯し凌辱する現場に出くわす。だが“渡り徒士"の一人、孫村官兵衛(加藤剛)は、犯された母娘と “渡り徒士"の1人を斬り捨て、この一件を無きものとする。現場を目撃した一刀に官兵衛は立合を所望するが、それを断って去っていく。そんな一刀が宿泊した宿屋に、自分を買った女衒の舌を噛み切って殺してしまった女、お松が飛び込んでくる…。

若山・拝一刀による『子連れ狼』シリーズ第三作で、監督は三隅研次。
オレにとって『子連れ狼』と言えば、萬屋錦之助のTVシリーズである。だからこの映画版シリーズは、昔TV放送でチョロっと観ただけ。ちゃんと観るのは今回が初めてなのだ。

それにしても実に殺伐とした映画だ。いや、TVでさえもあんだけやるんだから、映画版がもっと凄いってのは分かっちゃいたことなんだが、犯すは、舌を噛み切るは、折檻するは、大五郎を囮にする(これはいつものことか)は、お殿様は既知外だは…と、昔の時代劇はホントに大らかですなぁ。

映画自体の面白さはさておき、今回の収穫はなんと言っても浜木綿子である。この人って、こんなにイイ女だったんだ!「忘八者(仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つを忘れてしまったようなならず者ってことなんだそうだ)」の頭領として登場するのだが、キリっとした表情で「忘八者には忘八者の掟がござんす」と、淡々と語る木綿子姐さんがおっそろしくカッコイイ。ホームドラマでの印象ばかり強いので、なんかとっても新鮮。

この忘八者たちによる折檻が「ブリブリ(どんな字なのかは知らん)」と呼ばれている。どんな罰かと思ったら、荒縄で縛って逆さ吊りにした人間の周りを皆で囲み、竹刀だが木刀だかで叩き続ける。なんで“ブリブリ”って言うのかと思ったら、周りで叩く人たちが
「ぶ~りぶり!ぶ~りぶり!ぶ~りぶり~の~ぶ~りぶりっ!」
って掛け声を掛けるのだ。なんだソレ?
攻めを受けてる人はズタボロの酷い状態なのに、なにかマヌケ感が漂う折檻である。「カバディ」みたいなもんか?

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8/28 『LOVERS』

新宿ミラノにて『LOVERS』を観る。

9世紀、唐の時代。朝廷の官吏のリウ(アンディ・ラウ)とジン(金城武)に、世間を騒がせる “飛刀門”と言う反乱軍の頭目を捕まえる命が下る。遊郭「牡丹坊」の踊り子が怪しいと睨んだリウは、ジンを遊郭の客として送り込む。飛刀門の一員である踊り子はシャオメイ(チャン・ツイィー)という名の盲目の娘であったが…。

久々のチャン・ツィイー復活である。
『グリーン・デスティニー』で度肝を抜かれたが、その後の『ラッシュアワー2』やらシャンプーのCMで、なんだかあまり魅力を感じなくなってしまっていた。同じチャン・イーモウの前作『HERO』でも、完全にマギー・チャンに持って行かれちゃってたし。だけど今回はバッチリだ。
まず目を見張るのが、“遊郭「牡丹坊」での闘い(舞い?)”だ。これがお見事。顔の見えないアングルが多くて、恐らくスタンド・インも多用しているのだろうけれど、それでも実に面白い。
ことアクションに関しては、アンディ・ラウ&金城武では、ジェット・リー&ドニー・イェンには勝てるはずもない。それは端っから分かっていたが、その分をチャン・ツィイー(と彼女のダブル)がしっかり補ってくれた。
その他にも、“竹林の戦い”や“草原の戦い”も、この牡丹坊の戦いほどではないが、カッコよくもツッコミどころ満載(その竹槍を、飛びながら補充するのはムリあり過ぎだぁ)な見せ場になっている。
二転三転していく(ので詳しくは掛けないが…)物語は、途中までは部類の面白さなんだけれど、最後の最後でツメが甘いのが残念。
天下の大根役者・金城武も、今回は日本語を喋らない(どうせなら、言葉が喋れない役ならもっといいと思うが…)ので、いつもほどは棒読みのヒドイ台詞回しも気にならず、許容範囲内。…っつーか、結構頑張っている。

前作『HERO』には及ばないものの、チャン・イーモウらしい色使いや画面作りも美しく、これはこれでなかなか面白い。

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2004.08.27

8/27 『スペース1999』#3

第3話「宇宙船団大戦争」

月がとある惑星に近付いた時、謎の宇宙船団が突如現われた。その宇宙船は、地球のマークIXホークにそっくりだった。アルファからの呼びかけにも応じないため、仕方なく迎撃するイーグル編隊。だが、次々と襲い掛かるホークによって、月は修復不能なほど破壊されてしまう。コーニッグは和平を申し入れようと、イーグルでその惑星に向けて旅立つのだが…。

いかにも『スペース1999』らしい、精神攻撃宇宙人のエピソード。地球の宇宙船にそっくりだって時点で、何かがおかしいと思っても良さそうなもんだが、どうもバーグマン教授が好戦的なもんで、すぐに撃ち落すことになってしまう。この宇宙船、前番組である『UFO』のSHADO次期戦闘機として開発されたって設定が面白い。元々『UFO2』として企画されていた番組だった名残なんだろう。1回しか出ないゲストメカなのに、プラモデルまで発売されてたしね。それを言ったら、出て来もしない…と言うか、イマイで勝手に作ったサンダーバード・メカのプラモ「Xカー」なんてのもあったよね。いつ登場するのか心待ちにしてた子どもたちは、一度もその雄姿を見ることが出来なかった(泣)。

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2004.08.26

8/26 西新宿「京都丹波亭」

謙羊君、ハタ坊、甘栗男と、西新宿にあるお好み焼き屋「京都丹波亭」へ。

以前に行ったら1時間待ちと言われ諦め、謙羊君が行った時も1時間待ちと言われたそうなので、今日は予約までしてお好み焼きを食いに行く。
頼んだのは、ねぎ焼き(すじ)、ねり込み(豚、九条ねぎ)、べた焼き(いか、すじ)と3種のお好み焼きと、ホルモン焼き、げそバター、とん平焼きなどの鉄板焼きを注文。
どれも美味い。ねぎ焼き&べた焼きは、驚くほど粉の部分が少なく具ばっかりで、およそお好み焼きらしからぬ料理になっている。中でも九条ねぎをたっぷり使ったねぎ焼きは、大阪で食べたねぎ焼きとも違って、なかなか美味い。人気が高いのもうなずける。
だけど、1時間も待つほど美味いかと言われると、それほどではない。根本的に、待って食うほど、お好み焼きが大好物って訳でないからかもしれないが。

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2004.08.24

8/24 『スペース1999』#2

第2話「もう地球へ帰れない!」

月に不時着したカルドー星人の宇宙船。彼らは不毛となった母星を捨て、移住のため地球に向かっていた。コーニッグたちは彼らの機器の操作を誤って、コールドスリープ中のカルドー星人を1人死なせてしまった。だが、彼らはそれを咎めず、1人分空いたスペースに1人だけなら地球人を乗せられると提案するが…。

第1話から既に鬱陶しいシモンズ・コミッショナーが、エゴ剥き出しで地球に帰りたがるエピソード。皆が地球に帰りたいと思う中で、あくまで公平なクジ引きにこだわるカーターと、「地球に返して、厄介払いしちゃいましょう」と提案するモローの対比が面白い。
カルドー星人のザンター船長を演じるのは、クリストファー・リー。この頃は、ドラキュラ役者からの低迷時期にあたり、映画の第一線に復帰してくるのはまだまだ先のことだ。

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2004.08.23

8/23 『座頭市鉄火旅』

米版DVDで『座頭市鉄火旅』を観る。

旅の途中、何者かに斬られた足利の親分庄太郎の最期を看取った座頭市。これも何かの縁と、足利にやってきた。足利宿は、庄太郎に代って岩五郎が幅を利かせ、町の人々を苦しめていた。そんな中、市は鍛冶屋の仙造(東野英治郎)と知り合う。仙造は市の刀が師匠の作であり、そして刀の寿命が尽きていることを告げた。市は仙造に刀を預け、堅気になる決意をするが…。

