ゾートロープへようこそ。

写真の説明はありません。

こちらは西新宿にある、国産ウイスキー専門バーであり、映画酒場でもある「shot bar ゾートロープ」のブログです。

こちらのブログは、2021年より映画の話題のみに特化しております。営業情報やお酒の新入荷情報等は、以下のFacebookの方にあります。

https://www.facebook.com/ShotBarZoetrope/

何卒宜しくお願いいたしまする。

店主

|

2022年3月23日 (水)

11/26 『庵野秀明展』

国立新美術館にて。

1人の現役のアニメ・特撮クリエイターの展覧会を国立の美術館でやる。昔だったら考えられない話だ。庵野秀明が時代に与えたインパクトがそれだけスゴイと言うことなのだろう。
同世代で「DAICON」アニメから観続けて来たヲタク連中の俺らには相当感慨深いものがある。

今回の展示で、個人的に一番驚いたのは「庵野秀明年表」のコーナー。
「庵野秀明が影響を受けた年表」の中に『セメダインボンド』が入っていたこと!
自主製作アニメの「グループえびせん」が作った8mm自主制作アニメ。何十年ぶりにこのタイトルを見ただろう。自分も大学生の頃に自主映画上映会で観たし、何か自主製作映画の記事の出ている書籍で紹介もされていた。当時非常にクオリティが高くて面白かった作品だ。確かに大阪芸術大学時代の庵野秀明の作品は、『セメダインボンド』と似たテイストがある。彼は学生時代に観たこの自主映画作品を、今でもリスペクトしているのだなあ…。

庵野秀明展」開催。油絵から”爆発原画”まで1,500点超 - AV Watch

| | コメント (0)

11/23 『スパイダーマン』(2002)

原題:Spider-Man

DVDにて。

サム・ライミ監督、トビー・マグワイアウィレム・デフォーキルスティン・ダンストジェームズ・フランコクリフ・ロバートソンローズマリー・ハリス出演。

新作『ノー・ウェイ・ホーム』が過去の『スパイダーマン』映画とのマルチバースだと言うので、サム・ライミ版1作目からおさらい開始。
まずは1作目。敵はウィレム・デフォー演じるグリーン・ゴブリンのみで、シンプルなスパイダーマン誕生篇。
公開当時、手首から直に糸を発射するのに驚いたよなぁ。
鏡の中の自分と会話するデフォーの善悪が次々入れ替わる描写が、合成とかではない一発撮りとしって、流石のデフォーの演技力に驚かされる。
最初の予告に入っていたNYのWTCビルに蜘蛛の巣を掛ける場面が、911のテロの影響でカットになったり、Playstation3の発売時期だったから、英語タイトルのフォントを同じにしたり、映画自体とは関係ない周辺事情が色々あったのを思い出させる。

https://youtu.be/S_VppA3Zno8

スパイダーマン | 続・237号室 タカの無事是名作映画列伝 A級からZ級まで

| | コメント (0)

2022年3月22日 (火)

11/23 『カオス・ウォーキング』(2021)

原題:Chaos Walking

TOHOシネマズ新宿にて。

ダグ・リーマン監督、トム・ホランドデイジー・リドリーマッツ・ミケルセン出演。

『ジェイソン・ボーン』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などの手持ちカメラぶん回し監督、ダグ・リーマンの最新作。でも意外とカメラは落ち着いていた(笑)。
サトラレ人の男しか居ない星に墜落して来たサトラレズ・ジェダイのレイ。彼女に一目惚れして、キスしたくて仕方ない童貞男子のピーター・パーカー君だったが、考えダダ漏れで失敗ばかり。二人のキスを阻止しようと、デス・スター設計者のゲイレン・アーソが二人を追う…みたいな話(笑)で、トムホのDT感が溢れている。
マッツ好きとしては、鬼のような厳しさで村を支配しているのがハマッテて良いよなぁ。
映画としては今一つではあるんだけども。

https://youtu.be/moZ5mXntSOU

カオス・ウォーキング」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ


| | コメント (0)

