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2004.08.07

8/7 『恐喝こそわが人生』

米版DVDで『恐喝こそわが人生』を観る。

チンピラの村木(松方弘樹)は、自分の勤めるバーが、酒屋から密造酒を入れていることを立ち聞きし、そのせいでヤクザに袋叩きにされる。アタマに来た村木と、彼の仲間のお時(佐藤友美)、野口(城アキラ)、関(室田日出男)は酒屋をゆすり、十万円をせしめた。これに味をしめた彼らは恐喝屋になり、次々とターゲットを狙っていくが…

松方弘樹がアブラギッシュになり切っちゃう前の、まだそこそこスッキリ顔をした68年の映画。深作欣二監督作品だけあって、松竹なのに東映漢臭がプンプン匂うピカレスク・ロマンである。犯罪ものではあるけれど、派手なアクションとかは一切なく、その代わりと言ってはなんだが、回想シーンの粒子の荒れたモノクロ画面がいかにも深作っぽくてカッコイイ。
大体、殺し屋とか銀行強盗団とかってのではなく、“恐喝屋”の主人公たちってのが、実にアウトサイダー・テイスト溢れる設定でイカス。その仲間たちが皆そろってクセもんばかり。中でも、元ボクサーの野口がお気に入り。何かって言うとファイティング・ポーズを取るのが、ステレオタイプなようで、割と珍しいキャラだ。
クライマックスのアンハッピーエンドの刹那なトーンも渋くてイイ。ただ噴出す血があんまりにも朱色っぽすぎるのが難点ではあるけれど。

米国製DVDなのに、特典映像には深作欣二のインタビュー入り。インタビュー内容からすると、『BR I』『BR II』の間の時期に収録している。こんなこともやってたりするから、意外と米国版の日本映画DVDは侮れない。

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