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2004.07.31

7/31 隅田川花火大会

森下に住んでいる金ちゃんのお招きで、彼の家のルーフ・バルコニーから「墨田川花火大会」を見る夕べ。
その他参加者は、彼の学生時代の友人や先輩、彼の3人もいる息子の友達などなど。
ビールや焼酎を飲み、色々とバカな話をして盛り上がる。
彼の先輩ってのが、日本文芸社の某誌の編集長をされてる方で、なんだかテンションが高くて非常に面白い。こーゆー人がやってる雑誌だから、あーゆーテンションの高い雑誌になるのだねぇと、つくづく納得した次第。

それにしても、自分の家から花火大会が見られるってのはうらやましいねぇ。

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2004.07.30

7/30 『謎の円盤UFO』#23

第23話「フォスター大佐死刑」。

次々と新聞に漏れるSHADOの極秘情報。その情報を外部に流出させることが可能だった人物は、ストレイカーと、フリーマン、そしてフォスターの3名しか居なかった。そして、フォスターは軍事法廷に掛けられるが…。

今回もまた、SFでもなんでもないUFOも宇宙人も登場しない。
フォスターを信じてやりたいが、立場上はそうも言えない2人の上官(あれ?そう言えばフリーマンもフォスターも、どっちも大佐だから上官じゃないのか?)の苦悩と、関係なく攻めまくる準レギュラーのヘンダーソン長官とジャクソン医師のやり取りが、大人のドラマらしさを強調する。
面白いけど、地味なエピソードだなぁ。

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7/30 六本木「Media」

仕事帰りに、ハタ坊、甘栗男、謙羊君、神O君、胃之上さんと一緒に飲みに行く。

先日、ランチを喰った際にチラシをもらったのだが、昨日・今日2日間限定で、六本木交差点すぐそばの「Cafe&Bar Media」がパーティ・イベントをやっていたのだ。これがなんと1人¥1000で飲み放題・食い放題の上に、ゲームで賞品までもらえる大判振舞いの太っ腹。
これっぽっちしか払ってないのに、6人で行って、オリジナルCD(×3枚)、3000円の割引券(×1枚)をゲットし、酒も食いモンもグイグイ。これじゃ店もタマランだろうってなもんだ(笑)。
申し訳ないので、また今度飲みに来よう。

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7/30 『体内凶器』

『体内凶器』(F・ポール・ウィルソン著/早川書房刊)読了。

幼い頃、血管手術の権威ダンカン・ラズラムに生命を救われたジーナ。彼女は大人になって憧れのダンカンの元で働くことになった。だが、ダンカンは以前の彼とは異なり、その手腕を美容整形にのみ使うようになっていた。
一方、ジーナは医療現場の改善を夢見て、医療倫理ガイド法案の助手を務めるべく、政治の世界に入っていこうとする。だが、委員会メンバーが次々と謎の怪死を遂げていく。委員会に一体何が起こっているのか?

『ナイトワールド』シリーズでお馴染みのモダンホラー作家、ウィルスンが『密閉病室』に続いて発表した医学スリラー。元々作者が医者をやっているだけあって、医学系の描写がリアルっぽい。だからと言って、そこはそれウィルソンのこと、きっちりとエンターテインメントに仕上げているので、そのリアル感がウザったかったり、メンドくならない。

難を言えば、主人公たちが善男善女過ぎることか。政界にうごめくちみもうりょうのような人間との対比を際立たせたかったんだろうが、あまりにも明朗過ぎて、ちょっと薄っぺらい。おまけに高校時代にフットボールのクォーターバックだったモテモテ君が、偶然再会した高校時代のクラスメート(それも昔は摂食障害のデブが、今は目を見張るほどの美人)と出逢って、恋に落ちる…ってアンタ、ハーレクイン・ロマンスじゃないんだからさ。
おまけに男の方は、卒業後にFBI捜査官になり、同じ高校の美人チアガールと結婚したけれど、事故で妻を亡くして、天使のように可愛い娘と2人暮らし。そりゃデキスギ君だよね。ストーリー・テリングがちゃんとしてるだけに、勿体無さもひとしお。(ま、きっとコレも売るための戦術なんだろうとは思うけど)

それにしてもダンカン・“ラズラム”である。
解説にも書かれているが、『ナイトワールド』における「悪」の“ラサロム”(ある時は“モラサール”でもあるが)に、なにか語感が似ている。これには作者の意図があるんだろうか?

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2004.07.29

7/29 HOLGAでブローニー

初めてブローニーで撮った写真が出来たので7枚アップ。
流石はフィルムサイズがデカイだけある。妙にクリアで発色もイイ

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7/29 初入院

ちょいと訳ありで、昨晩は一泊検査入院。どこが痛いとかそーゆーことじゃなくって、あくまで検査。
実は生まれてこのかた、大きな病気や怪我をしたことはなく、たとえ検査でだって、一度も病院に泊まったことなどない。会社に10日間泊まりっぱなしなんてことなら、いくらでもあるのだが(苦笑)。
だから、ちょっとドキドキのオレなのであった。

夕方5時過ぎには晩飯を食い(普段の生活から考えたらオヤツみたいな時間だ)、7時半までには寝巻きに着替える。で身体中にセンサーだのケーブルだのを貼りまくり、8時半にはベッドに入る。
「こんなんで眠れるんかいな?」と思いつつ、『体内凶器』(F・ポール・ウィルソン著/早川書房刊)を読む。(別にネタとしてこの本を持ってきたのではなく、今たまたま読んでいた本がこれだったのだ)
眠れないんじゃないか?という心配は杞憂に終り、消灯時間の10時前には眠くなる。
夜中にセンサー類が一部はずれ、看護婦さんが貼り直しに来たが、そのまま朝までグッスル寝て、朝5時半に起こされる。もうちょっと寝かせといてくれてもいいのにね。
ベリベリとセンサーを剥がされて、イタタタタと目が覚めた。
その後、朝6時過ぎに病院を追ん出されて、初入院は終了。

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7/29 『さよならジュピター』橋本幸治監督に関する記述の訂正と謝罪

3/13に『さよならジュピター』に関することを書きましたが、この文章中に以下の記述がありました。

> ところで、この映画の橋本幸治監督は、この後84年の『ゴジラ』を撮ってから監督してないはず。その後何してんだろうと調べたら、『人妻恥辱の日々 覗かれた昼下がり』(01)なんてOVに出演してるそうだ…。

ここに書かれている人物に関しまして、『ゴジラ』や『さよならジュピター』を監督された橋本幸治氏と、『人妻恥辱の日々 覗かれた昼下がり』(01)に出演している橋本幸治氏は同姓同名の全くの別人であり、私の事実誤認でした。

元の記事内の文章は削除いたしました。
ご迷惑をお掛けしましたご本人、ならびに関係者の方々に深くお詫びし、訂正いたします。
申し訳ありませんでした。

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2004.07.27

7/27 『謎の円盤UFO』#22

第22話「シャドーはこうして生まれた」

SHADO司令部のクルーの1人に子供が生まれた。喜ぶその男を見て、ストレイカーとフリーマンの胸に去来するのは、SHADO設立の際のストレイカーとその妻メアリーのことであった…。

今回は宇宙人もUFOも、メカも一切出ない。
ストレイカーは妻を愛しているのに、妻に仕事のことは一切言えず、日々午前様。妻はそれにブチ切れるが、それでも言えない中間管理職の哀しみよ。てな話である。仕事で遅くなってるのに、「浮気してきたんでしょ!キーッ!」って言われるストレイカーが辛くってねぇ。
「なぁ、カミさんに教えちゃダメかなぁ?」とフリーマンにすがるストレイカーには、沈着冷静な雰囲気は一切ない。
それにしてもフリーマンはイイ奴だなぁ。

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2004.07.26

7/26 『シュレック2』

ヤボ用で今日は仕事を休む。
で、そのヤボ用帰りに、気が遠くなりそうなほどガラ空きの日比谷スカラ座1で『シュレック2』を観る。

めでたく結ばれたシュレック(マイク・マイヤーズ)とフィオナ姫(キャメロン・ディアス)に、“遠い遠い国”に住むフィオナ両親ハロルド国王とリリアン王妃から招待状が届けられた。
行きたがらないシュレックを口説き、ドンキー(エディ・マーフィー)と3人で国に帰るフィオナ。だが両親は2人の姿を見てビックリ仰天。祝福をするどころではなくなり…。