畦道の遠くから聴こえて来る歌声。
「♪ボロんはぁ~着ててんも~、こころんはぁにしきぃ~っ!」
もちろん水前寺清子の『いっぽんどっこの唄』である。無伴奏で唄っても、きっちりしているところは流石にチータ。今回のスペシャル・ゲストは、旅芸人一座の歌手役のチータと、馬かき役の藤田まことなのだ。あくまでゲスト扱いで本筋には絡まないが、それなりのゴージャス感がある。
今回はそんなゲストよりも、座頭市が愛用の仕込み杖を置くってことが最大のポイント。
「あと1人斬ったところで折れてしまう」と言われて市がどうするのか?そして仕込みはどうなってしまうのか?予想のつく展開ではあるが、ルーチンになっているシリーズなので、かなり目先の変わった印象を受ける。
また仙吉役の東野英治郎が、素晴らしくいい味を醸し出している。東野英治郎と言えば『水戸黄門』の印象が強いけれど、そんなのよりも頑固親父なこの役の方が全然イカしている。
悪役はお馴染みの遠藤辰雄。これまで観たこの座頭市シリーズだけでも、既に5度目の悪役だ。出てきた瞬間に、「またコイツか!」てなもんだ。

今回は、物語的な趣向の違いで、かなり面白く観ることが出来た。

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2004.08.22

8/22 『プレデター2』

劇場で『AVP』の予告が始まり、急に『プレデター2』が観たくなったのでDVDで。

またも地球にやって来たプレデター。今度は密林ではなく、ロサンゼルスでハンティングをスタート。タフガイのマイク・ハリガン刑事(ダニー・グローバー)に目をつけ、執拗に彼を付回すが…。

世間では、カリフォルニア州知事主演の1作目の方が評価されているようだが、オレはこっちの続編の方が全然好き。いかにもB級SFっぽい小技やガジェットが多く、ただ単に重量級アクションだった前作よりトンチが効いている。ダニー・グローバーの役柄が、『リーサル・ウェポン』のマータフと全く一緒で、まるでマーティン・リッグス抜きの『リーサル 外伝』みたいなのも、オレとしては別にマイナスではない。ついでに『リーサル』の一作目で敵のジョシュアを演じたデッパおやぢ、ゲイリー・ビジーも出てるしな。

この映画、妙にゴアなシーンが多いんだけど、ヘンなところでヌケているのも可笑しい。特にあのクライマックス。『ロボコップ3』とこの映画は、最後の最後で素っ頓狂な終わり方をするから憎めない(笑)。

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8/22 『サンダーバード』

日劇PLEX3で『サンダーバード』を観る。【思いっきりネタバレ】

ぼんやりと空を見つめ、落書きをしている少年、アラン。実は彼は、世界中で救助活動を行う秘密組織、「国際救助隊 サンダーバード」を運営するトレーシー一家の末息子であった。彼にとって「国際救助隊」は自慢の種であったが、その反面、自分がまだ一員にしてもらえないことが不満であった。
ある日、国際救助隊に怨みを持つ悪漢フッドが、サンダーバード5号をミサイルで攻撃、ジェフたちが救助に向かった隙を突いて、トレーシー島を乗っ取ってしまった。折りしもその頃、シンガポールには未曾有の大型台風が迫っており、人々はサンダーバードの助けを呼んでいる。島に残っていたアランは、レディ・ペネロープ、ティンティン、ブレインズの息子の助けを借りて、宇宙に取り残された家族を助けようとするが…。

バリー・グレイのオリジナル楽曲をアレンジしたメインテーマに乗って、オープニングが始まる。
「ををっ!これはっ!」
驚くほどセンスの良いタイトルバックに、ほとんど持っていなかった期待感が急にアタマをもたげ始める。
…そして約1時間半後、映画が終った。

これは…期待はしていなかったとは言え、オリジナルの『サンダーバード』ファンとしては憤りを覚える映画である。
軽いノリのファミリー向けアクション映画としては、ギリギリ及第点かもしれない。だが、『サンダーバード』のリメイクとしては丸っきり落第だ。

本作のスタッフは、根本的に『サンダーバード』がどんなものなのかが理解できていない。“国際救助隊は救助こそが目的である”----これは口を酸っぱくしてジェフ=パパが言い続けた、彼らの大命題である。
本作の中で、フッドがTB2を使ってロンドン銀行を襲おうとする。大変な事件だが、この時点では救助の必要な事件など起こっていない。フッドの操縦するTB2が着陸したとき、ご丁寧にもTVレポーターが「救助の必要な事件は起こっていないのに、なぜサンダーバードはやってきたのでしょう?!」と言う。そう、救助が必要なはずなのは、“台風に襲われているシンガポール”のはずなのだ。だが、本作ではシンガポールがどうなったのかは、劇中では2度と言及されない。まるでそんな事件はなかったかのように。

ビル・パクストンではなく、僕らの馴染みの“パパ”であれば、フッドは後回しにして(あるいはペネロープに任せて)、まずシンガポールに1号を急行させた筈だ。そしてモノレールに事故が起きてから、ロンドンに向かい、ついでにフッドの件を処理させる。もしも本作のように、アランがフッドを追いかけて事件を解決したとしても、間違っても正式隊員になどしないだろう。逆にパパは、得意満面のアランの鼻を叩き折り、説教をしたはずだ。
「我々の任務は悪人を捕まえることではない。それは警察に任せれば良いことだ。我々の使命は人命救助なのだ」と。

これ以外にも、釈然としない、納得の行かない点は多々ある。

オリジナルでは、パパと5人の息子、ペネロープとパーカー、ブレインズには、それぞれ明快な役割分担があった。
基本的には、まずジョン(あるいは交代要員のアラン)が5号で救助信号を傍受し、パパに連絡する。パパはHQであるトレーシー島で戦略を練る。それに従って、スコットがまず1号で現場に急行、状況確認と戦術を立てる。その後バージルが2号で(必要に応じてゴードンやアランを連れて)現場に到着する。ブレインズのアドバイスを受け、救助を開始する。同時にペネロープとパーカーが支援行動----情報収集や、逃げるフッドを追う等----を行う。
メカにはそれぞれ役割があり、メンバーにも皆役割がある。
だが本作では、登場人物の役割分担はおろか、メカと登場人物の対応さえはっきりとはしない。それもそのはずである。アランを除く全員が、ジェフまで含めて、揃って3号に乗り込んで5号の救出に向かってしまうからだ。だから、家族の中で活躍するのはアラン一人。それも今回はおミソの筈のアランが、だ。これでは、役割分担どころか、誰がバージルで誰がスコットなのかも分からない。

また、やたらと小者然とした発言を繰り返すペネロープにもウンザリ。
元々ペネロープは大富豪の筈である。そんな彼女が、やれネイル・ケアは高いだの、これはブランドものの服だ、だの、そんな昨日今日金持ちになったエセ富豪、プチ成金みたいなことを言ってたまるか!

オレがいくら『サンダーバード』が好きだからと言って、このリメイクが全くの別物であるのなら、こんなに目くじらを立てる気はない。だが、オリジナルの設定を引きずりつつ、納得の行かない展開ばかりをするから腹が立つのだ。

そして一番イヤだったのが、敬愛の気持ちの感じられないオリジナルへの揶揄である。
超能力で操られて、ギクシャクと歩くブレインズをあざ笑ってフッドが言う。
「なんだその歩き方は。まるで人形みたいだな」
こんな台詞を、誰が喜ぶと思っているのだろう?

