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2004.08.22

8/22 『リディック』

丸の内プラゼールで『リディック』を観る。

5つの惑星から指名手配され、莫大な賞金が掛かった重犯罪人のリディック(ヴィン・ディーゼル)。彼は自分の首に賞金を掛けた人間を探して、ヘリオン第1惑星へとやって来た。だが、この惑星はカルト教団ネクロモンガーによって存亡の危機にあった。へリオンのエレメンタルは、リディックを救世主と信じて、彼に助けを乞うために賞金を掛けていたのだ。そしてリディックはいつしか壮大な事件に巻き込まれていく…。

大金を投入しただけあって、映像はお見事。なんだかよく分からんが、黒いモヤモヤを撒き散らしながら飛ぶ宇宙船とか、暑苦しく濃厚な匂いを醸し出すネクロモンガー側の美術デザインなど、重量級のビジュアルは観応え満点。難点は話が面白くないことだな。
前作は予算がない分(と言っても、日本映画と比べたら大変な金額だが)、アイデア勝負で小気味の良い展開が、SF好きやモンスター好きの琴線に触れる佳作であった。それが今作では、ヴィン・ディーゼルがビッグ・ネームになったこともあって、無駄に大作感を出したのが命取り。なにか大味感の漂う凡作になってしまった。
こんなにスケールの大きな話にするよりも、小粒でピリリと辛い映画にした方が全然良かった。例えば、アクション性を強くした『ステンレススチール・ラット』みたいな話とか、SFとバイオレンス風味を強くした『ルパン三世』的なものの方が、暗視能力のあるリディックのキャラクターにはぴったりだったのではなかろうか?

それにしても、『デイ・アフター・トゥモロー』をはじめとするディザスター映画ではないが、毎度のことながら自然をナメた描写に驚かされる。昼が700℃になる惑星で、岩影に入るだけで高熱を避けたり、-300℃になっている筈の夜の側でタンクトップ姿で走ったりと、自分たちで設定したはずの状況を、舌の根も乾かぬ内に根底から覆してしまうのはどうなのか?アメ公はホントに大雑把な人種だな。

最後のオチは、なんとなく『死霊のはらわた2』を思いだしてしまった。

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