« 7/7 荻窪「Rooster」 | トップページ | 7/8 『ロボット刑事』#25&最終回 »

2004.07.07

7/7 『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』読了

『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』(嶽本野ばら著/小学館文庫刊)読了。

映画が非常にツボに入ったので、勢いで原作を読んでみた。作者の嶽本野ばらの名前は知ってはいたけれど、まさか自分が買って読むことがあるとは思ってもいなかった。なんてったって“乙女のカリスマ”だそうですから、フツーは40オヤヂが電車の中で読んでて許される本じゃないでしょ(笑)。

読んでみたら原作も面白かったが、でも映画を観なかったら読まなかっただろうなぁ。
第一に、この小説は基本的に桃子のモノローグで進んでいくのだが、多分予備知識なしで読み始めていたら、ここでケっツマズいていただろう。「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」のブランド名がしょっちゅう横書きのまま飛び込んでくる、妙に1文の長いモノローグは、普通だったら違和感を覚えてしまう文体だ。
だが映画で、桃子のモノローグ主体で進んでいくのを経験済みだったから、とりあえずそこにはつまづかないで読み進めていけた。するとこれがなかなか面白い。「腐女子の行く道、萌える道」にも通じるような、“ノリツッコミ”みたいな文章が軽快で、アハハと笑って読めてしまった。逆にキビしかったのは、洋服に関する描写だ。桃子が、自分の着ているBABY(以下略)の服を詳細に説明する場面が何箇所かあるのだが、これが何のことを言っているのやらチンプンカンプン。仕方ないけどね。

映画は、原作と大きくストーリーが異なる訳ではないが、クライマックスでの対決シーンの展開が意外と異なっている。だが、映画で小説と同じ展開にすると、意外と説明が面倒くさいので、映画版スタッフの判断は正しい。また、父親と祖母、そして一角獣の描写が原作よりも大幅に膨らませてあるのも、映画の上手いところだ。

同じ作者の別な本を読むことは多分ないだろうけれど、まぁ、こんなのを読む機会が持てたってだけでも良かったな。

それにしても、国産の若い人向けの小説ってのは、どーしてこうあっという間に読めちゃうんだろう?海外のホラーやサスペンス、SFを読むことが多いから、拍子抜けするほどすぐ読み終わってしまう…。
きっと『Deep Love』とか、『セカチュー』も簡単に読めるんだろう(絶対読まないけど)。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11883/927658

この記事へのトラックバック一覧です: 7/7 『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』読了:

コメント

コメントを書く