シュレック続編は、前作同様非常に完成度の高いエンターテインメント。
今回はちょっと年齢層が高くなっているのだが、それはストーリーのせいである。アクションやアドベンチャーの割合が減って、今回は『花嫁のパパ』だったり、『ミート・ザ・ペアレンツ』だったりする部分がメインだからだ。でも、それで面白くなくなったと言う事ではない。アントニオ・バンデラスが声を演じる長靴をはいた猫は、アクション、唄、踊りと三拍子揃って実に美味しいし、前回から続投のクッキーマンやピノキオが、こんなに活躍するとは!と、嬉しい驚き。ジョン・クリース演じるハロルド王は…顔も声も単体で見れば悪くないのに、どうも合っていない気がするのが残念。もうちょっとキャラデザインをどうにかすれば、もっと良いキャラになっただろうに。
音楽担当は前作同様ハリー・グレッグソン・ウィリアムスだけれど、挿入歌とエンディングにジム・スタインマンの大ヒット曲がアレンジされてしつこく掛かる。スタインマンの楽曲って、なんかチョコチョコとこんな使われ方されるよな。パロディとして使いやすいってだけでなく、なんだかんだ好きな人が多いんだろう。

と、オレは非常に面白かったんだけど、きっと日本じゃ当たらないだろう。
前作以上に緑色度が高い----フィオナ姫がほとんど“オーガー”のまんまだからね-----だし、キャラ的にやっぱり受け入れられないだろう。米国では『ファインディング・ニモ』を抜いて大ヒットらしいし、それだけの実力もあるのに、勿体無いねぇ。
次回作、『シャーク・テール』は、もう少しだけ日本人にも受け入れられそうなキャラだから、アスミック・エースも胸を撫で下ろしていることだろう。

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2004.07.25

7/25 『アンダーワールド』

借り物DVDで『アンダーワールド』を観る。

人間の知らない世界で、ヴァンパイアとライカンは何百年にも渡って戦いを繰り広げていた。ヴァンパイアの処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセイル)はある時、ライカンが1人の人間を追いかけていることに気づく。彼女はその男マイケル(スコット・スピードマン)を捕まえ、問い詰めるが、ライカンたちに急襲される。マイケルを咬んだライカンは、ヴァンパイアのリーダー、クレイヴン(シェーン・ブローリー)が昔殺したはずのライカンのリーダー、ルシアン(マイケル・シーン)だった…。

吸血鬼VS狼人間のバトルを描いたアクションもの。題材が題材ではあるがホラーではない。
巷では“スタイリッシュな映像”と言われているが、どうなんでしょう?確かに映像はカッコいいんだけど、なんかどこかで見たようなものが多いのも確か。ピュン先生の『ネメシス』をまんまパクッた、マシンガン床撃ち抜き脱出に始まり、ワイヤーとスローモーションを駆使した銃撃戦やバトルの数々は、『マトリックス』『ブレイド』の影響があまりにも色濃い。もうちょっと独自性の強い部分が欲しいよね。
ちょっとイイな、と思ったのは、セリーンが高所から飛び降りるシーン。着地でガッと沈み込まずに、地面にスルっと降り立って、そのまま歩き出す姿は身ごなしの軽い----シャープでしなやかなイメージを上手く出している。
あとは、いまどきの映画にしては珍しく、あまりCGを多用していない点は好感が持てる。メイキングで監督が言っていたが、クリーチャーはCGだと存在感が出ない。単純に画面での見え方も異なるが、それだけでなく、やはり特殊メイクを駆使したクリーチャーがその場にいるだけで、ほかの役者の芝居にも大きな影響が出る。

この映画の最大の収穫は、ケイト・ベッキンセイルに尽きるだろう。『パール・ハーバー』の“尻軽出っ歯女”が、こんなにもカッコいいダーク・ヒロインを演じられたのは意外。銃を撃つ姿もアクションも、なかなかサマになっている。

特典映像として、メイキングが数本入っているが、中でも「撮影風景」と題されたメイキングが楽しい。インタビューもナレーションもなく、現場のスナップ的なものを集めたものだが、現場の楽しそうな雰囲気が伝わってくる。ヴァンパイアの長老を演じたビル・ナイが、いちいち笑いを取るのが可笑しい。

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2004.07.24

7/24 近頃の色々

昨晩は六本木「Zio」で送別会。
今の職場にオレと同じ日に入ったS君が、本人の希望で異動することになった。
8年間のうち、3/4くらいは一緒に仕事をしていたので、感慨深いものがある。これから会う事はあまりなくなるだろうけれど、次の場所で上手くやって欲しいと、影ながら応援しよう。
うちの職場の送別会にしては、ちょっとイベントが組んで合って、結構な盛り上がり。送られる側のS君とI君にムリを強いるという掟破りな展開に、みな大ウケ。
この手の集まりだと朝まで居ることの多いオレだが、今日は2次会で先に上がらせてもらう。

『ミトン』仲良しBOX
以前にイメージフォーラムで観た『チェブラーシュカ』が良かったので、観てもいないのに『ミトン』のDVDを買う。それも限定BOX!
でも、まさか映画が10分しかないとは!『ミトン』以外にも短編が2本入ってるが、それでもトータル30分。う~む…。

HOLGA
ポラを2枚アップ。
どうもポイントのハッキリしない写真ばかりでなぁ…。そのうちもうちょっとマトモになる予定(苦笑)。

『不思議な世界の物語』コンセプト・アート
『不思議な世界の物語』のコンセプト・アートが、EBAYに出品され、落札した。敬愛するジョージ・パルの作品だけにどうしても欲しかったのだ。
落札からすでに1ヶ月。もう送って来ないのではないかとドキドキだったが、数日前に届いて一安心。
コンセプト・アートなので画自体は荒いのだが、なかなかいい味を出している。
そのうち額装してもらおう。
brothers_grimm_boards

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2004.07.22

7/22 『大人の科学マガジン』

ご存知の人も多いだろうが、学研が『大人の科学マガジン』ってのを出している。
学研の「科学」と「学習」には、子供の頃はとても楽しい雑誌だったが、アレの大人版である。

Vol.3の特集は「カメラ」。最近、急にアナログ写真づいているもんで、付録のピンホールカメラを使ってみた。
針穴写真の原理は分かっているし、6~7年前に田所美惠子さんの本を読んだりもした。でも、その時は印画紙の現像とか、物理的な理由で結局始めなかった。今回の『大人の科学マガジン』の付録は、印画紙にダイレクトに写すことも出来るが、35mmを使えるところがミソ。とりあえず、現像&プリントは写真屋に出せばいいからだ。
上手く撮れているかどうかは分からないが、このアナログさ加減はなんか楽しい。

ついでに、HOLGAのポラも1枚だけ「マイフォト」にアップ。

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2004.07.21

7/21 「the Face of Tomorrow」

六本木ヒルズを歩いてたら、外国人に呼び止められ、写真を撮らせてくれと頼まれる。
何かと思ったら、「the Face of Tomorrow」ってWEBをやってるそうである。このサイトでは、世界中の様々な都市で各100人の写真を撮影し、それをデジタルで合成&モーフィングして、その街の平均的な人物の顔を創り出すってものらしい。
普段のオレの顔が東京の平均的な顔だなんてとても思えないが、東京の男顔の1/100を担うなら面白いかもしれない。
そのうち、サイトに「TOKYO編」がアップされたら見てみよう。

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2004.07.20

7/20 「Magical Camera Tour & Nya Nya Paradise」

仕事帰りに、フォレット原宿の4Fで開催中の「Magical Camera Tour & Nya Nya Paradise」ってイベントに立ち寄る。

まぁイベントとは言っても、トイ・カメラを販売している「SuperHeadz INa Babylon」の出店みたいなもんだ。あとは、関連イベントで、トイ・カメラで撮影したプチ・ネコ写真展(ネコがプチなんじゃなくって写真展がプチなのでお間違えなきよう)も開催中。

ここに寄ったのは、この店でしか買えない「T-82」ってISO400のモノクロ・ポラ・フィルムが欲しかったから。すると
、8月で期限切れのものが半値でセールをしていた。ラッキー!