11/21 『ヴェノム』(2018)

原題:Venom

Amazonビデオにて。

ルーベン・フライシャー監督、トム・ハーディミシェル・ウィリアムズリズ・アーメッド、スコット・ヘイズ出演。

続編を観る前の復習。
あまり評価が高くないらしいけれど、肩の凝らないヒーロー映画として別に問題なく面白い。
トム・ハーディ演じるエディ・ブロックと寄生しているヴェノムの二人羽織バディのやり取りが可笑しいので、まぁそれだけでも良いかな。

https://youtu.be/stxs1ck8X6E

映画「ヴェノム」のネタバレあり感想評価、レビュー。気になるラストや続編、カーネイジやスパイダーマンについても。 | カルコラ

| | コメント (0)

2022年3月20日 (日)

11/21 『エターナルズ』

原題: Eternals

クロエ・ジャオ監督、ジェンマ・チャンリチャード・マッデンクメイル・ナンジアニリア・マクヒューブライアン・タイリー・ヘンリーローレン・リドロフバリー・コーガンドン・リーキット・ハリントンサルマ・ハエックアンジェリーナ・ジョリー出演。

う、う~ん…。面白くない。
マーベルコミックの映画化で一番面白くないんじゃないか?言ってしまえばアルバート・ピュンの『キャプテン・アメリカ』よりも面白くない。ここまでノレないとは、我ながらビックリ。
ほかのMCUと繋がったら面白くなるの?いや、どっちかと言えばもうこれだけで終わっちゃって欲しいかな…。

https://youtu.be/OIDbp-u7Qmo

ポスター画像

| | コメント (0)

11/17『水曜どうでしょう・欧州21カ国完全制覇』(全3シリーズ)

Netflixにて。

欧州編を3シリーズ観る。
何だろう?何が面白いんだかよく分からないんだが、ダラダラと観続けてしまう魅力があるよね、どうでしょう。このどうでも良い感じがクセになるんだろうな。

商品画像1

| | コメント (0)

11/17『アイス・ロード』(2021)

原題:The Ice Road

TOHOシネマズ新宿にて。

ジョナサン・ヘンズリー監督、リーアム・ニーソンローレンス・フィッシュバーンベンジャミン・ウォーカー出演。

雪国が舞台なので『スノー・ロワイヤル』を思い出すが、こっちの方がもっとシンプルなリーアム無双。
鉱山に閉じ込められた人々を救出するための機材を、氷の上をトラックで輸送する話。雪国版『恐怖の報酬』っぽいと思ったら、本当にそこから発想しているらしい。
リーアム映画なので、ハラハラドキドキ…は特にせず、ある種予定調和にトラブルが発生して、それが解決されて進んで行く。だが特に不満はない。それを観に来ているのだから。
みうらじゅんが「いつでもリーアム映画上映して、むしゃくしゃしたらそこに行けばいつでもストレス解消出来る“リーアム館”って映画館作っればいい」って言ってたけど、ホントそれ(笑)。

https://youtu.be/hnwuIRxDcgQ

アイス・ロード | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

| | コメント (0)

11/14 『監獄博徒』(1964)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

小沢茂弘監督、鶴田浩二大木実南田洋子高千穂ひづる山城新伍出演。

知らないで観てしまったが、『博徒』シリーズの第二弾らしい。
第一弾はシンプルに『博徒』で、以前に観た深作欣二の『博徒解散式』、『博徒外人部隊』も同じシリーズだったらしい。題名に“博徒”と付いてる以外、何一つ共通点が無いじゃんか!
先日、同じ小沢監督&鶴田主演&三池監獄ものの『三池監獄 凶悪犯』(1973)を観てしまっているので、なんとなく既視感があるがこっちの方が10年近く古い。
監獄+炭鉱労働の男臭ぷんぷん漂う作品。収監された新人な、すぐに先輩囚人と親子関係になり-----と言っても親子ではなくどう見ても強制夫婦関係になって掘られるとか、なかなか強烈なスタートダッシュ。

https://youtu.be/1TWTRIMaO0A

Amazon.co.jp: 監獄博徒を観る | Prime Video
ヤフオク! - 映画ポスター 31(A) 監獄博徒 鶴田浩二 大木実 ...