もうひとつ、ファンへの目配せのつもりなのか、妙な描写が1カットある。
ロンドンに向かうTB1の中でスロットル・レバーを握る人間の手の横で、糸の付いた人形の手が同じスロットルをそっと握る場面がある。どんな意図があるのか分からないが、前述のような台詞があった後では、それはファン・サービスになど、なりはしない。

本作の出来と興行的な失敗によって、御体ジェリー・アンダーソンが準備中のフルCG版『キャプテン・スカーレット』には、確実に暗雲が立ちこめることになるだろう。ワーキング・タイトルのティム・ビーヴァンは、数々の佳作を作ってきたが、SF向きのプロデューサーではない。だからこそジョナサン・フレイクスに白羽の矢を立てたのだろうが、こんなジーン・ロッデンベリーとジェリー・アンダーソンの区別も付かないような“スタトレ野郎”を起用したのは大間違い。
フレイクスは、インタビューで「ジェリーに会った時、素晴らしいシリーズを作ってくれてありがとう、と言った」と書かれていた。だが、あんたがジェリーに言うべきなのはお礼じゃない。謝罪だ。

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8/22 『リディック』

丸の内プラゼールで『リディック』を観る。

5つの惑星から指名手配され、莫大な賞金が掛かった重犯罪人のリディック(ヴィン・ディーゼル)。彼は自分の首に賞金を掛けた人間を探して、ヘリオン第1惑星へとやって来た。だが、この惑星はカルト教団ネクロモンガーによって存亡の危機にあった。へリオンのエレメンタルは、リディックを救世主と信じて、彼に助けを乞うために賞金を掛けていたのだ。そしてリディックはいつしか壮大な事件に巻き込まれていく…。

大金を投入しただけあって、映像はお見事。なんだかよく分からんが、黒いモヤモヤを撒き散らしながら飛ぶ宇宙船とか、暑苦しく濃厚な匂いを醸し出すネクロモンガー側の美術デザインなど、重量級のビジュアルは観応え満点。難点は話が面白くないことだな。
前作は予算がない分(と言っても、日本映画と比べたら大変な金額だが)、アイデア勝負で小気味の良い展開が、SF好きやモンスター好きの琴線に触れる佳作であった。それが今作では、ヴィン・ディーゼルがビッグ・ネームになったこともあって、無駄に大作感を出したのが命取り。なにか大味感の漂う凡作になってしまった。
こんなにスケールの大きな話にするよりも、小粒でピリリと辛い映画にした方が全然良かった。例えば、アクション性を強くした『ステンレススチール・ラット』みたいな話とか、SFとバイオレンス風味を強くした『ルパン三世』的なものの方が、暗視能力のあるリディックのキャラクターにはぴったりだったのではなかろうか?

それにしても、『デイ・アフター・トゥモロー』をはじめとするディザスター映画ではないが、毎度のことながら自然をナメた描写に驚かされる。昼が700℃になる惑星で、岩影に入るだけで高熱を避けたり、-300℃になっている筈の夜の側でタンクトップ姿で走ったりと、自分たちで設定したはずの状況を、舌の根も乾かぬ内に根底から覆してしまうのはどうなのか?アメ公はホントに大雑把な人種だな。

最後のオチは、なんとなく『死霊のはらわた2』を思いだしてしまった。

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2004.08.21

8/21 上石神井「聖華」

Xオヤヂと一緒に、上石神井駅南口からちょっと歩いた台湾料理屋「聖華」へ入る。
非常に目立たない立地のせいで、最近まで店自体に気付いていなかった。
中はテーブル席が4つあるだけの、こじんまりしたラーメン屋程度のお店。
でも、出てくる料理はきちんと台湾料理である。腸詰、黄ニラと牛肉炒め、もつ炒め、台湾焼きそばなど、定番なメニューを頼んだが、どれも美味しい。オレが知らなかっただけで、近所では知られた店らしく、いつの間にか店内は一杯になっている。
値段は、この辺にしちゃあ割と高め(繁華街なら全然高くはない値段だが)だけど、「岩虎」なきあと、唯一の台湾料理屋としてまた来よう。

その後「rock bar MOMENT」へ。
毎度の如く、70~80年代ロックだのサントラ系のロックをリクエストしている内に終電を逃す。

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8/21 『スペース1999』#1

第1話「人類の危機!宇宙基地大爆発」

惑星メタから届いた謎の信号を解明するための第1次調査隊は、原因不明のまま失敗。第2次調査隊をメタに送るため、ムーンベース・アルファの司令官に新たにジョン・コーニッグが就任した。だが、月では謎の死亡事故が続発していた…。

『謎の円盤UFO』が終了したので、そのままの勢いで『スペース1999』を開始。やっと終ったってのにアホだな、オレ(苦笑)。
今回は、月が地球の軌道から離れてしまうお馴染みのプロローグ編。ブライアン・ジョンソンの手になるメカ特撮は素晴らしいの一言に尽きる。ただ、昔初めて観た時から気になっていたのだが、月の空が電磁波のせいで光る場面は、合成ラインがハッキリずれててちょいとダメ。時間がなかったにしても。ジョンソンの仕事としては荒っぽ過ぎる。

このDVD、ジェリー・アンダーソン物の中で唯一、東北新社ではなくパイオニア(現ジュネオン)から発売されている。そのためパッケージ・デザインも違えば、クオリティも違う。東北新社の一連のシリーズはデジタルリマスターで5.1chなのだが、この作品はデジタルマスターでドルビーデジタル・モノラルなのだ。出来れば他の作品同様、CARLTONのデジタル・リマスター・バージョンだと嬉しかったのだが。
それ以外に残念なのが、日本語吹き替え音声はTV放映時と同じなのに、オープニングがTV放映時と違うこと。これから2シーズン分も観れば、きっと慣れてしまうんだろうけれど、とりあえず今は違和感ありまくり。

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8/21 『謎の円盤UFO/The UFO Document』

『謎の円盤UFO DVD-BOX2』の特典映像を観る。

スタッフや俳優のインタビューを中心にまとめた52分のドキュメンタリー。
まず、オープニングからして本篇そっくりに作られており、このドキュメントのスタッフの意気込みが伝わってくる。

前半は第22話の「SHADOはこうして作られた」の映像をベースに、キャスト、スタッフを紹介し、それぞれのインタビューへと繋いで行く。登場するスタッフは、ジェリー・アンダーソン、美術のボブ・ベル、そして今は亡きSFXのデレク・メディングス(インタビューを受ける彼の背後に『銀河伝説クルール』の手裏剣が!)ら。キャストは、エド・ビショップ(ストレイカー)、ジョージ・シーウェル(フリーマン)、ドロレス・マンテス(ニナ)、ブラデク・シェイバル(ジャクソン)である。あの精悍だったストレイカーがこんな老人になっているかと思うと、特典自体は嬉しいのだが、淋しい気持ちにもなる。エリス中尉のガブリエル・ドレイクやレイク大佐のワンダ・ベンサムが今はどうなっているのか、とても見たい気もするが、きっと美しい姿の思い出のまま、大切に取っておいた方がいいのだろう。

当時はメイキング・ビデオなんてない時代だが、現場のスチールとそれに対応した本編映像をカットバックで見せる事で、まるでメイキングを見ているような気にさせる編集も上手い。
ジェリー・アンダーソンのオフィシャル・ファンクラブでもある“FANDERSON”が制作しているだけあって、非常に愛に満ちた仕上がりだ。

このビデオ、最後に「To be continued」と出るのだが、続きはあるんだろうか?あるんだったら、何かの特典に収録して欲しいものだ。今度出る『海底大戦争』のDVD-BOXにでも入れてもらうことは出来ないんだろうか?

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2004.08.20

8/20 『バイオハザード2:アポカリプス』

ヤマハホールで『バイオハザード2:アポカリプス』の試写を観させて頂く。

病院で目覚めたアリス(ミラ・ジョヴォビッチ)は、信じられない光景を眼にする。ラクーン・シティにはハイヴから流出したT-ウィルスが蔓延し、死者たちがカッポする街と化していたのだ。そしてアンブレラ社は、生者も死者も全てを街に封じ込めてしまったのだ。それは、ウィルスを外に出さない為だけでなく、街全体を巨大な実験場とする恐るべき計略であった。街には元S.T.A.R.S隊員のジルやカルロス、ニュースキャスターのテリ、アシュフォード博士の娘アンジェラらも残されていた。そして今、忌まわしい実験の産物であるネメシスも街に送り込まれた。アリスたちはこの街から生還できるのか…?