惹かれたのは、HOLGAと並ぶ人気らしいロシアのカメラ、「LomoLC-A」の“ロシア・オリジナル・バージョン”ってのが、B級品(ちょいと傷アリ)で安く出ている。でもLOMOのオフィシャル・サイト「LOMOGRAPHY」を見ると、「これは正規品ではない!」と強く呼びかけているしなぁ…。

ほかにも、景品の110カメラだの、4連写カメラだの、快獣ブースカ・カメラだの、ホントに玩具なカメラばっかりが展示されている。これだけ集まると、まるでカメラの販売をしてるんじゃなくって、駄菓子屋さんみたいだ。

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2004.07.19

7/19 「POLGA」デビュー

しばらく前から欲しかった「POLGA SUN」を遂に購入!

「POLGA」ってのは、メイド・イン・チャイナの超チープなプラスチック製(レンズもプラスチックだ。そのくせ、使用フィルムは35mmじゃなくってブローニー)のトイ・カメラ「HOLGA」に、ポラロイド社が作った専用ポラロイド・アタッチメントを付けた商品(「ポラ・ホルガ」とも言う)。おまけに使うポラ・フィルムは、ペロペロっと剥がして現像する「ピール・ア・パート方式」のポラ・フィルム。子供の玩具としてもどうかって位いい加減なカメラなのに、マテリアルはプロ用。このとてつもないギャップが凄い。オレが買ったのは「HOLGA120SF」ってフラッシュ付きのタイプ。他にもガラスレンズ仕様の「WOCA」ってのもある。
このカメラ、最近一部でブームらしい。なんでこんないい加減なモノがウケているのかと言えば、それはなんかアートっぽい写真が撮れるから。暗いレンズ、甘いピント、意味のない絞り、光漏れ等、数多ある精度の低さ、これらの欠点ゆえに、なにか写真に独特な風合とか趣きが出てくるのだ。何も考えずに撮っただけで、アーティスト気分になれる世にも珍しいカメラなのですな。

デビューってことで、近所の公園とかでなんとなく撮影会を敢行。
うーん、暗い。レンズが暗いのは、HOLGA愛好者のHPとかで見て、分かっていたつもりだが、それにしても暗い。本当に暗いぞ。まっ昼間の屋外で撮ったとは思えない。でも、なんか楽しいからいいや

「マイ・フォト」に上げてみた。まぁ初めてだからこんなもんでしょ。

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2004.07.18

7/18 『エクスカリバー』

『キング・アーサー』がどうしようもないクズだったので、DVDで『エクスカリバー』を観直す。

81年の映画だから、デジタルもCGもない。だから、迫力って一点で言えば、『キング・アーサー』の方が上かもしれない。だが、昔ながらのオプチカル合成とか特殊メイクとかしか使ってなくたって、物語と役者と演出力が雲泥の差。最初は情けない従者でしかなかったアーサー(ナイジェル・テリー)が、どんどん威厳や風格を増していくのはお見事。『キング・アーサー』と違って、ルー大柴にも似てないし。
お気に入りのシーンは、パーシヴァルの持ってきた聖杯を飲んで生気を取り戻したアーサーが、森を駆け抜けるシーン。次々に花が咲いていくのが、何度観てもグググっと来る。

もちろんストーリーは、正統的なアーサー王物語。映画用に脚色された部分や、省略された部分はあるけれど、カタルシスもなんもかんも、やっぱりこっちの方が全然上だ。

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7/18 『ラブドガン』

テアトル新宿で『ラブドガン』を観る。

1人の男が行くあてもなく彷徨っている。その男、葉山田(永瀬正敏)は、組織のボスを殺して逃げている殺し屋だった。葉山田は、とある川辺で1人の少女と出会う。彼女は御幸(宮崎あおい)。父の浮気がもとで両親が無理心中して一人残されてしまったのだ。2人はやがて奇妙なシンパシーを感じるようになっていく。そんな時、組織から差し向けられた2人の殺し屋----キレやすいチンピラ・種田(新井浩文)と、葉山田の育ての親である丸山(岸部一徳)----が葉山田を追い始める。

宣伝文句によると“鈴木清順の愛弟子・渡辺謙作監督作”ってことになってるんだけど、ホント?パンフのプロフィールを見ると、71年生まれで、「『夢二』に演出助手として参加」しか書いてない。JMDBを見ても、「『ピストルオペラ』出演」しか出ていない。清順組に参加したことは否定しないけど、年齢的にも参加経験から言っても“愛弟子”ってのは言い過ぎなのでは?あくまで宣伝部が言っているだけで、本人が言っているのではないと思いたいが。

映画自体は、本人が意識しているのか、いないのか、非常に清順的なシュールなものになっている。時間軸をいじくってフラッシュされる過去と現在、原色の使い方、音声と唇がシンクロしない会話、不思議な画角と人物配置等々。極めつけは、この映画のメインのモチーフである“弾丸の色”の話。曰く、銃弾は無感情に撃てばただの鉄の色だが、憎んで撃てば黒く、悲しんで撃てば青く、怯えて撃てば黄色になる。では赤い弾丸はどんな気持ちで撃つと出るのか?大和屋竺・・・・と言うか、具流八郎が書きそうな話である。
映像演出的には、(ハナに付く人も居るだろうが)かなり面白いことをやっている。軸と目線の咬み合わない種田と丸山の対決シーンなんて、一瞬「え?どうなってんの?」と思わせて非常に斬新だ。それなのに、なにもここまで狙って清順ぽくする必要ないのにねぇ。

役者は、岸部一徳が抜群にイイ。それだけに、キャンキャン噛み付くばっかりの新井浩文は損な役回りだ。チョイ役ではあるが、御幸の先生役の伊佐山ひろ子と、父の愛人役の土屋久美子がいい味を出している。土屋さん、こんな子持ちの愛人なんて役を演る人になったんだねぇ、と感慨深い。

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2004.07.17

7/17 『クール・ワールド』

DVDで『クール・ワールド』を観る。

第二次大戦直後のアメリカ。交通事故に遭ったフランク(ブラッド・ピット)は、その事故とは全く関係なく、カートゥーン世界“クール・ワールド”に迷い込んでしまった。そして時は流れて1992年、この世界唯一の生身の人間として、ハンスは刑事としてこの世界の秩序を守っていた。だがある日、この世界を作った----元のコミックスを書いたジャック(ガブリエル。バーン)が迷い込んだ。それを知ったホリー(キム・ベイシンガー)は、彼を誘惑し、生身の身体を持とうと画策するが…。

尻切れトンボな『指輪物語』『フリッツ・ザ・キャット』など、一貫して大人向けのアニメを作り続けるラルフ・バクシの92年の作品。
バクシには珍しく、『ロジャー・ラビット』風の実写俳優とアニメの合成もの。とは言え、相変わらず人間頭身のキャラは、ロト・スコーピングでヌルヌルと滑らかに描き、気持ちワル・イイのは、いかにもバクシ。もちろん、中身の悪趣味なセンスもバクシらしいので、好き嫌いがハッキリ分かれるだろう。
淫乱パツキンねぇちゃん、ホリー・ウッドのエロい感じのダンスが魅力的。声のキム・ベイシンガーに似せてるんだろうと思ってはいたけれど、まさか実写になって本人に変身するとは思いも寄らなかった。
アニメ・キャラではノータリン美女な感じが魅力だったが、実写になるとこのノータリンな雰囲気はちとキビシイ。バクシの野心的なトコは嫌いじゃないんで評価したいのだが…。

クレジットはベイシンガー、バーン、ピットの順番だけれど、実質の主役はブラピ。まだ今ほどの人気を確立していない頃だから、扱いが低いんだろう。

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7/17 『キング・アーサー』

新宿ミラノの先行で『インチキ・アーサー』…ぢゃなかった、『キング・アーサー』を観る。【思いっきりネタバレだが、構いやしねぇよ、こんな映画!】

ローマ帝国の支配下のブリテン。ローマとブリテンの血を引くアリテウス(=アーサー)は、ローマ軍の指揮官として、勇猛果敢な騎士たちとともにハドリアヌスの城壁を守っていた。彼らは15年の兵役期間を終え、いよいよ故郷へ帰れることになったが、教皇は最後の任務に付けと命ずる。それはサクソン人に包囲された北部の地からローマ人一家を救出すると言う、これまで以上に過酷な指令であった…。

これって、どこの国の「アーサー王伝説」なんだい?