| | コメント (0)

11/14 『ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森』(2021)

原題:Dawn of the Beast

ブルース・ウェンプル監督、フランチェスカ・アンアダーソンエイドリアン・バーククリス・シンパーマン出演。

「ビッグフット映画史上最高傑作!!」----このなんとも狭い界隈での傑作っぷりを誇っているコピーに惹かれて観に行った。まぁもちろん、一般的な意味での傑作などではない訳ですが(笑)。
それでもまるっきり80年代ホラーっぽい造りなので、懐かしくて俺みたいなジジイにはそれなりに楽しい。

さて、驚いたことにビッグフットさんの出番は極限まで少なく、「ウェンディゴ」と呼ばれる“ニーの騎士”みたいな悪霊と、それに使われる『ザ・キープ』のモラサールが四つん這いになってるみたいな手下が襲ってくる。ウェンディゴに精神を乗っ取られると、『死霊のはらわた』が始まるという、美味しいトコどりと言うか、節操のないゴチャ混ぜインディーホラー。おまけにビッグフットさんは、ウェンディゴに立ち向かってバトルを開始する。
お前はサンダかっ!?
ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

 

| | コメント (0)

11/12『ほんとうのピノッキオ』(2019)

原題:Pinocchio

TOHOシネマズ新宿にて。

マッテオ・ガローネ監督・脚本・製作、フェデリコ・エラピロベルト・ベニーニジジ・プロイエッティロッコ・パパレオ出演。

海外、特に本国イタリアで大絶賛&大ヒットを記録した『ピノキオ』映画だが、日本ではスルっとヒッソリ公開されて終了。
基本的には原作に忠実な映画化で、「あなたの持つ『ピノキオ』のイメージを大胆に覆す」とか宣伝で言っているが、基本的に『ピノキオ』ってこんな話だよねって。特殊メイクや美術のクオリティが高くて、おとぎ話のダーク・テイストの映像化が割と好きな私はOKだが、普通の日本人的にはキモい感じのデザインであったりもする。特にコオロギが。

https://youtu.be/txkR5JNEeTc

岩波書店 a Twitteren:  "今日はイタリアの作家コッローディの誕生日(1826年)。大工のジェッペットが作ったいたずら好きの木の人形が、冒険の末に人間になる童話は、100年以上にわたり世界中で愛されています。ただいま映画『ほんとうのピノッキオ』も好評上映中  ...

 

| | コメント (0)

11/10 『高度七〇〇〇〇米 恐怖の四時間』(1959)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

小林恒夫監督、高倉健今井健二久保菜穂子小宮光江梅宮辰夫中原ひとみ大村文武出演。

羽田発札幌行の旅客機に、強盗殺人事件の犯人が紛れ込む航空パニック!…なんだけれど、今一つ緊迫感に欠ける。
この時代、「飛行機に乗る」こと自体が一般的ではなく、当初警察が逃走方法として鉄道のみを考えていたり、飛行機の可能性を考慮してからも、現代では考えられない展開が当時をしのばせて面白くはある。

https://youtu.be/uHmNgbXPyj4

高度7000米 恐怖の四時間 (Film, Drama): Reviews, Ratings, Cast and Crew - Rate Your  Music
高度7000米 恐怖の四時間|一般社団法人日本映画製作者連盟


| | コメント (0)

11/7『ビルド・ア・ガール』(2019)

原題:How to Build a Girl

新宿武蔵野館にて。

コーキー・ギェドロイツ監督、ビーニー・フェルドスタインアルフィー・アレンパディ・コンシダインサラ・ソルマーニ出演。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・スタインフェルド主演の、女の子版『あの頃ペニーレインと』的な映画。
文才はあるけどパッとしない女の子が、本来の自分とは違う毒舌キャラで音楽評を書いて、どんどん有名になり自分を見失っていくけども…ってな話。ビーニーのキャラクター性によって助けられている青春映画の佳作。と言っても結構イタイ感も強い。
ピンポイントでいいところをかっさらっていくエマ・トンプソンは、いつもながらに美味しい。

https://youtu.be/MnwUWuv5RHA

ビルド・ア・ガールのフォトギャラリー|MOVIE WALKER PRESS

| | コメント (0)