まだ公開前の映画だし、まぁ色々あって詳しいことは書かないけれど、ある意味驚くべき映画である。
前作の説明で始まるオープニングが開けると、そこから先は畳み掛けるようなアクション、アクション、アクション。このひたすらなまでのアクションの連続は何なのだろう?上映時間は約90分。本当に恐ろしいほどの勢いでアクションが詰め込まれている。
これが監督デビューとなるアレクサンダー・ウィットのこれまでの経歴は、リドリー・スコット作品や『パイレーツ・オブ・カリビアン』などの第2班監督である。第2班監督と言えば、大抵の場合はドラマ部分ではなく、アクション部分の担当である。だからこそ、ここまでアクションに特化した映画になったんだろう。
物語的にはゲームの『3』にあたる部分だが、アクション性の強さと、前作から引き続き----いや前作以上にパワーアップしたアリスの登場によって、ゲームの物語とは、かなり印象が異なるものになっている。

評価はかなり分かれそうな映画であるが、とりあえず、観に行く前に前作をおさらいしておく事をオススメしたい。

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8/20 『巨大アメーバの惑星』

『特撮秘宝』DVD-BOX「エイリアン編」の『巨大アメーバの惑星』を観る。

通信不能状態にあった探検船MR1号が、火星から帰って来た。だが中に居たのは、紅一点のアイリスと、謎の緑色の物体に侵された船長のみで、他の2名の乗組員は居なかった。火星で彼らに一体何が起こったのか?

イブ・メルキオール監督の60年のSF映画。オールド・ファンには、大伴昌司センセ命名の“コウモリグモ”こと“Rat-Vat-Spider-Clab”でお馴染みの映画である。今まで、『SF映画100年史』みたいなビデオ等でハイライト・シーンの一部は何度も観ているのだが、実は全編を通して観たのはこれが初めてなのだ。

映画の内容は、断片的に観ていたものから想像していた通り。
どチープで、セットはスカスカだし、科学考証なんて微塵もない、とんでもないB級である。だがそんなところも含めて、これは胡散臭い魅力に溢れた映画でもある。
何よりも印象的なのは火星の描写だ。ロケットの中では通常の映像なのだが、ロケットを一歩出ると、そこは強烈に真っ赤っ赤な世界。現像処理で着色とソラリゼーションを施された映像は、チープさに拍車を掛けつつも、特撮ののアラは誤魔化してしまう。宇宙服のヘルメットにシールドすらなく、むき出しの顔が出ていることも、よく観なければ気付かないほどに(笑)。
ツッコミどころも満載-----火星の風景を眺めながらアイリスが言う。「気持ち悪いわ…。草一本動かない」----それは火星の風景がただの書割で、絵だからだよ。それ以前に、火星にジャングルがあんのかよ!----いやいや、そんなことを言ってはいけない。これは愛すべき映画なのだから。

それにしても、こんなんまでDVDになるんだから凄いもんだ。嬉しい反面、金がいくらあっても足りないぞ。

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2004.08.19

8/19 『広域暴力 流血の縄張(しま)』

米版DVDで『広域暴力 流血の縄張(しま)』を観る。

警察の組織暴力団壊滅作戦のせいで、関東桜田会は解散することになったが、新宿を縄張りとする大野木一家だけは解散に首を縦に振らなかった。やがて、新宿ではチンピラによるシマ荒しが頻繁に起こる様になった。幹部の勇治(小林旭)が調べると、それは関西連合会会長の弟、陣野(名和宏)の仕業であった。関西連合会は、新宿を足掛かりに関東進出を企んでいたのだった…。

長谷部安春監督による69年の仁侠映画。
なんと言っても、加藤嘉が演じる大野木一家の親分にシビレル。今にもこめかみの血管が破裂して死にそうな雰囲気なのに、昔気質の親分肌で侠を通す姿に惚れ惚れする。その前にあっちゃあ、小林旭も名和宏も葉山良二も霞んでしまう。そんな中、いつも黒い子猫を抱いている大野木一家の客分役の藤竜也が美味しいところを持っていく。葉山良二の弟が殺されたにもかかわらず、手打ちになって腹の虫が収まらない組員の代わりに、警察の前で仇を刺し殺す。当然のようにすぐに警官に取り押さえられるのだけれど、すんなりドスを渡して手錠を掛けられる。このシーンが雨の効果もあって非常にかっこいい。
真っ赤な背景とか、長谷部安春らしいこだわりはあるけれど、映画としてはそれほど特筆すべき面白さはない。それを役者でフォローした佳作かな。

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2004.08.18

8/18 『ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK』終了

『ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK』(AGB/ロケット・カンパニー)終了

なんと言いましょうか、科特隊とウルトラ警備隊とMATを題材にした『スパロボ』です。
でも、かなり手抜き。作戦ごとにもらえるお金で、ただ単にメカの性能や火力を強化していくだけで、キャラクター(搭乗者)は経験値を得たり成長したりすることはない。各TVシリーズの要所になるようなエピソード(例えばバルタン星人とか、メトロン星人とか、シーモンス&シーゴラスとか)をピックアップして、それらしく台詞を散りばめてシナリオ化している。バランスもあまりよくないし、正直なところ作業感は極めて強い。なのに最後までクリアしたのは、オリジナル素材を使っているって一点に尽きる。随所で表示されるのは、TVシリーズの怪獣や隊員たちの写真。そして、音楽も宮内国郎と冬木透のものが使われている。「ワンダバMAT」とか掛かると、こんなゲームでも条件反射的に燃えてしまうのが悲しい。
もしも続編を作るのなら、1ステージにゼットンが4体も出てきたり、再生怪獣のようにツインテールをなんども出したりするのは、何とかして欲しいものだ。

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2004.08.17

8/17 『謎の円盤UFO』#26

第26話(最終話)「眠れる美女の怪奇」

ある日、ストレイカーの元に1人の女性が昏睡から目覚めたと連絡が入った。10年前、その女性はロンドン郊外の田舎道で、突然ストレイカーのクルマの前に飛び出し、はねられたのだった。その時彼女は「円盤が…」と一言いい残し、そのまま意識を失っていたのだ。彼女は10年前に何を目撃したのか…?

まるで魔法みたいな物語である。科学的にどうなってんの?とかツッコミたいトコロではあるが、まあ野暮は言いっこなしってことで。
今回はキャラがいつもとちょっと違う。ジャクソン医師が非人道的なのは毎度のことだが、フォスターが自白剤を打とうとするのは、いつものキャラ設定から考えるとちょっと意外。その代わりにストレイカーが躊躇する。これっていつもと逆の役回りなのでは?
10年間昏睡していたキャサリンの回想シーンが、いかにも70年代風のラリパッパ映像で、なんともノスタルジック。
一応、日本版最終話になるので、ラストは無理やり最終回っぽいナレーションで締める。

なんで一応かと言えば、本国と日本では放映順が異なり、このDVDは日本放送順にエピソードを収録しているので、実質の最終話はもう見終わっていたのだけれどね。昔の海外のドラマでは、シリーズを最後まで観ても、全体としての決着がつかない場合が多いが、この番組もご他聞に漏れず、何も解決する訳ではない。UFOがどこから来たのか、目的は何だったのか。SHADOは個々の作戦ではUFO撃退に成功しても、最終的に勝利できるたのかどうかは誰にも分からない。
きっと今でも、ストレイカーたちはロンドンの基地からUFO撃退に発進しているのだろう。

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2004.08.15

8/15 『スチームボーイ STEAM BOY』

日比谷映画で『スチームボーイ STEAM BOY』を観る。【ネタバレあり】

ロンドン万国博覧会を目前に控えた19世紀のイギリス。アメリカのオハラ財団で研究を続けている父エディと祖父ロイドの帰りを待つレイに、ある日荷物が届いた。その中身は金属製のボール状の物体であった。時を同じくして、レイの前に現れるオハラ財団の使者と祖父ロイド。財団はボールを渡せと迫り、祖父はボールを渡すなと言う。そしてレイは、ボールを奪われ、自身も捕らわれてしまうのだが…。

スゴイ!スゴイよ、作画は…。
なんてぇんでしょうねぇ、なんとも言えない脱力感と言うか、無念と言うか。制作期間9年、製作費25億ですか…。お金はともかくとして、この期間こそが最大の敗因なんぢゃないのかな。

思い返せば9年前、パイロット版を観させて貰う機会があった。
「うぉっ!スゲッッ!コレ、マジで作るんスかっ!!」
あの時の興奮は忘れない。それが9年も掛かってこんなのになった。

この映画、対象とするターゲットは不明瞭で、大人の観客に向けたものなのか、ファミリーに向けたものなのかよく分からない。演出にもメリハリがなく、なんだか淡々と進んでいく物語は、正直退屈だ。別に明快に善悪に分かれる必要はないけれど、結局のところ考え方の違う2人の親子の喧嘩でしかない物語なんて、カタルシスを生まない。
これを観に行った親子連れの親はきっと困るんだろうな。子供に「なんでお祖父ちゃんとお父さんが戦ったの?悪いのは誰なの?」とか訊かれても、説明が出来ないだろうし。

大友克洋はこの映画で何をやりたかったんだろう。
声高に何度も叫ばれる「科学は誰のために、何のためにあるのか?」ってことなの?
まさか、そんな手垢にまみれたようなテーマがやりたかったんじゃないよねぇ?