アーサーの出生話(父・ウーサーが、コーンウォールをだまくらかしてイグレーヌを寝取る話)はなくて、アーサーは両親に育てられてて(だからマーリンとは大人になるまで会った事もない)、剣は抜くけど、それは父の墓標になってた剣ってだけで、エクスカリバーはただの父の形見の剣(だから湖の姫は出てこない)で、姉のモルガンは登場せず(だから、アーサーとの近親相姦で生まれて、父の命を奪うはずのモルドレットは出てくるはずもない)、マーリンは魔法使いじゃなくて蛮族の長老(だから、アーサーを魔法で助けたりはしない)で、グェネヴィアも蛮族の姫で、ランスロットとグウェネヴィアとアーサーは三角関係にならず、だからランスロットは裏切らないし、円卓は1シーン映るだけだし、「円卓の騎士」って呼称はただの1度も出てこないし、「キャメロット」って地名も一度も出てこないし、ウリエンスもパーシヴァルもケイもイゾルデも出てこないし、聖杯探求はしないし、アーサーは死なないし、だからアヴァロンに旅立ったりしないし、おまけに5世紀の話で、アーサーはウェールズじゃなくってサマラート出身のローマ&ブリテン混血と来たもんだ!(ハァハァハァ…)

普通の日本人にとっては「アーサー王伝説」なんて全然興味ないと思うけど、それにしたって、こんなメチャクチャな“ナイナイ尽くし”のアーサー王と円卓の騎士の話なんてねぇだろが!

高校生の時にブアマンの『エクスカリバー』を観て、「すっげぇ面白いし、カッチョイイ!」と思ったんだよね、オレ。で、映画とかゲームとかに、アーサー王の話って色々エッセンスが散りばめられてるじゃない?ちょっとは真面目に知っておきたいと思って、『図説 アーサー王物語』(アンドレア・ホプキンズ著/原書房刊)とか読んだりしてさ。
パンフを見ると、「最新の学説のひとつをベースに云々かんぬん…」とか書いてある。そりゃね、もしかしたらこれが正しいのかも知れないけど、多分(その学説を発表した学者を除いて)世界中で誰一人、こんなアーサー王の話を期待してないよ。
アニメの『魔法の剣 キャメロット』や、サム・ニール主演の『エクスカリバー 聖剣伝説』にもガッカリしたけど、この映画はそんなのの比ではない。アーサー王ものとしては、神谷明がアーサーを演った東映動画の『燃えろアーサー』の方が100倍マシだよ。

それでも、「アーサー王モノとしてはどうかと思うけれど、まぁ面白いからいいよね」とか言えてれば、まだしも救いがあったけれど、映画としても全く面白くない。
敢えて見所を探すと、氷上での合戦シーンと、風景を撮った撮影くらいかな。
感情移入は誰にも出来ないし、カタルシスはないし、大した話じゃないのにヘンに分かりにくい。

特に許せないのがグェネヴィアの扱いだ。
蛮族の姫?ガミラス人みたいに青白い顔して、乳バンド巻いて、歯をむき出して戦う弓の名手なんて、見たかねぇんだよっ!

ジェリ・ブラッカイマーと、アントワン・フークワには丸一日問い詰めたい気持ちで一杯だ。

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2004.07.16

7/16 『ハイランダー 最終戦士』

レンタルDVDで『ハイランダー 最終戦士』

不死の民ハイランダーのコナー・マクラウド(クリストファー・ランバート)とダンカン(エイドリアン・ポール)。彼らはすでに400年もの時を生きていた。彼らの前に現われたのケル(ブルース・ペイン)は、世界征服を夢見て、ハイランダーの掟「生き残るのはただ一人」に則って、次々とハイランダーたちの首をはねていた。彼はまた、コナーの母を殺した男でもあった…

えーと…、これってシリーズのどこにはさまる話なの?
ダンカンってヤツがTVシリーズ版の主役らしいので、TV版から繋がってて劇場版とは関係ないってこと?
例えて言うなら、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の後にTV『宇宙戦艦ヤマト2』を作って、それから『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のことは無視してTVシリーズの続編として『新たなる旅立ち』とか『ヤマトよ永遠に』を作っちゃうようなものか?
少なくとも、コナー・マクラウドが、自分が惑星ザイストからやって来た宇宙人だと思い出すよりも昔の話なのは確かだ。
今回はハワイ人ハイランダー、中国人ハイランダー、黒人ハイランダーなど、どっこもスコットランド高地人にかすってないハイランダーが続々登場。もうハイランダーでもなんでもなくって、ただ単に死なない人ってだけなのではなかろうか?大体、ラテン系ハイランダーのダンカンが、ひとつもカッコよくないんだよな。

アクション・シーンは、ドニー・イェンがアクション監督をやっていることもあって悪くはないけれど、話があんまりにもスットコドッコイなんでガッカリ。同じスットコドッコイでも、ラッセル・マルケイの撮った「2」みたいな楽しさがないからアカンのだよ。ついでに換気扇も回ってないし、ツマンナイの。

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7/16 西新宿「山猫軒」ほか

「おとなの週末」って雑誌を見ていたら、すごく美味そうなお好み焼が出ていたので、謙羊君と行ってみる。その西新宿の店は大繁盛で、1時間待ちだと言われてしまう。流石に1時間も待つのは嫌なので、諦めて近くにあった韓国家庭料理の店(名前をよく見なかった)へ入る。ホルモン鍋と海鮮チヂミを頼んだのだが、出てきたのは豆腐鍋。韓国人のおねぇちゃん、日本語がカタコトでよくわかってらっしゃらない。不美くはないけど、この豆腐鍋で1200円はちと高い。

河岸を変えて、西新宿のダイニング・バー「山猫軒」へ。
団体さんが2グループ入ってて、ここもほぼ一杯。おばさんが「料理は時間が掛かりますよ!」と言うが、気にせずにまだ皿も下げていないテーブルに着く。
ここは、以前からなんとなく気になっていた店。
料理はそこそこボリュームがあり、おまけに酒は新宿の相場よりかなり安めに設定されている。カクテルが500円台で飲めるところなんてそうそうない。繁盛する訳だ。

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2004.07.15

7/15 西麻布「Bar TSURU」

プロジェクトの若い衆と一緒にうちの殿に連れられて、西麻布の隠れ家っぽい「Bar TSURU」で驕って…じゃなかった奢ってもらう。since1988だそうで、バブルな残り香を感じさせる店である。きっと90年代前半は、ギョーカイ人で溢れていたんだろう。
一見さんにはとても入りにくい店構え、広いカウンター、間接照明、ゆったりとした作りの店内は落ち着くけれど、オレが普段飲みで来れる値段の店ではないね(笑)。

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2004.07.13

7/13 六本木「Zio」

来週異動するスタッフの送別会の下見と打合せを兼ねて、ホテル・アイビス2Fのイタリアン「Zio」で晩飯。
パスタ2種、ピッツァ2種、シーザーサラダ、ライスコロッケを頼む。味はまあまあ無難なところ。国産だけでなく、イタリア・ビールが4種類ほど用意されているのが嬉しい。
ついでに店員も気さくで感じがいいも店だ。

トイレに行こうとしてドアを開けると、いきなりゲーセンの中に出るのでびっくり。ヘンな作りだ。

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2004.07.11

7/11 高田馬場「OUTSIDER」

『シネマ・バイキング Vol.2』の帰りに、Xオヤヂと「OUTSIDER」で飲む。
ここは高田馬場の表通りから一本入った路地にある、そこそこ落ちつくカジュアルなバーだ。最近は珍しい「Laser Juke」があったりもする。この店に入ったのって土日しかないから分からないんだが、値段も安いし、平日は早稲田の学生とかがワサワサ居て、落ち着かないバーなのかもしれないな。

店に入ろうとすると、店内からなんだかデカい笑い声が聞こえる。なんだろうと思うと、オレらの直前に入ったのが、ルー大柴やラッキー池田を含む6~7人のグループだったのだ。メンツと時期を考えると、きっと『カンコンキンシアター クドい!』の稽古か打合せの後なんだろう。“ボトルを入れる”って話だけで、なんだか店員さんとコントみたいな掛け合いをやってて、ちょっと面白かった。
それにしてもルー大柴は声がデカイ。

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7/11 シネマ・バイキング Vol.2

ポール・W・S・アンダーソン好きで、自主映画制作集団「CONCORD YOUNG HORIZONS」の代表である斉藤さんの新作上映だそうで、神保町のレストラン「エスペリア」で開かれた自主映画上映会「シネマ・バイキング Vol.2」に、Xオヤヂと一緒に行く。
自主映画を上映しながら、ブッフェ・スタイルの飲み放題・食べ放題のイベントである。

上映作品は全部で7本。
『DRINK』(2003年/4分)
『撃華美人』(25分)
『ひとりぼっちの用心棒』(1997年/30分)
『クラスメイトは鉄砲玉』(2001年/21分)
『The Bullet Fist』(2004年/26分)
『少年時代』(1999年/4分)
『いつだって・マイ・ストロンゲスト』(2003年/30分)

大昔、それこそ20年くらい前の高校・大学時代に自分が自主映画を作っていた頃、色んな上映会に足繁く通った。今はプロになっている手塚真や犬堂一心、DAICON FILMや小中和哉、この前淫行で捕まった今関あきよしなんてメジャーどころもあれば、普通の映研やアニメ研の8mm映画なんかも結構観た。
『燃えよドラゴン』モドキ、特撮コメディ、女の子物、ホラー等、その時々で流行り廃りがあったが、今日観たのは、ほとんどアクションばかり。きっと今の流行りはアクションなんだろう。そしてメディアも、8mmフィルムからビデオに変わったが、なんだかやってることは昔とあまり変わらないね。(あ、ワイヤー使ったアクションは、昔からは考えられないか!)

