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2004.05.22

5/22 『ドーン・オブ・ザ・デッド』

日比谷映画で『ドーン・オブ・ザ・デッド』を観る。

看護婦のアナ(サラ・ポーリー)は、いつものように仕事を終え夫ルイスの待つ自宅へ帰った。翌朝、彼女たちの寝室に、隣家の少女ヴィヴィアンがやって来る。顔が醜く変形した様子を見て、駆け寄るルイスに襲い掛かる少女。そしてルイスは息を引き取るが、すぐに息を吹き返し、今度は彼がアナに襲い掛かってきた。慌てて家の外へ出たアナだったが、街は生者と死者が入り乱れる大混乱となっていた…。

「今度のゾンビは走る!」ってことが、“売り”になっている通り、よく走りますなぁ。今回のリメイクは、良くも悪くもこのスピード感である。特にプロローグ部分、サラ・ポーリーの乗ったクルマが事故るまでの展開は、まさに息をもつかせぬ怒涛の勢いである。

スピード感を増したがために、カニバリズムの部分は殆どなく、ゾンビに咬まれたら一発でアウトって設定になっている。だから、走って襲ってくるシーンは怖いけれど、オリジナルのロメロ版にあったようなジワジワした恐怖感は殆どない。
また、人間ドラマ部分が弱いので、哀しみもあまりない。オレがオリジナルで一番好きなのは、ロジャー(今回将軍役でカメオ出演しているスコット・H・ライニガー)が蘇って、それを見て目を腫らしたピーター(これまた今回カメオ出演のケン・フォリー)が銃を構える場面なんだが、それに当たる部分がない。
ゾンビのキャラも、オリジナル版だと、ヘリのローターでアタマがちょん切れるヤツとか、口の周りがグチャグチャになってるネルシャツの黒人とか、アタマにナタを叩き込まれる白人とか、肉にむしゃぶりついてるヒスパニックとか、なんだか印象に残るキャラが多かったけれど、今回は8歳の少女とデブのオバサンくらいで、個々のゾンビはキャラクター性がいまひとつ薄い。

では、つまらないのかと言えば、そうではない。ロメロ版と同じことをしても、太刀打ちできないと思ったのだろう。この圧倒的な量と速さは尋常ではない。オレのDVDにも書いてあったが、『ブラックホーク・ダウン』のソマリア人を思い出させるが、アレを参考にしてるんじゃないのか?

この前の『テキサス・チェーンソー』も悪くはなかったが、リメイクとしてはこっちに軍配。
テーマ性、物語の深み等、色んな部分でオリジナルを超えるとは思わないが、でもこれはこれでアリだろう。

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