作画の緻密さ、丁寧さは素晴らしいけど、それはこんだけの時間とお金掛けてるんだもの、当たり前なんじゃないの。『MEMORIES』が面白い映画だとは思わないけれど、「大砲の町」の映像表現には本気で驚いた。それに引き換え、本作には驚きがない。もっと言ってしまえば、何かどこかで観たような場面が多い。もうすぐ公開の『某動く城』を思わせるスチーム城をはじめ、宮崎駿的な描写は多いし、クライマックスの展開は『APPLESEED』にも近い。そして、ラストは『ゴジラ×メカゴジラ』の“アブソリュート・ゼロ”にも良く似ている。別にこれらが真似であるなんて言う気はない。
技術も表現も、恐ろしい勢いで陳腐化が進んでいくこの時代にあって、もしも本作が5年前に完成していたら、もっと驚けただろうし、楽しめたんじゃないだろうか?

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2004.08.14

8/14 『初体験 リッジモント・ハイ』

DVDで『初体験 リッジモント・ハイ』を観る。

L.A.のリッジモント高校に通うステーシー (ジェニファー・ジェイソン・リー)とリンダ(フィービー・ケイツ)。バージンのステーシーはセックスに興味津々で、すでに男性経験のあるリンダは、そんな彼女に色々と知恵を付ける。そしてある日、彼女はついに初体験をするが…。

こんな映画だったっけ?
ロストバージンの巡るドタバタ青春コメディなのは分かっていたけど、なんせ観たのは大昔のTV洋画劇場(それも休日の昼だったんじゃないか?)なんで、すっかり忘れてる。なんだか、もっと笑って観た様な記憶があったんだけど、気のせいか。

なんと言っても、フィービーとジェニファーがキラキラ輝いてて魅力的。特にジェニファーはねぇ…。この後どんどん、コワイ女優になっていくのを知っているだけに、「ああ、この頃のジェニファーのまんまだったらいいのに!」と、感慨もひとしお。ショーン・ペンは若いけど、特に今と印象が変わらない。

それにしても、こんなにくだらなかったっけかなぁ。

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8/14 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

新宿ピカデリーで『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観る。

いつものごとく、叔父さん一家のイジメにあって、ホグワーツに戻ったハリー(ダニエル・ラドクリフ)。そのハリーの命を、“例のあの人”の一番の部下、シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が、アズカバンから脱獄して狙っていると言う。シリウスを追う吸魂鬼ディメンターが飛び交うホグワーツで、ハリーに何が起こるのか…?

シリーズ第3弾は、監督がクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンに交代。原作は、これまで出ているシリーズ中では、一番面白い作品なだけに、どうなるのかと不安になっていたが、クリ・コロの無難なだけで面白味のない演出から、もうちょっと“大人ムード”(主演の3人組が大人になってる所為もあるんだが)を醸し出す作品になっている。その一番の要因は、随所に滲むブラックな笑いと、これまで以上にダークで重厚感溢れる美術と撮影のおかげである。とりあえず、映画3作の中では一番面白い。

とは言え、いつものごとく物足りなさが残るのも事実。あんだけの分量の原作を2時間ちょっとでまとめるために、猛烈に駆け足になってしまうのはいたしかたがないことではあるけれど、面白いエピソードがサラっと終わっちゃったり、キャラクター描写が満足に出来ない(ルーピン先生の重要さが、最後になるまで全く分からないなんて!)とか、不満はあるけど仕方がないんだろう。やはりこの原作は、TVのミニシリーズかなんかにした方が正しいと思うなぁ。

ところで、「クリ・コロとは違うよね」とカミさんに言うと、「あんた、昔はクリ・コロ好きだったじゃない!」と指摘される。う~む…そうだった…。
『グレムリン』『ヤング・シャーロック』の脚本書いてた頃はとっても期待してたし、初監督作『ベビーシッター・アドベンチャー』(この映画のエリザベス・シューはサイコーだ!)は拍手喝采だったのに、多分『ホームアローン2』あたりから、なんだか毒っ気よりも、無難なファミリーテイストが勝ってしまって、オレの中の“どうでもいい監督リスト”に入ってしまったのだ。
クリ・コロは、今回も製作には噛んでいるが、直接監督をしなかったのが勝因か。

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2004.08.13

8/13 群馬遠征

俺は今年40歳である。厄年なのをすっかり忘れきっていたのだが、今頃になって「厄除けしといた方がいいのか?」と思い始めた。ひとつ年上のハタ坊は、昨年からバキバキ骨を折ってるし、周囲に訊いたら、同い年の連中が意外と厄除けをしていることを知った。

同じ行くなら近所の神社よりも、ちょっとイベント性のあるところに行こうと思った結果、群馬県まで遠征してきた。
北千住から東武伊勢崎線~日光線に約70分乗って、板倉東洋大前って駅に着いた。駅を下りると、これがまた地平線まで見えるような広々とした土地が広がっている。駅前には大きめのスーパーが一軒と、モニュメントが立ってるだけ。う~む…凄いところに来てしまった。
この駅前からタクシーで10分ほど行ったところに、「雷電神社」と呼ばれる由緒正しい神社があるのだ。なんでも関東の雷電様の総本宮なんだそうで、火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)、大雷大神(おおいかづちのおおかみ)、別雷大神(わけいかづちのおおかみ)を奉っている。この雷電様ってのは、厄除け、方位除けや、家内安全などのほかに、雷よけ・電気安全・通信安全など、電気関係に強い神社なのだそうだ。“雷電”なんぞと名乗っている者にとって、これほど相応しい神社が他にあろうか?いやない!

と言うことで、ちょっと季節外れではあるが厄除けをして頂いた。これまでも、安全祈願、ヒット祈願、地鎮祭等でお祓いをしてもらったことがあるが、今日の厄除けは一味違った。宮司さんが太鼓をドンドコドンドコ叩いて始まる。その後は普通に進んでいたのだが、途中で普通のお祓い棒以外に、何やら金属製のお祓い棒風の物を振る。そして最後にまた太鼓で厄除けは終了した。この太鼓と金属製のお祓い棒は、どうやら雷鳴と雷光を表わしているようだ。さすがは雷電様。

また、この神社には「なまずさん」と呼ばれるナマズも祭られている(電気なまずか?)。こちらはなでると、地震を除けて自信が湧き出るんだそうだ。

神社の前には名物の「なまず料理」の店が数件ある。奉っているものを喰ってしまうあたりは、いかにも日本人らしい風習だ。厄除けが終わったところで、カミさんと一緒に、ここで「なまず定食(なまず天ぷら、小魚煮、ご飯、味噌汁、おしんこ)」と「たたきあげ(なまずのツミレ)」を食す。なまず天ぷらは、淡白なようでいて脂も乗っており、なかなかに美味であった。