どれも自主映画なので、逐一感想や論評をするつもりはないが、正直なところ、ちょいとキビシイ映画もあった。でも、この上映会に誘って頂いた斉藤さんの『The Bullet Fist』が(誘った人だからってベンチャラとかぢゃなく)一番面白かった。と言うよりも、この作品だけが完全にレベルが違っていた。撮影、編集などのテクニカルな部分はもちろん、シンプルだが荒唐無稽な物語も、キチンとディテールを与えられて非常に面白いものになっている。

オレは昔から、自主映画1本の鑑賞忍耐時間は30分までだと思っている。例えどんなに面白い作品でも、2時間の大作自主映画なんて観ていられない。それは監督の才能があったとしても、上映されるメディアの画質、役者の技量等、様々な要素があいまって、それ以上は耐えられない限界時間だ。そう言う意味では、今日の作品は全て30分以内、中でもその『The Bullet Fist』は26分間が全く苦にならず、体感的には20分弱くらいにしか感じない。その他の作品は、もうちょっと編集でどうにかなるのに…と思うところが多々あったが、この作品はそれがない。
いや、本当に面白かった。

もうひとつ印象に残ったのは『撃華美人』
この作品は、照明等のテクニカルな部分を非常に頑張っていただけに、世界観設定が未消化でシナリオが弱いのと、ヒロインのキャラクター造形が薄いのが惜しかった。

「また、たまには自主映画に行くのもいいか!」と思ったときには、すでに今年のPFFは終わっちゃった後だったりするんだよな(苦笑)。

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2004.07.10

7/10 『ロスト・イン・ラ・マンチャ』

DVDで『ロスト・イン・ラ・マンチャ』を観る。

テリー・ギリアムが挑んだ『The Man Who Killed Don Quixote』の製作開始から中止までを捉えた、悲惨なドキュメンタリー。
これまでも『未来世紀ブラジル』『バロン』など、好きな人にはもう堪えられない----だけどプロデューサーの寿命は確実に縮まり、監督本人も胃潰瘍とか脱毛に悩まされるような作品を作ってきたギリアムが、今度ばかりは「ど~もこ~もならんっ!」って状態に追い込まれて行く。いやもう、何をどうすればここまで悲惨な展開になるのか。結局のところ、クランク・インしてから、マトモに撮影できたカット数っていくつあるんだろ?この映画を観る限りでは、たった数日しかカメラを回せていない。

F16は轟音を立てて飛びまわり、突然のドシャ降りが、さっきまでカラカラだった地面をさながら黄河のような濁流に変え、準備万端だったはずの主演俳優は椎間板ヘルニアで倒れる。
この中止をギリアムのせいにしちゃあ可哀想だ。これは監督だって被害者でしょう。不運に不運が重なって、ババを引き続ける撮影部隊。ほとんどの出来事は不可効力だろうけれど、でもNATO軍のF-16が飛びまわるのを予測できなかったのはロケハンをした助監督か制作部のヘマだと思うんだが、違うのか?

数少ない撮影フッテージは、どれもいかにもギリアムらしい画になっており、完成した姿で観たかったと思う。でも、ここまで崩壊したプロジェクトを再出発させる勇気なんて、どこの映画会社も出資者も持ってないだろうなぁ。

なお、公式ホームページでは、劇場公開時に“ギリアムを助ける基金”としてガチャガチャとTシャツ販売をしていたらしい。知っていたらグッズを買いに行ったのに。でも、本当に本人の元まで届いてるのか…ねぇ?

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7/10 井荻「レストラン・ヒライ」

井荻駅そばの「レストラン・ヒライ」でディナー。
今週、カミさんが誕生日だったので、数日遅れでお祝いである。

環八から路地をちょろっと入ったこの店は、庶民的な雰囲気のフレンチ・レストラン。
コースは、前菜、メインディッシュ、デザート、コーヒーで2415円とリーズナブルで、本格的なフレンチがこの値段で気取らず美味しく頂けるのは嬉しい。
ワインのボトルを1本空けて、いい気分で帰宅。

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7/10 双数姉妹『ファンシー★ スグルとマナブと奇抜な父と』

映画を観ようと新宿まで出たが、観たいものがない。
そこでふらっとTHEATER/TOPSに入り、劇団双数姉妹『ファンシー★ スグルとマナブと奇抜な父と』って芝居を観る。

田舎で父の文房具屋の跡をついだスグル。仕事を辞めて故郷に帰ってきた弟のマナブ。すっかりボケてしまった父。兄弟、父子の関係はどうしてこんなによそよそしいのか…?

なんの予備知識もなく、劇場前に貼ってあったポスターで「ちょっとコメディっぽい感じかな」と思って入ったんだが、正直あんまりノレなかった。シナリオ的には笑いを取ろうとしていると思しきところも多々あるのだが、台詞のやり取りが妙に間伸びしてて----恐らくこれがこの劇団(あるいは作・演の)の“間”なんだと思うが----オレとは生理的に合わないのか、ほかのお客さんが多少笑ってる場面もほとんど笑えない。

気になったのは、客席に背を向けての台詞が妙に多いこと。
『寺内寛太郎一家』で樹木希林が「どーしてちゃぶ台のこっちに座らないの?」と言ってみたり、『家族ゲーム』でテーブルに一列に座ったりしたように、皆が正面を向いて台詞を話すのはリアリティがないと思ったのかもしれない。だが、別に客席真正面を向く必要はないが、背中を向けての芝居がしょっちゅうあるのは、やはりなにかが違うんじゃないだろうか。

今日の公演はほぼ満席だったし、THEATER/TOPSで10日間の公演が出来るくらいの人気劇団なんだとは思うけれど、オレはあんまり合わないようなので、次に行くことはないだろうなぁ。

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2004.07.09

7/9 『座頭市の歌が聞こえる』

DVDで『座頭市の歌が聞こえる』を観る。

浪人黒部玄八郎(天地茂)とすれ違った座頭市は、やくざに襲われた為吉を救う。だが為吉は市に財布を託すと言切れてしまった。
旅の途中で知り合った盲目の琵琶法師(浜村純…と言っても、すぐネタバラシするあの人ではない)から、一の宮で近々祭が行われると聞いた市は、一稼ぎしようと足を伸ばす。たまたま入った茶店が、あの為吉の母おかん(吉川満子)の家だと知り、為吉の息子太一に財布を渡した。そして、やくざ者の居ない平穏な町と聞いていた一の宮は、板鼻権造(佐藤慶)一家に牛耳られており、住人はみないやがらせを受けていた…。

田中徳三監督による座頭市第13作。
流石は宮川一夫撮影!と唸らせるような、おっそろしくカッコイイ画面があちらこちらに散りばめられているが、どちらかと言うと人情派(?)の田中演出とそぐわないところもある。座頭市シリーズでは、三隅研二か池広一夫の方が、宮川一夫とは相性が良い様に思うのだが、どうだろう?