2022年3月 2日 (水)

11/6『横浜暗黒街 マシンガンの竜』(1976)

アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。

岡本明久監督、菅原文太三益愛子田中邦衛中野英治千葉真一中島ゆたか小池朝雄江波杏子出演。

『ビッグ・バッド・ママ』(1974)と言うよりは、『血まみれギャングママ』(1970)の系譜で、文太は乱暴者のギャングではあるが、三益愛子の母親に頭が上がらないマザコン・ギャング。それはいいけど、親子で一緒に風呂入ってベタベタ抱き合ったりするのがキモ過ぎる。
冒頭のマシンガン乱射、美しい中島ゆたかと江波杏子、波頭砕け散る防波堤を歩くショットなど、印象的な良いショットも随所にあるのに、全体としては好きになれんなぁ。

https://youtu.be/sG9IngwnM2Q

古い映画ポスター「横浜暗黒街 マシンガンの竜」 菅原文太 の落札情報詳細| ヤフオク落札価格情報 オークフリー・スマートフォン版

| | コメント (0)

2022年2月27日 (日)

11/4『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)

原題:Dune: Part One

池袋グランドシネマサンシャイン(IMAX)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメレベッカ・ファーガソンオスカー・アイザックジョシュ・ブローリンステラン・スカルスガルドスティーヴン・ヘンダーソンゼンデイヤデヴィッド・ダストマルチャンチャン・チェンシャロン・ダンカン=ブルースターシャーロット・ランプリングジェイソン・モモアハビエル・バルデム出演。

現在、あらゆるSF大作の企画が流れて来てるんじゃないかと思われるほど多忙そうなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作。
2013年の『プリズナーズ』以降は全部観ているが、毎度その期待を担って、それにきっちり応えるのが素晴らしい。もっと初期策も観ないとあかんね。

私たちは『デューン』と言えば、デヴィッド・リンチ監督作の世代ではあるのだが、あの詰め込み過ぎでなんだかよく分からない映画のイメージを払拭し、新たなクラシックとなりうる底力を秘めている本作。後編を観ないことにはなんとも言えないが、来年きっと素晴らしい作品がやって来るだろうと期待している。
ただ難点はキャスティング。特に下手クソな人は居ないのだけれども、アメコミ映画や『スター・ウォーズ』等のSF映画の主役・準主役級の人ばっかりが出て来るので、新しいキャラクターが登場する度に、ポー・ダメロンだ、アクアマンだ、MJだ、サノスだ、etc、etc…と最近の別な映画のタイトルが頭に浮かぶ。もうちょっと方向の違う俳優もキャスティングして欲しかった。

https://youtu.be/OroG1lNBvcg

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』関連作品をご紹介! - TOWER RECORDS ONLINE

 

| | コメント (0)

11/3 『アイの歌を聴かせて』(2021)

新宿ピカデリーにて。

吉浦康裕原作・監督・脚本、土屋太鳳福原遥工藤阿須加興津和幸小松未可子出演。

土屋太鳳は下手ではなく、特に巧い訳でもないが、いつもと変わらぬ声ゆえに彼女の顔が浮かぶ。それは正直プラスには働かない。
数年前に『怪物は夜ささやく』って映画の怪物の声をリーアム・ニーソンが演じていて、リーアム・ニーソン以外の何者でもないなぁと思った時に似ている。

さて、映画自体はウェルメイドなジュブナイル・SFファンタジー。学生の頃に観てたら相当響いちゃってるだろうなぁ。でも、もう俺は心の煤けたジイサンだからなぁ…。

https://youtu.be/9h8NqlENtI0

アイの歌声を聴かせて - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

| | コメント (0)

«10/30 『ハロウィンKILLS』(2021)