さて、わざわざこんなに遠くまで来たのに、これだけで帰っては勿体無いってんで、帰りは「つつじが岡公園」経由で館林から帰ることにした。この公園、つつじの季節は大変な名所らしいんだが、この時期ハズレでは花も殆ど咲いていない…どころか、売店もボート乗り場も何にも開いてない。さらには便所にすら鍵が!(鍵のかかってない便所があって本当に良かった…)仕方なく、炎天下の無人公園をカミさんとトボトボ歩いていると、水産学習館と温室が営業中なのを発見。セットで400円の入場券を購入して、まずは水産学習館に入る。ああ、なんだかショボイ…。ナマズとかタナゴとかカメとかを見て、一番の呼び物なのか、1m近い巨大な淡水魚がユウラリと泳ぐ水槽を見物して終了。
次に温室へ。「この暑いのに温室かよっ!」とか言いながら中に入ってみると、空調で外より涼しい。持って行ったHOLGAでパチリパチリと写真を撮って、つつじが岡公園を後にする。

続いて館林への道すがら、「田山花袋の生家」とか、「向井千秋記念子ども科学館」なんてのを覗く。
「向井千秋記念子ども科学館」って聞いて、普通は何を想像するだろう?
子どもに宇宙を啓蒙するものだと思うよね。少なくともオレはそう思った。でもさ、ここってそーゆーのじゃないんだよ。「群馬の生き物」とか「科学の仕組み」とかを、子どもに教えるような施設だったんだ。仕方がないから、それはいいとしよう。
でもね、向井千秋関連の展示はあんまりにも頂けない。
写真展は向井千秋の生い立ち写真展で、「アーチェリーをする私」だの「スキーをする私」だの、“○○する私”って写真ばっか。写真以外の展示物も、宇宙飛行に関するものだったらいいけど、学生時代にスポーツで取ったトロフィーとか、学生時代に作った衝立だとか、およそ関係ないものが多過ぎだ。なかでも一番クラクラ来たのは、向井千秋の兄が作ったミニチュア・ランドセルにジョン・グレンがサインをしたもの。なんでお兄さんなの?そのお兄さんはカバン職人かなんかやってるの?なんでランドセルにジョン・グレンのサインをもらうの?そんでもって、なんでそれを展示してるの?
なんだか意図が全然わかりません…。

てなことで、楽しいんだかなんだかよく分からない群馬遠征も終了。ま、厄除けは良かったから、全て良しとしよう。

HOLGAで撮影したポラロイド分のみ、マイフォトにアップ。ブローニー撮影分は後日アップの予定。

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2004.08.12

8/12 『謎の円盤UFO』#25

第25話「宇宙人、地球逃亡」
SHADOの防衛ラインを猛スピードで突破した一機のUFO。UFOから降りた宇宙人が迷い込んだのは、英国の片田舎に住んでいる盲目の老婦人の家だった…。

地球に逃げてきた宇宙人のエピソードなんだけど、宇宙人はどうしようとしてたんだろ?
今までのエピソードで、宇宙人は地球の大気では生きられないとか色々言っていたから、地球に来ても宇宙服は脱げないし、どうやっても長生き出来そうにないんだがなぁ。
そんな設定的なことを気にしなければ、そこそこ面白いエピソードなんだけどね。

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2004.08.11

8/11 『X-MEN2』

なんだか急にSFX大作映画が観たくなって、DVDで『X-MEN2』を観直す。

人類抹殺計画を企てたマグニートー(イアン・マッケラン)を倒し、プラスティック牢獄に幽閉したチャールズ・エグザビア(パトリック・スチュワート)。だが、今度はチャールズへの復讐に燃え、全ミュータント抹殺を企てるストライカー(ブライアン・コックス)が現れ、ミュータントたちを危機に陥れる…。

好き/嫌いと言うことでは、劇場で観た時とあまり印象は変わらず、やっぱり1作目よりも面白いと思う。ケリー・フーのデスストライクの出番が少ないのが勿体無いけれど、レベッカ・ローミン・ステイモス演じるミスティークは素晴らしく魅力的なキャラ(見た目だけじゃなくて、中身もね)になってるし、ガンダルフ・ザ・“ゲイ”でお馴染みのマグニートーもジジイながら、今回の方がイイし、アラン・カミングのナイトクロウラーも大活躍…ってちょっとマテ!この映画、メインのX-MENたちに、今ひとつ魅力がないのはなんでかな?ウルヴァリンはまだ出番があるけれど、ジーン・グレイもストームもローグも、見せ場はあるけど大して意味はない。サイクロップス(おまえはリーダーなんじゃないのか?)なんて足引っ張るだけ。
X-MEN予備軍の、パイロやアイスマンの方が目立ってるけど、それでいいのか?
まぁ、3での活躍を期待しましょ。

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8/11 『マッハ!!!!!!!!』

新宿東急で『マッハ!!!!!!!!』(この“!”の連発はホントにタイトルの一部なのか?)を観る。

タイのド田舎にある、貧しいけれど平和なノンプラドゥ村。ある日、村人たちが信仰する大切な仏像“オンバク”の首が村出身のチンピラ、ドンに盗まれてしまった。悲嘆に暮れた村人たちは、村の孤児の青年ティン(トニー・ジャー)に、“オンバク”の首の奪還を頼んだ。村人たちは、ティンになけなしの小銭を軍資金として渡した。彼は初めての都会に戸惑い、バンコクで唯一の頼みの綱である同郷のジョージを訪ねるが…。

物語はシンプル…とか言う以前に、ヒネリもなにもない勧善懲悪のステレオタイプ、直球ド真ん中。ジョージ(“タイのビートたけし”とか紹介されているが、どちらかというとタイの山崎邦正と言うか、南伸坊ぢゃないのか?)のスベる笑いはイライラする。そして、映画としての粗さも目立つ。

でも、そんなことは全部許すっ!


なんてったって、トニー・ジャーの技が凄過ぎるから!

ともかく、速い!激しい!イタイ!と、三拍子揃ったムエタイ+テコンドー&カンフーのミックス技が、恐るべき勢いで炸裂する。最近のハリウッド製カンフー・テイストとは技の質が違う(もちろん予算もだ)のはもちろんのこと、香港のジャッキー・チェンやリー・リンチェイ、ドニー・イェンとも全く違う、粗暴で粗野で、それでいてシャープで美しいムエタイ技の数々は、新鮮な驚きを覚えさせる。
主演のトニー・ジャーがジャッキー・チェンのファンらしく、手近な物を使ったバトルを繰り広げたり、バンコクの街中を猛スピードで駆け抜けるシーンも実にお見事。大開脚して四駆の下に滑り込むカットなんて、まさに人間技を超えている。何をどうすればこんなことが出来るんだろう?

あまりの技の凄さ----そして本気で当てているガチンコ殺陣をアハハハと笑ったり、思わず息を飲んだりしながら、何度も呟いてしまう。


おまえら


命が要らねえヤツらだな!

昔、香港映画を観て同じことを思ったが、こんな感覚を味わったのは久し振りである。

感動するような物語ではない。演出だって特に上手い訳ではない。
こだけど、こんなことが出来る人間が居るって、そのことに感動を覚える。

「ワイヤー、CG、早回しは使ってません」ってコピーのうち、早回しはトゥクトゥク・チェイスのシーンで使っているから、ちょいとウソをついてはいるけれど、でもそんなの些細なことだ。
トニー・ジャーが、次に何を魅せてくれるのか、心底楽しみだ。
(いきなり演技派に転向なんてのはナシだぜ!)