で、田中徳三は、人間関係を丁寧に描いていく。父の居所を知っていると思い込んだ太一は、最初は市を慕い、それが居合いを見て尊敬と憧れに変わっていく。おかんは黒部玄八郎は金の為に人を斬るが、それは自分のせいで女郎になった妻、お蝶(小川真由美が、また色っぽいいい女なんだ)を身受けするためだし、お蝶は店の娘を無理やり手篭めにしようとするヒヒ爺から娘を救うため、ポンと有り金全部を払ってしまう。琵琶法師は市と触れ合い、市を「目明きにも盲にも仲間にされない化け物だ」と看破する。市が強くなり過ぎ、一見マンネリになり始めたこのシリーズを、こうした人間関係の描き方で佳作に仕上げている。

見せ場は、天知茂との対決と、太鼓を乱れ打ちされ、耳が利かない状態に追い込まれての殺陣である。どちらも緊迫感のある面白い戦いになっている。

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7/9 『バイオハザード』

レンタルDVDで『バイオハザード』を、2の公開とか色々事情もあって観直す。

劇場で観た時と印象はあまり変わらず、ゲームの映画化としては結構イイ線行ってるんじゃなかろうか。比べる相手が『ストリート・ファイター』とか『スーパー・マリオ』だったりするからだけれども。
いかにもゲームっぽい雰囲気やシチュエーションを入れつつ、普通にゾンビ物ホラーとしてもそこそこ面白い作品に仕上がっている。
金太郎の前掛けみたいなのはちょっとどうかとは思うけれど、それでもミラ・ジョボジョボがイイ女だよな。どんな危機に陥ろうとも、いつもメイクがバッチリされてるのが凄い(笑)。少なくとも『ドーン・オブ・ザ・デッド』のサラ・ポーリーよりも、ジョボジョボの方が好きなんでね。
続編はよりゲームの物語に近くなるらしいけど、どうなんだろう?

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2004.07.08

7/8 『ロボット刑事』#25&最終回

第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」
特殊な伝染病のワクチンを発明した博士を誘拐するガトリングマン。病気を直すためには、バドー製のクスリを使うしかなく、ガッポガッポと大儲けって寸法だったが、いつものようにKに阻止される話。

今回の見所はガトリングマンに尽きる。ガトリング砲が頭のテッペンに付いてるんだが、この銃口が前ではなく真上を向いている。だから、攻撃する時は地面に寝そべらないと、銃が撃てない。それだけじゃ、あんまりにも機動力が低いと思ったのか、なぜか右手にはカッターが装備されている。それもオルファだかNTだかの赤いカッターを、まんまデカくしたヤツ。何故?なぜカッターなの?そのカッターをパキパキ折って「カッター爆弾!」とか言って投げつける。なんだか意味が分からない。
最終回目前だってのに、盛りあがらないことおびただしい。


最終話「バドー火星に死す!」
あらゆる水分中の水素を水素爆発させる兵器を作りだしたバドー。これで日本中の水を爆発させ、さらには海水まで爆発しようとする。それを阻止しようとするKと新条の前に現れたのは、自称世界最強のロボ、ハグルマン。芝の2人の娘奈美と由美がさらわれ、さらに芝自身も捕われてしまった。どうするK!?

…ってことで最終回である。
全ての水を爆破するって計画は、スケールが大き過ぎて何がしたいのかよくわからん。Kも疑問に思ったようで「そんなことをしたらバドー自身も生きていられないぞ!」と問いかけると、「バドー様にとっては、地球は沢山ある星のうちのひとつに過ぎない!」と答えるハグルマン。え?ちょっと待って。バドーってただの日本人なんじゃなかったっけ?
そんな侵略宇宙人みたいなこと言っても、地球がなくっちゃ困るんじゃあ…。
灯台を改造(?)したロケットで火星に飛び去るバドー。なぁんだ、火星に基地かなんかがあったんだと納得したのも束の間、火星にはただの野っ原だけ。基地なんかありゃしないし、地面には造成したブルドーザーのキャタピラ跡だらけで、おまけに草も生えている。どうもこの火星は、多摩地区あたりの住宅造成地にあるらしい。
最後の死闘で、Kの強さ、凄さを悟ったハグルマン(最強なのにハグルマなの?)は、「おまえは素晴らしいロボットだ。オレはバドー様と共に死ぬ!」と、どんな論理で考えたのか全く分からないことを言って、バドーと無理心中。「やめろ~ハグルマン!」でドッカーン!悪の首領の最後が、まさかこんなんだとはボーゼンとするなぁ。

『ロボット刑事』もこれにて終了。
本放送以来観ることの出来なかった番組は、恐ろしいほど盛り上がりに欠いたクライマックスで終ってしまった。でもこれって、今の技術を使って、ハードな内容でリメイクしたら面白いんじゃないのかな?

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2004.07.07

7/7 『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』読了

『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』(嶽本野ばら著/小学館文庫刊)読了。

映画が非常にツボに入ったので、勢いで原作を読んでみた。作者の嶽本野ばらの名前は知ってはいたけれど、まさか自分が買って読むことがあるとは思ってもいなかった。なんてったって“乙女のカリスマ”だそうですから、フツーは40オヤヂが電車の中で読んでて許される本じゃないでしょ(笑)。

読んでみたら原作も面白かったが、でも映画を観なかったら読まなかっただろうなぁ。
第一に、この小説は基本的に桃子のモノローグで進んでいくのだが、多分予備知識なしで読み始めていたら、ここでケっツマズいていただろう。「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」のブランド名がしょっちゅう横書きのまま飛び込んでくる、妙に1文の長いモノローグは、普通だったら違和感を覚えてしまう文体だ。
だが映画で、桃子のモノローグ主体で進んでいくのを経験済みだったから、とりあえずそこにはつまづかないで読み進めていけた。するとこれがなかなか面白い。「腐女子の行く道、萌える道」にも通じるような、“ノリツッコミ”みたいな文章が軽快で、アハハと笑って読めてしまった。逆にキビしかったのは、洋服に関する描写だ。桃子が、自分の着ているBABY(以下略)の服を詳細に説明する場面が何箇所かあるのだが、これが何のことを言っているのやらチンプンカンプン。仕方ないけどね。

映画は、原作と大きくストーリーが異なる訳ではないが、クライマックスでの対決シーンの展開が意外と異なっている。だが、映画で小説と同じ展開にすると、意外と説明が面倒くさいので、映画版スタッフの判断は正しい。また、父親と祖母、そして一角獣の描写が原作よりも大幅に膨らませてあるのも、映画の上手いところだ。

同じ作者の別な本を読むことは多分ないだろうけれど、まぁ、こんなのを読む機会が持てたってだけでも良かったな。

それにしても、国産の若い人向けの小説ってのは、どーしてこうあっという間に読めちゃうんだろう?海外のホラーやサスペンス、SFを読むことが多いから、拍子抜けするほどすぐ読み終わってしまう…。
きっと『Deep Love』とか、『セカチュー』も簡単に読めるんだろう(絶対読まないけど)。

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7/7 荻窪「Rooster」

カミさんに誘われ、カミさんの友人たちと一緒に、荻窪のライブハウス「Rooster」に行く。

誰のライブ?と聞くと、邦楽とか日本の芸能人に恐ろしいほど疎いカミさんが、
「えーと…、昔チャーと一緒にやってた人」
「? JOHNNY,LOUIS & CHAR?」

バタバタしていたので、よく分からないまま「ま、いっか」と時間に店に行ったら、リューベンですよ、リューベン!
リューベン&カンパニーをやってた辻野リューベンが、「リューベン&ハッピー・カメレオン・バンド」ってバンドをやっているんですよ。
昔、うちのアネキがCHARのファンだったんで、猛烈に懐かしい!

Vo.のダイナマイト・ミキさんがMCで、「こう見えてもウチのリーダーは昔ロック・アイドルですからね」などと笑いを取ってたけど、現在の「リューベン&ハッピー・カメレオン・バンド」は、JAZZっぽかったりロックぽかったりしつつ、笠置シズ子まで演る、非常に楽しいバンドでした。

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2004.07.06

7/6 『ラッキー・ブレイク』

レンタルDVDで『ラッキー・ブレイク』を観る。

ジミー(ジェームズ・ネスビット)とルディ(レニー・ジェームス)は、銀行を襲撃するが、2人そろってドジを踏み、あっという間にブタ箱入り。トラブルを起こしながらも数年間は大人しくしていたが、ある日、ミュージカル好きのモーティマー所長(クリストファー・プラマー)が囚人のモラル向上を目的に、所内で自作のミュージカル公演を催すことを発表。主役に選ばれたジミーは、芝居の稽古をしながら、脱獄の計画を練り始めるが…。

『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督第2作。
前作みたいな作品かと思ったのだが、なんだかキレの悪いコメディになっている…っつーか、これってコメディ?笑いドコロが恐ろしく少なくって、物語は全体的に結構暗め。
「唄って踊りながら、いかにして脱獄を成功させるか?」って映画だと思ってたんだが、看守のイジメとか、すぐキレる主人公とか、マジで更生を解くヒロインとか、笑いに持っていけそうなネタが、全部マジメ方向に振られちゃってるもんだから、どうにも重い。有名役者はほとんどいないが、皆いい味を出しているだけに、笑わせるつもりがあるのかないのかよく分からないまま進んで行くシナリオが痛い。
痛いといえば、ティモシー・スポールの役がちょっとあざと過ぎ。この役者さんは、イギリス映画でちょくちょく見かける人で、最近は『ラストサムライ』なんかにも出てたけど、ダメ人間を演じさせると実に上手いバイプレイヤーである。本作でも全く救われないダメ人間で、なんか痛々しすぎる。おまけにエンディングは、このスポールのピアノ弾き語りだし、監督の意図は「ここで泣け!」ってことなんだろうけど、ちょっとねぇ。

どうでもいい話だが、主役のジェームズ・ネズビットって、マイケル・キートンとジョン・リスゴーを足したような顔じゃない?

