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2004.05.15

5/15 『八つ墓村』(古谷一行TV版)

レンタルビデオで『八つ墓村』(古谷一行版)を観る。

物語は知ってる人も多いと思うので割愛するが、これまたマイブーム進行中の池広一夫監督作で、78年に放送されたTBSのドラマ(全5話)。多分中学生の時に観てるはずなんだけど、記憶が薄れてるなぁ。
主役の寺田辰弥に荻島真一、美也子に鰐淵晴子、春代に松尾佳代、警部に長門勇、アタマに電灯を縛りつけて銃と軍刀で村人を惨殺しまくる狂人・多治見要蔵と久弥の2役は中村敦夫てな配役。当時、劇場版の渥美清=金田一にモーレツな違和感を覚えたので、古谷一行や石坂浩二の金田一は実に安心して観られる。狂人・要蔵役は、逆に劇場版の山崎努のインパクトが夢に見るほど強すぎて、中村敦夫じゃあちょっと迫力に欠ける。鰐淵晴子は山村には似つかわしくない感じの美人だが、それゆえに村で浮いている感じが強く出ていて良いのかも知れない。

今回は、池広テクを見直したくて借りてきたのだけれど、そーゆー意味での見せ場は正直あまり多くない。
家の因習について語る春代と辰弥の場面で、手前にアゴと額が切れるほどのドアップの松尾佳代、奥にフルサイズの荻島真一が映っている、全部にピントが合った1ショットが地味にトリッキー。松尾佳代の顔の横に微妙に歪みがあるので合成か、あるいは特殊なレンズを使っているんだと思うが、一体どうやっているんだろう。昔、アレハンドロ・アグレスティの『ルーバ』で同様のカットがあったけれど、アレは真っ二つにぶった切ったレンズを使ったと言っていた。ホントかなぁ?
あとは回想で、郵便局から出てくる鶴子を真俯瞰の引きの画で捉えたショットや、真っ青や真っ赤に染まる障子に浮かぶシルエットなどが、いかにもな場面だろう。

飽きずに観れるし、堅実な作りではあるのだけれど、第4話と最終話の間で、時間と場所の扱いが非常にずさんになってるのは、ちょいとズルイよね。見直すと発見があるかと期待してただけに、ちょっとガッカリだなぁ。

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