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2004.08.10

8/10 『女囚701号 さそり』

座長が家に遊びに来たので、マグロを焼いて喰って、ベロベロ飲む。
彼の新しい芝居のシナリオ話や、この前見に行った双数姉妹の芝居の話とかしているうちに、いつの間にやら梶芽衣子の話になる(なんでだ?)。
で、米版DVDで『女囚701号 さそり』を観る。

松島ナミ(梶芽衣子)と木田由紀子(渡辺やよい)の2人の女囚が、Y県女子刑務所から脱走を企てた。しかし、所長郷田(渡辺文雄)らによって捕われ、懲罰房へ入れられてしまう。ナミの恋人の杉見(夏八木勲)が、ナミを麻薬捜査の囮として使い、さらにその麻薬組織に寝返った悪徳刑事であった。ナミは、愛していた杉見に捨てられ、麻薬組織に輪されてしまったのだ。そして彼女は“復讐"だけに燃えて生きているのであった…。

「久し振りに観たけど、こんなにエグかったっけ?」「凄いなぁ、今、こんな刑務所の描写は出来ないでしょ!」「いやいや、これは日本の刑務所じゃなくって、“東映刑務所”って特殊空間だから」「あ、渡辺文雄!」「亡くなったの何日前だっけ?」「目玉にガラスの破片ブッスリとイってますよ。渡辺文雄これでも死なないのに…」「それにつけても梶芽衣子はイイ女だねぇ。こんな眼で睨まれてみたい」「警視庁の前で裸で出刃包丁ってのは、どうもスゴイね」「次の芝居は女囚モノにしたら?」「劇団員に殺されちゃいますよ」など、どうでもいい話を延々。
分かっちゃいるけど、梶芽衣子の美しさ、色っぽさ、凄味、輝く肢体に、もうメロメロ(笑)。

本作が第一回監督作品になる伊藤俊也って、『さそり』以外何撮ってた人だったけと調べたら、『犬神の悪霊(たたり)』の人だったのね。そのほか、『白蛇抄』『誘拐報道』『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』なんてのもこの人だったのか。


『ほしのこえ』とか『The Bullet Fist』とか『GAMERA 1999』とか『アイアンキング/9話』(座長が岡崎由紀を見たがった)とか、『クロック・タワー3』のムービー(深作の遺作…)とか、なんだかダラダラダララと飲みながら時が過ぎていくのであった。

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2004.08.09

8/9 新宿「JESPAH」

先日上映会を観に行った自主映画の監督、Sepul君と新宿「JESPAH」で飲む。アレ?いつものお兄さんが居ない。
普段はボトル出してもらって、定番乾き物を頼むくらいなのだが、今日は珍しく1軒目でここに来たので、フード・メニューをよく見る。すると、いつの間にやら随分変わってたんだね。アボガドだとかトルティーヤだとか、ちょっとメキシコ・テイストが増えている。なんでだろ?

話題は、ポール・W・S・アンダーソンやピュンの新作、ミッキー・ハート、ルーク・ゴス、タランティーノ、ドニー・イェンなど、「HIHO」っぽい話に終始し、なかなか楽しかった。

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2004.08.08

8/8 吉祥寺「五大陸」

吉祥寺南口駅前の居酒屋「五大陸」でHロシ、指令補、甘栗男と飲む。
随分昔、この場所が「野武士」って店だった頃はよく来たのだが、最近吉祥寺で飲む事も減り、なんだか随分久し振り。4人掛けの個室風作りの席が並んだいかにも最近の和風居酒屋になっている。
今の店と「野武士」との間にやってた店の名前がどうしても思いだせず、店のおネェちゃんに聞いてみたら、たぶん「一番鶏」だったとの答。ああ、そうだったよ。たしかそんな名前だった。浅公のフィアンセ(微笑)に紹介されたのはここだったな。

それにしても、相変わらずこのメンツは、欠食児童のようにツマミがなくなる。出て来たばかりの食い物が、さながらアマゾン川に落ちた牛がピラニアに食い尽くされるがごとく、一瞬で皿だけに変わっていく。酒もつまみも、別段高くもない(味もまぁそこそこでしょ)のに、なんで1人6000円近くにもなるんだか。もうみんな40歳だってぇのに…。

映画の話や、最近の消防出動(夏場は“蜂の巣”除去が多くて嫌だ、とか)、ドニー・イェンとか、そんな話で盛りあがる。
その後、朝までアニソン・カラオケ。とっても楽しく飲んでいたのだが、帰る間際にお馴染みHロシ君の発言で猛烈に不愉快になる。あぁ、イヤだ…。

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2004.08.07

8/7 『恐喝こそわが人生』

米版DVDで『恐喝こそわが人生』を観る。

チンピラの村木(松方弘樹)は、自分の勤めるバーが、酒屋から密造酒を入れていることを立ち聞きし、そのせいでヤクザに袋叩きにされる。アタマに来た村木と、彼の仲間のお時(佐藤友美)、野口(城アキラ)、関(室田日出男)は酒屋をゆすり、十万円をせしめた。これに味をしめた彼らは恐喝屋になり、次々とターゲットを狙っていくが…

松方弘樹がアブラギッシュになり切っちゃう前の、まだそこそこスッキリ顔をした68年の映画。深作欣二監督作品だけあって、松竹なのに東映漢臭がプンプン匂うピカレスク・ロマンである。犯罪ものではあるけれど、派手なアクションとかは一切なく、その代わりと言ってはなんだが、回想シーンの粒子の荒れたモノクロ画面がいかにも深作っぽくてカッコイイ。
大体、殺し屋とか銀行強盗団とかってのではなく、“恐喝屋”の主人公たちってのが、実にアウトサイダー・テイスト溢れる設定でイカス。その仲間たちが皆そろってクセもんばかり。中でも、元ボクサーの野口がお気に入り。何かって言うとファイティング・ポーズを取るのが、ステレオタイプなようで、割と珍しいキャラだ。
クライマックスのアンハッピーエンドの刹那なトーンも渋くてイイ。ただ噴出す血があんまりにも朱色っぽすぎるのが難点ではあるけれど。

米国製DVDなのに、特典映像には深作欣二のインタビュー入り。インタビュー内容からすると、『BR I』『BR II』の間の時期に収録している。こんなこともやってたりするから、意外と米国版の日本映画DVDは侮れない。

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8/7 いたばし&戸田花火大会

先週は隅田川花火大会に行き、今週は「いたばし&戸田」の花火大会に行った。
この花火大会は、知名度が全然低いのだけれども、東京側・板橋VS埼玉側・戸田の“打ち上げ花火合戦”になっていて、非常に楽しい。有名花火大会は別として、普通1つの自治体で上げられる数には、予算上限りがあるから、いいとこ5000発。それが2つの自治体が川を挟んで競争する形にしたことで、10000発の花火が上がる。もちろん隅田川や東京湾、神宮とかに比べれば少ないけれど、ゆったりノンビリ見ていられるのがいい。

今日は生憎と小雨がパラついたり、完全に風下に席を取ってしまったために、花火自体の煙で花火が隠れてしまったりと、色々残念だったのだが、それでもしっかり花火を満喫。
ところで、上げてる花火自体はどっちもとても素晴らしいんだが、花火を打ち上げる構成は戸田の側の方が上手い気がした。調べたら、保安距離の関係で大型のスターマインや尺玉は、全て戸田市側から上がってるんだそうだ。それなら、より以上に構成で頑張れ、板橋!

HOLGAにISO800のフィルムを入れて持ってたが、果たして写っているのか?現像上がりが楽しみだ。

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2004.08.06

8/6 『ベースケットボール/裸の球を持つ男』

借り物DVDで『ベースケットボール/裸の球を持つ男』を観る。

クープ(トレイ・パーカー)とリーマー(マット・ストーン)のボンクラ2人組は、呼ばれてもいないのに高校時代の同級生のパーティに出席したが、ジョックス連中にバカにされ、バスケ勝負をすることになる。だが、そのままでは勝てないので、口からでまかせのスポーツ、野球とバスケを足したような「ベースケットボール」でやり込める。でまかせではあったが、このスポーツが面白くなった2人は、毎日家のガレージの前でプレイをしていると、日々ギャラリーが増え、遂には億万長者テッド・デンスロー(アーネスト・ボーグナイン)がプロ・リーグ設立を申し出るまでになったが…。

『サウスパーク』の2人組主演によるバカ映画で、監督はかのデヴィッド・ズッカー。
昔のZAZの頃のキレはないが、ジェリーの『ラット・レース』よりは上。これもひとえにトレイ・パーカー&マット・ストーンのおかげかな。とは言え、スベッてもウケても気にしない勢いで、大量の小ネタ・ギャグを入れるのがいかにもズッカー。ベースケットボールのチーム名(“ロズウェル・エイリアンズ”ってのがクダラナサ過ぎ)だの、ホモ・チームのチア・ボーイだの、どーでもいいようなネタはテンコ盛り。ZAZ好きの人は抑えといて損はない(得もないかもしれんが)映画だろう。

DVD特典映像のメイキングは結構楽しく、ロバート・ヴォーンの出演100本記念作品だったり、くだらないギャグを披露したりと、本当に楽しそうな現場だ。
でもさ、この映画の最大のウィーク・ポイントは、「ベースケットボール」ってスポーツ自体があんまり面白そうに思えないことだな…。