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2004.07.05

7/5 『砂の女/他人の顔』読了

『阿部公房全作品6 砂の女/他人の顔』(阿部公房著/新潮社刊)読了。

今更、オレが感想なんて語ってみたところで何の意味もないような作品であるが、まぁ折角読んだんだし、ちょろっとだけ。

「砂の女」
とある海岸に昆虫採集に来た男が、帰りの便を逃してしまったため、小さな村落に厄介になる。泊めてもらったのは、砂の穴の中にある女の家であった。だが、翌朝男が目を覚ますと、昨晩砂の穴に降りてきた縄梯子が外されており、男は穴から出ることが出来ないことを知る。

勅使河原宏監督(脚本は阿部公房自身)の映画は観ているが、原作を読んだのは初めて。
映画は基本的に原作に忠実であるが、ひとつ大きな違いがある。映画では、砂の穴----砂の女に囚われてしまった男が、この後どうなるのか、穴から逃げ出すことが出来るのか、否か。そこに興味を持続させて、不条理なサスペンスとして突き進んでいく。しかし原作では、1人の男が失踪し、7年以上の年月が経ったので死亡認定がされたことを最初に明かしてしまう。そのため、男が脱出できないのか、死んでしまったのかは分からないが、ともかく社会に戻ることがなかったということが分かって読み進むことになる。その分、映画以上に、男がなぜ砂の穴から逃げることをやめたのか、その心理に重点が置かれている。
どちらも傑作不条理劇であるが、オレとしては映画の方がより好きだ。
砂丘の無機質であるにも関わらず有機的な美しさと怖さ、そして岸田今日子の恐ろしさは、トラウマになるほどの恐怖と、観るものを引きずり込む異様な迫力に満ち満ちている。


「他人の顔」
とある科学者が実験中の事故で、顔に酷い火傷を負う。その顔中に蛭がのたくった様な顔のせいで、男は包帯を巻いて生活をすることになるが、顔を失うことがそのまま、社会から抹殺されたものと同じであると男は思い始める。そして、自らの知識と技術を駆使して、他人の顔の仮面を作ることを思い立つが…。

こちらも『砂の女』同様、阿部公房自身の脚本、勅使河原宏監督によって映画化されているが、残念ながら未見である。
原作は徹頭徹尾、男の書いたノート3冊分の手記と言う形で進んでいく。そのため全ては男の主観であり、男がなぜ仮面を作るに思い至り、いかにしてその仮面で社会と妻への復讐を遂行しようとしたか----言わば1人心理劇になっている。だが、正直この小説は厳しかった。物語のクライマックスで、「この尻尾をくわえた蛇のような長ったらしい告白」と描写されているのは、掛け値なしにまさにその通りである。この形式を取ったからこそ、男の心の機微が描けたのは分かるが、グチグチダラダラと続く“恨み節”のような内容は苦痛である。
この映画の紹介をネットや書籍で見ると、かなり映画的な脚色が加えられているようであり、それならば逆に非常に観てみたいと思う。オレにはこの小説の形式が合わなかったけれど、物語自体は非常に面白いと思ったからだ。近いうちに観てみよう。

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2004.07.04

7/4 『下妻物語』

テアトルダイヤで『下妻物語』を観る。【ネタバレあり】

茨城県下妻市に住む高校2年の桃子(深田恭子)。見渡す限り田んぼだらけで、住民は日用品からファッションまで、全ての買い物をジャスコで済ますこの町で、桃子は全身フリフリのロリータ・ファッションに身を包み、友達も作らず我が道を歩んでいた。ある日、彼女は服代を稼ぐため、ヤンキーな父親(宮迫博之)がかつて商売にしていた、ベル○ーチのバッタモンの個人販売を始める。するとその服を買いに、特攻服でロケットカウル原チャリをかっ飛ばすヤンキー娘・イチコ(土屋アンナ)がやってきた…。

やっぱ時代はジャスコですよ、ジャスコ!

オレも「ジャスコ 安いもの市」に行かねば!

ゲラゲラ笑って、熱く燃えて、じんわりと目頭を熱くする…なんか評判が良いらしいってのは聞いていたが、まさかこんなにも良いとはぁぁっ!
ある意味映画文法を破壊しまくってるし、いかにも最近のノリの演出の数々が受け付けない人も居るだろう。けれど、オレ的には絶賛の嵐ですよ。石井克人に似てるって意見もあるようだが、そんなの全然わかってないヤツの意見だ。全篇“ウンコネタ”で笑いを取ろうとする石井克人も同じような文法破壊をするけれど、決定的な違いはちゃんと面白いってことだ。(この映画でも1個だけ“ウンコネタ”はあるが)
ともかくハイテンポ、ハイテンションの演出が圧巻である。また、デジタルでいじくってるんだと思うけれど、独特の人工的な色調も、この映画の魅力のひとつだ。あのウソ臭い青空が気持ちいい~!

役者もみな美味し過ぎ。
まずは深田恭子がサイコーにハマリ役。演技力のあるなしなんてこの際関係ない。流石はマリー・アントワネットの生まれ変わり(自称)だけあるぜ。そして、ド鋭ぇガン飛ばしにメロメロになっちまった土屋アンナが猛烈にキュート!『セブンティーン』とか『装苑』なんてもちろん読んでないので、オレはこの子全然知らなかったんだけど、ヘンに存在感があって、魅力全開バリバリ仏血義理だぜ。いやぁ、もう“できちゃった婚”しちゃったんだって?惜しい、惜しいよ!もっと映画に出てくれよ。
脇役は、荒川良々、阿部サダヲ、生瀬勝久をはじめとして、数々のクセモノが笑いをさらっていくが、中でも一番パンチの効いているのが篠原涼子。登場シーンのジェット・ゲロ(『イーストウィックの魔女たち』か?)から始まり、その登場シーンの全てが美味しい。う~ん…、なんだかヘンな役者として活路を見出しちゃったのね。

いやはや、兎にも角にも大したもんだ。
中島哲也に、ビっとキメられてギャフンと言っちまったよ!


御意見無様だ、ともかく見れ!

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2004.07.03

7/3 『スパイダーマン2』

新宿プラザで『スパイダーマン2』先行を観る。【ネタバレあり】

グリーン・ゴブリンを倒してから2年、ピーターはスパイダーマンと勤労学生の二足のわらじ生活に、段々支障を来たし始めていた。人助けをしていてピザ屋をクビになり、授業には遅れ、MJの芝居は観に行けず、ジェムスンは写真を高く買ってくれず、おまけにメイ伯母さんの家は抵当として差し押さえられる。そして彼は、スパイダーマンとしての“大いなる責任”に疲れ、コスチュームを脱ぎ、平凡な幸せに生きようと決意する。だが、そんな彼の前にドク・オックが姿を現し、否応なく彼を戦いへと追い立てていく…。

バッチリだすっ!
前作を観てないと(あるいは原作を知らないと)分かりにくい部分もあるし、映画全体としては1作目の方がまとまりがあったとは思う。だが、そんなこと以上に、全方位に観客を楽しませようとするサービス精神に満ちた映画である。夏の“超大作イベント・ムービー”として、ファミリーもカップルも子供もジジババも、アクションに酔い、笑って、ついでに涙腺のゆるい人なら泣ける---そんな心おきなく楽しめる映画になっている。そして、それと同じくらい、サム・ライミ・ファンとコミックス・ファンに向けてのめくばせが利いているのが嬉しい限り。

