« 4/16 六本木「Paddy Foley's」 | トップページ | 4/17 『若親分出獄』 »

2004.04.17

4/17 『ディボース・ショウ』

渋東シネタワー2で『ディボース・ショウ』を観る。

マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)は、どんな状況でも勝訴を勝ち取る離婚訴訟専門の凄腕弁護士。彼はある日、妻マリリン(キャサリン=ゼタ・ジョーンズ)に浮気の証拠を掴まれ、離婚訴訟を起こされたレックスから仕事を依頼される。不動産王レックス(エドワード・ハーマン)が訪ねてくる。彼は圧倒的に不利な状況にもかかわらず、ビタ1文払わずに、マリリンを追い出したいと言うが…。

フランク・キャプラ好きのコーエン兄弟らしい、クラシックな雰囲気を漂わせた快作コメディ。
米国の離婚訴訟の法廷ってのが、あんなに泥沼になるってことは予想が付くが(『ジェリー・スプリンガー・ショー』とか見ればねぇ)、どう考えても勝てる見込みのない裁判を、軽々とひっくり返していくマッシーの奥の手の出し方が、卑劣だけれど小気味良い。そして、それが二転三転していく構成の巧さは流石だ。最後のオチまで、クスクス笑い続けてしまった。
 
ジョージ・クルーニーとキャサリン=ゼタ・ジョーンズ(ここんところ、怖いオバサンにしか見えなかったが、久し振りに美人だ)の好演もさることながら、脇を固めるクセモノがめちゃめちゃ面白い。ジェフリー・ラッシュとビリー・ボブはもちろん、マッシーの上司もセドリック・ジ・エンターテイナーも、みんながみんなアクの強い役柄を飄々と軽やかに演じていて実に楽しい。なんでこの場にブシェミが居ないのか、それだけが残念だ。

映像的にはコーエン兄弟&ディーキンズらしい部分はあまりないけれど、ブラックさも小気味よさも、彼らならではのものになっている。
アブナイ、アブナイ!こんなに面白いコーエン兄弟作品なのに、知らない間に始まって、気付かないうちに終わっちゃうところだったよ。おまけに来月は、『レディ・キラーズ』がやってくる。コーエン好きにはたまらんですな。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11883/456641

この記事へのトラックバック一覧です: 4/17 『ディボース・ショウ』:

» 余裕のユーモア [Gokuboso Jinseiから]
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟曰く「僕たちが常に意識しているのはユーモアだよ。それがない映画なんて考えられないからね」  ユーモアとは懐の深さがあって初めて発... 続きを読む

受信: Apr 23, 2004 8:39:11 AM

コメント

コメントを書く