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8/6 HOLGA写真追加

ILFORDのモノクロ(ISO400)ブローニーで撮った代々木と茅場町の写真を8枚追加。
暑くてたまらんですな。

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2004.08.05

8/5 『暗黒街の美女』

米版DVDで『暗黒街の美女』を観る。

刑期を終え出所した宮本(水島道太郎) は、下水道に隠しておいたダイヤと拳銃を手にして組に戻る。彼は、ダイヤ密輸事件で逮捕されたが、同じ事件で片輪になってしまった弟分の三原(安部徹)に、その宝石を渡そうとした。だが、ボスの大矢根(芦田伸介)はダイヤを狙っていた。一方その頃、三原の妹・亜紀子(白木マリ)は、大矢根の手下の情婦をやりながら、毎日気ままに生きていたが…。

鈴木清順の58年の監督作でモノクロ。映画全体はあまり清順らしくなく、そーゆー意味での面白さはあまりない。
その代わりといってはなんだが、この映画の見所はなんと言っても高品格。もちろん主役なんかではない。日活アクションでは毎度お馴染みの手下役だが、本作では最初から最後まで出ずっぱり。最近、『ロボット刑事』をずっと観てたから、特に高品格に目が行くってのもあるんだろうが、それにしても珍しいほど大きい役だ。
サウナに監禁していてのぼせ上がった白木マリの前で、「ここが500万、あそこが500万、それでここが500万…ちょこちょこっとで1500万だぁ~!」って1人芝居の場面が妙に可笑しい。ちなみにこの場面は、壁を挟んでの俯瞰ショットになっていて、ちょっと変わったアングル。数少ない清純らしさのひとつにもなっている。

いつもながら白木マリはあまり芝居が上手くない…っつーか、はっきりと“ヘタ”なんだが、それでも今回は実に魅力的なハマリ役である。「どーせあたしはズベ公ですよ!(本人台詞ママ)」な訳だが、勝気で奔放でちょっと胡散臭いんだけど、実は意外と純真って役柄は、まさに彼女にうってつけ。好みの女優じゃないけれど、この映画の彼女はとってもイイ。

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2004.08.03

8/3 『謎の円盤UFO』#24

第24話「UFO時間凍結作戦」
SHADO司令部で突然暴れだすストレイカー。彼はフォスターらの制止を振り切り、司令部を飛び出した。撮影スタジオ内をさまよった末、とある建物の屋上で取り押さえられたが、そこには気を失って倒れているレイク大佐が倒れていた…。

最終回まで残すところあと僅か…ではあるが、本国とは放映順が違うのでなんとも言えないが、今回は緊張感のあるエピソード。
「××ってしまった」(吹き替え音声が潰されている)としか思えない行動を取る司令官ってのは、いつもの“沈着冷静”がウリのストレイカーらしくなく、それだけでも珍しい感じがして面白い。そして今回は、レイク大佐の出番が多いのが嬉しいところ。いやぁ、知的なのにお色気ムンムンなのが堪りません。

サブタイトルにもあるように、UFOが時間を止めて、その間に攻撃をしてくる話は面白い。だけど、そんな技術があるんならもっと早くから使ってれば、地球なんてあっという間に征服できたのにねぇ。

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8/3 「Albert Pyun Maniax」久々の更新

オレの本来のHPである「Radioactive Heaven / Albert Pyun Maniax」を、一昨日と本日の2回に渡り久々の更新。新作『MAX HAVOC』は日本公開なるか?パトスでもいいからやってね!

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8/3 モノクロ・ブローニー

ホルガで撮ったモノクロ・ブローニー写真をマイフォトに7枚アップ。
400で撮ったから、明るいところがトンじゃってるな。

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2004.08.01

8/1 『ウォルター少年と、夏の休日』

『ハリー・ポッター』を観ようと新宿ピカデリーの前まで行って、今日がサービスデーで入場料1000円だっての日だと気付く。こんな日に前売券で映画を観るなんて愚の骨頂。
急遽、新宿ピカデリー2で上映中の『ウォルター少年と夏の休日』を観ることにする。

1960年代のアメリカ。14歳の少年ウォルター(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、母(キラ・セジウィック)の運転する車でテキサスの片田舎へ向かっていた。母が速記学校に通う間、2人の伯父さんの家に預けられることになったのだ。だが、伯父さんたちはすぐにショットガンをブっ放す頑固爺で、家にはテレビも電話もない。嫌がるウォルターを無理やり置き去りにする母。ハブ(ロバート・デュヴァル)とガース(マイケル・ケイン)の2人の伯父さんたちとウォルターは、一体どんな夏休みを過ごすのか…。


嬉しい誤算と言うか何と言うか、全く観る気のなかった映画がこんなに面白かったりすると、とっても儲けた気分になる。
「第六感小僧主演のハート・ウォーミング映画」ってだけで、“幸せネジュミ講映画”『ペイ・フォワード~野望の王国』(え?タイトルが間違ってるって?)みたいな感動押し付け映画をイメージしてたら、これが全然違う。
ちょっとボケたキルゴア大佐と、隠居したペテン師の家に預けられた第六感小僧ってのが正しい(そうか?)。ペテン師マイケル・ケインが語るホラ臭い思い出話と、ともかく漢の論理だけでセールスマンから街のチンピラまでねじ伏せていくヤンチャ・ジジイのデュバルがサイコー!
あまり観る気がなかったので、予備知識が少なかったこともあり、予想外の展開にクスクス笑いがずっと続く。最初に「朝日新聞社推薦」みたいなクレジットが出たところで、「ああ、失敗した…」と思ったが、あっという間に引き込まれてしまった。
そして観終えてみると、シンミリ・ジンワリ系の感動作で、無理やり涙を絞ろうとしないところも好感度が高い。

ポイントは、デジタル・ドメインが共同製作だってこと。別にSFXバリバリの映画な訳ではないが、ただのハートウォーミング映画ってだけだったら、スコット・ロスが製作にまで関与する訳がない。これは地味なファンタジーでもあるのだ。
後でパンフを観て納得。この映画、『アイアン・ジャイアント』の脚本家ティム・マッキャンリーズの監督作で、製作総指揮は『オーロラの彼方へ』の脚本家トビー・エメリッヒだったのだ。なるほど、そう考えると、ちょぴっとムリめな展開ではあるけれど、掴み方が上手いのもむべなるかな。

この映画、絶対に中身を知らないで観た方が楽しいので、何にも知識を入れずに観に行くべし!とりあえず、この狙いすましたような『ウォルター少年と、夏の休日』なんて邦題から想像するのとはちょっと違う、小技の利いたこの夏意外なおススメ映画だ。

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8/1 『ミトン』

DVDで『ミトン』を観る。
このDVDには、ロマン・カチャーノフ監督の短編(約10分)が3話収録されている。

『ミトン』
仔犬を飼いたい女の子が、ある日犬をもらってくる。だが母親は、犬は飼えないと女の子を叱る。女の子が寂しく雪の中で遊んでいると、彼女の持っていたミトンが仔犬に変身する…。

動きも実に仔犬らしく活き活きとしていて、ロマン・カチャーノフの技術とセンスの高さが伺える佳作。ともかく仔犬が可愛い。女の子も可愛い。なんだかとても可愛い1本。


『ママ』
子供を家に残して、買い物に行くママ。でもソ連の街でのお買い物は、客は長蛇の列だし、店員はノロクサしてて、そんな簡単に終わらない。その間、家では息子が大変なことに巻き込まれていた…。

ママの顔色がとっても青くて、おまけに立ちポーズのバランスが微妙で、ちょとコワイ。
ソ連ってのは、恐ろしい町だねぇ。


『レター』
海軍で働くお父さんからの手紙を待つ母と息子。でも手紙はなかなか来ない。そのうち家庭はとっても暗くなってしまったが…。

ああ、なんだかどんどん暗い話になっていく。
お母さんが、旦那さんが恋しいあまりに、息子のことを忘れてアッチの世界に行っちゃいそうで怖い。


3作に共通するのは、なぜか父親が不在であること。

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