« 8/10 『女囚701号 さそり』 | トップページ | 8/11 『X-MEN2』 »

2004.08.11

8/11 『マッハ!!!!!!!!』

新宿東急で『マッハ!!!!!!!!』(この“!”の連発はホントにタイトルの一部なのか?)を観る。

タイのド田舎にある、貧しいけれど平和なノンプラドゥ村。ある日、村人たちが信仰する大切な仏像“オンバク”の首が村出身のチンピラ、ドンに盗まれてしまった。悲嘆に暮れた村人たちは、村の孤児の青年ティン(トニー・ジャー)に、“オンバク”の首の奪還を頼んだ。村人たちは、ティンになけなしの小銭を軍資金として渡した。彼は初めての都会に戸惑い、バンコクで唯一の頼みの綱である同郷のジョージを訪ねるが…。

物語はシンプル…とか言う以前に、ヒネリもなにもない勧善懲悪のステレオタイプ、直球ド真ん中。ジョージ(“タイのビートたけし”とか紹介されているが、どちらかというとタイの山崎邦正と言うか、南伸坊ぢゃないのか?)のスベる笑いはイライラする。そして、映画としての粗さも目立つ。

でも、そんなことは全部許すっ!


なんてったって、トニー・ジャーの技が凄過ぎるから!

ともかく、速い!激しい!イタイ!と、三拍子揃ったムエタイ+テコンドー&カンフーのミックス技が、恐るべき勢いで炸裂する。最近のハリウッド製カンフー・テイストとは技の質が違う(もちろん予算もだ)のはもちろんのこと、香港のジャッキー・チェンやリー・リンチェイ、ドニー・イェンとも全く違う、粗暴で粗野で、それでいてシャープで美しいムエタイ技の数々は、新鮮な驚きを覚えさせる。
主演のトニー・ジャーがジャッキー・チェンのファンらしく、手近な物を使ったバトルを繰り広げたり、バンコクの街中を猛スピードで駆け抜けるシーンも実にお見事。大開脚して四駆の下に滑り込むカットなんて、まさに人間技を超えている。何をどうすればこんなことが出来るんだろう?

あまりの技の凄さ----そして本気で当てているガチンコ殺陣をアハハハと笑ったり、思わず息を飲んだりしながら、何度も呟いてしまう。


おまえら


命が要らねえヤツらだな!

昔、香港映画を観て同じことを思ったが、こんな感覚を味わったのは久し振りである。

感動するような物語ではない。演出だって特に上手い訳ではない。
こだけど、こんなことが出来る人間が居るって、そのことに感動を覚える。

「ワイヤー、CG、早回しは使ってません」ってコピーのうち、早回しはトゥクトゥク・チェイスのシーンで使っているから、ちょいとウソをついてはいるけれど、でもそんなの些細なことだ。
トニー・ジャーが、次に何を魅せてくれるのか、心底楽しみだ。
(いきなり演技派に転向なんてのはナシだぜ!)

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11883/1211467

この記事へのトラックバック一覧です: 8/11 『マッハ!!!!!!!!』:

» マッハ!!!!!!!! [sessionから]
(原題:ONG-BAK) 予告のインパクトが強過ぎて、観ながら吹き出してしまうんじゃないかという予想は半分的中、半分ハズレだっただった作品。はっきり言ってスト... 続きを読む

受信: Aug 18, 2004 1:39:57 AM

» マッハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! [no retreat, no surrender, no turtle positionから]
原題 \"ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR\" 監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ  主演:トニー・ジャー(どー... 続きを読む

受信: Aug 20, 2004 11:34:55 PM

コメント

コメントを書く