『シンプル・プラン』以降、本人が“封印した”と語った自由自在に動き回るダイナミックなカメラ・ワークに始まり、『XYZマーダーズ』を髣髴とさせるようなブルース・キャンベルの下衆野郎っぷり、独特の間で繰り出される笑いなど、ライミの余裕すら感じさせる演出が心地よい。
Dr.リザルドことコナーズ教授や、マン・ウルフことジョン・ジェイムスンらの顔見世。そしてのもちろん、アルフレッド・モリーナ演じるドク・オックもバッチリだ。

【ネタバレ注意】

なんと言っても燃えるのは、暴走地下鉄のシーン。戦いがスピーディで面白いのももちろんだが、その後に続く市民たちがの場面が良過ぎる。オレ、ダメなんだよな、こーゆー浪花節って。『ロボコップ3』の自警団&警察署員を思わせるような熱い場面にシビレちゃうんだよ。”あなたの隣人”って言い続けた甲斐があったよな、ピーター。
そして、クライマックス。MJに崩れかかる壁を支えているピーターが、なんとか言葉を搾り出す。
「ハ、ハーイ…」
普通だったら、「ボクが支えている間に逃げてくれ!」とか言いそうなもんなのに、ピーターは絶対に「逃げろ!」とか言わない。それは、何が何でも自力でMJを助けるつもりでいるから。もう、目頭が熱くなっちゃうよ。

“笑い”に関しては、事前に知ってしまうと面白くないので書かないが、いくつか猛烈に可笑しいシーンがあるので、観てない人は乞うご期待。

CGキャラの質感がイマイチなところがあっちこっちにあったり、キルステン・ダンスト前作にも増してコワい顔になってたり(でも、ウェディングドレス姿のときだけは流石に可愛い)、色々と不満もあるんだが、そんなこと全部乗り越えて、オレはこの映画が好きだ。《『スパイダーマン1』のサントラを聴きながら》

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2004.07.02

7/2 『エイリアン3 ディレクターズ・カット完全版』

DVDで『エイリアン3 ディレクターズ・カット完全版』を観る。【ネタバレあり】

アチェロンから脱出したスラコ号は、突発事故により囚人惑星フィオリーナ“フューリー”161へ不時着。ニュートもヒックスも死に、アンドロイドのビショップも処分された中、ひとり生き残ったリプリー。だが、救命艇内部にはフェイスハガーも潜んでおり、牛を媒介としてキャトル・バスターとなって、フューリーの囚人を次々と殺戮し始める…。

ほとんどの人と同じで、オレは『エイリアン』シリーズ中で最もダメなのがこの3作目だと思っている。だから劇場で観ただけで、その後は投げ売りしていたLDも買ったけれど1度も観ていない。そんな映画をわざわざ観直す必要があるのかと言えば、それはひとえに今回の“アルティメット版”では、30分も長いデヴィッド・フィンチャーが本当に作りたかったバージョンになったと知ったからだ。
それでも「面白くなってるの?以前に『マッド・マックス サンダードーム』をダメ映画だと思って再見したら、意外に面白かったこともあるしな…」と疑問半分期待半分で観たのだ。
結果から言えば、結構面白い。猛烈に期待値が低かったと言うだけでなく、バージョンの違いのせいも大きいように思う。

劇場公開バージョンは1回しか観ていないし、好きじゃなかったのであんまり覚えていないから、違いを詳細に語ることは出来ない。だが、上のいい加減なストーリーにも書いたように、まずエイリアンからして違う。公開前に伝えられていたストーリー通り、犬ではなく牛から産まれるのだ。そして犬は一切映画に登場しない。だが、産まれたエイリアン自体の描写が異なる訳ではないので、大きく映画に関わる部分ではない。(って言うか、犬のままでも問題なかったんじゃ?)
それよりも、ニュートの解剖シーンが結構詳細に描写されることが驚きだ。エグさ倍増ではあるが、それよりもリプリーの一種の強迫観念を描く意味で重要な場面になっている。
そして、クライマックスのリプリーが溶鉱炉に身を投げるシーン。劇場公開版では、リプリーの胸をぶち破って登場したクイーンを、抱きしめるようにも、ふん捕まえたようにも見えるまま、火の中に落ちていく。それがこのバージョンでは、胸をぶち破らない。リプリーの中に居るクイーンは、スキャン映像以外では一切姿を現さない。映画全体としてはエグい場面が増えている代わりに、最後は静かに----ある意味“厳かな雰囲気”さえ湛えている。
他にもたくさん違いがあるような気がするが、本当に以前はなかったのか、別な形だったのか、確信が持てない。コメンタリーか特典映像を観れば分かるんだろうけれど…。

劇場公開版とこの完全版の違いは、こちらの方がより深い印象を残すことは確かだ。そしてまた、こちらの方が完成度が高いように思われる。これが公開できなかったフィンチャーはさぞや悔しいことだろう。1や2を上回るほどの作品になった訳ではないが、少なくともあそこまで忌み嫌われなかったかもしれない。

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7/2 『食神』

レンタルDVDで『食神』を観る。

“食神”と呼ばれる周(チャウ・シンチー)は、香港料理界の頂点で傲慢の限りを尽していた。だが、その傲慢ぶりがたたって側近から裏切られ、料理界から追放されてしまった。彼はとある女(カレン・モク)の屋台を助けるうちに、真の料理人として目覚め「糞尿肉丸」と名付けた団子を開発。さらに裏切った弟子トンに戦いを挑むため、修行の旅に出発する…。

香港映画らしくストーリーもギャグもベタ。寒かったり、古臭かったりもするんだけど、なんだかんだ面白いのが流石はチャウ・シンチー。謎の少林寺修行(少林十八銅人に爆笑)とか、CGまで使った大バカ調理シーン、カレン・モクの大立ち回りなど、なんだかツボに入る場面も色々ある。

『少林サッカー』のヴィッキー・チャオ同様、この映画でもカレン・モクがとんでもない醜女で登場するが、予想通りクライマックスで美人になる。シンチーはこの展開が好きなのかな?

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7/2 御徒町「本家ぽん多」

創業明治38年の有名洋食屋「本家ぽん多」に入る。

店内は特に混んでいる訳ではないが、料理が出てくるまでに大層時間が掛かる。とりあえず焦らずに本を読みながらのんびりと待つ。実はこの店のカツレツを食いたいと思っていた理由が、この遅さにあるのだ。ここのカツレツの調理法は、低温の油でじっくりと熱を通すんだそうな。そのため、衣がキツネ色にはならずに、濃い目のクリーム色程度の白っぽいカツになる。

そうこうするうち、その白いカツが出てきた。
まずはそのブ厚さに驚く。今はなき「新宿らん亭」の厚切りロースカツも好きだったが、この厚さは凄い。
ひと口食べてみると、その揚げ方に由来するのだろうけれど、“サックリ”と言う食感ではない。ちょっとシットリなんだけれど、ベチャベチャすることもなく、なんとも絶妙である。そして脂身がきれいに取り除かれた肉なのに、甘味があって実にジューシー、そして柔らかい。

「店員の対応・態度が悪い」と、ネットで悪口が書かれているのを読んだが、別に何も問題はなかったし、「メニューに値段が書いてない」と言うのも改善されたようで、一部“時価”のもの(もっぱら海産物だ)があるけれど、普通の洋食メニューは値段がきちんと書かれている。

一度は食ってみたかった「カツレツ」に、いわゆる定食セット(ご飯、赤だし、おしんこ)を付けて、〆て¥3150!。すげぇ美味かったけど、こんな値段のトンカツなんて食ったことがねぇ!

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2004.07.01

7/1 炸裂するうちのバカ殿

某漫画家先生と六本木エラワンで食事。

一応接待のつもりだったんだが、うちの会社のバカ殿が急遽参加してしまったから大弱り。人数を増やすは、「オレ、その店ヤダ!」とかワガママ放題。おまけに飲みになっても、相手を立てるどころか、全て自分の話題にしてしまう。これがどんな会なのか、分かってるのか分かっていないのか、どーしてこの人はこんなんなんだろう?いい加減長い付き合いになって来てるけど、ホトホトうんざりである。
まーねぇ、どこの会社にだってバカ殿は居るだろうさ。
だけど、一緒に居る若い連中までが居たたまれないほど恥ずかしい思いをさせるってのは、なかなか難しいんじゃなかろうか。
殿の観た映画(それも人から借りたDVD)とか、殿の家のお犬様とか、接待相手がウンザリするほど話されても、下々のものはツライだけDEATH!

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