ゾートロープへようこそ。
こちらは西新宿にある、国産ウイスキー専門バーであり、映画酒場でもある「shot bar ゾートロープ」のブログです。
こちらのブログは、2021年より映画の話題のみに特化しております。営業情報やお酒の新入荷情報等は、以下のFacebookの方にあります。
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国立新美術館にて。
1人の現役のアニメ・特撮クリエイターの展覧会を国立の美術館でやる。昔だったら考えられない話だ。庵野秀明が時代に与えたインパクトがそれだけスゴイと言うことなのだろう。
同世代で「DAICON」アニメから観続けて来たヲタク連中の俺らには相当感慨深いものがある。
今回の展示で、個人的に一番驚いたのは「庵野秀明年表」のコーナー。
「庵野秀明が影響を受けた年表」の中に『セメダインボンド』が入っていたこと!
自主製作アニメの「グループえびせん」が作った8mm自主制作アニメ。何十年ぶりにこのタイトルを見ただろう。自分も大学生の頃に自主映画上映会で観たし、何か自主製作映画の記事の出ている書籍で紹介もされていた。当時非常にクオリティが高くて面白かった作品だ。確かに大阪芸術大学時代の庵野秀明の作品は、『セメダインボンド』と似たテイストがある。彼は学生時代に観たこの自主映画作品を、今でもリスペクトしているのだなあ…。
原題:Spider-Man
DVDにて。
サム・ライミ監督、トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、クリフ・ロバートソン、ローズマリー・ハリス出演。
新作『ノー・ウェイ・ホーム』が過去の『スパイダーマン』映画とのマルチバースだと言うので、サム・ライミ版1作目からおさらい開始。
まずは1作目。敵はウィレム・デフォー演じるグリーン・ゴブリンのみで、シンプルなスパイダーマン誕生篇。
公開当時、手首から直に糸を発射するのに驚いたよなぁ。
鏡の中の自分と会話するデフォーの善悪が次々入れ替わる描写が、合成とかではない一発撮りとしって、流石のデフォーの演技力に驚かされる。
最初の予告に入っていたNYのWTCビルに蜘蛛の巣を掛ける場面が、911のテロの影響でカットになったり、Playstation3の発売時期だったから、英語タイトルのフォントを同じにしたり、映画自体とは関係ない周辺事情が色々あったのを思い出させる。
原題:Chaos Walking
TOHOシネマズ新宿にて。
ダグ・リーマン監督、トム・ホランド、デイジー・リドリー、マッツ・ミケルセン出演。
『ジェイソン・ボーン』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などの手持ちカメラぶん回し監督、ダグ・リーマンの最新作。でも意外とカメラは落ち着いていた(笑)。
サトラレ人の男しか居ない星に墜落して来たサトラレズ・ジェダイのレイ。彼女に一目惚れして、キスしたくて仕方ない童貞男子のピーター・パーカー君だったが、考えダダ漏れで失敗ばかり。二人のキスを阻止しようと、デス・スター設計者のゲイレン・アーソが二人を追う…みたいな話(笑)で、トムホのDT感が溢れている。
マッツ好きとしては、鬼のような厳しさで村を支配しているのがハマッテて良いよなぁ。
映画としては今一つではあるんだけども。
原題:Venom
Amazonビデオにて。
ルーベン・フライシャー監督、トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ出演。
続編を観る前の復習。
あまり評価が高くないらしいけれど、肩の凝らないヒーロー映画として別に問題なく面白い。
トム・ハーディ演じるエディ・ブロックと寄生しているヴェノムの二人羽織バディのやり取りが可笑しいので、まぁそれだけでも良いかな。
原題: Eternals
クロエ・ジャオ監督、ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、リア・マクヒュー、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ローレン・リドロフ、バリー・コーガン、ドン・リー、キット・ハリントン、サルマ・ハエック、アンジェリーナ・ジョリー出演。
う、う~ん…。面白くない。
マーベルコミックの映画化で一番面白くないんじゃないか?言ってしまえばアルバート・ピュンの『キャプテン・アメリカ』よりも面白くない。ここまでノレないとは、我ながらビックリ。
ほかのMCUと繋がったら面白くなるの?いや、どっちかと言えばもうこれだけで終わっちゃって欲しいかな…。
Netflixにて。
欧州編を3シリーズ観る。
何だろう?何が面白いんだかよく分からないんだが、ダラダラと観続けてしまう魅力があるよね、どうでしょう。このどうでも良い感じがクセになるんだろうな。
原題:The Ice Road
TOHOシネマズ新宿にて。
ジョナサン・ヘンズリー監督、リーアム・ニーソン、ローレンス・フィッシュバーン、ベンジャミン・ウォーカー出演。
雪国が舞台なので『スノー・ロワイヤル』を思い出すが、こっちの方がもっとシンプルなリーアム無双。
鉱山に閉じ込められた人々を救出するための機材を、氷の上をトラックで輸送する話。雪国版『恐怖の報酬』っぽいと思ったら、本当にそこから発想しているらしい。
リーアム映画なので、ハラハラドキドキ…は特にせず、ある種予定調和にトラブルが発生して、それが解決されて進んで行く。だが特に不満はない。それを観に来ているのだから。
みうらじゅんが「いつでもリーアム映画上映して、むしゃくしゃしたらそこに行けばいつでもストレス解消出来る“リーアム館”って映画館作っればいい」って言ってたけど、ホントそれ(笑)。
アマプラ「JUNK FILM BY TOEI」にて。
小沢茂弘監督、鶴田浩二、大木実、南田洋子、高千穂ひづる、山城新伍出演。
知らないで観てしまったが、『博徒』シリーズの第二弾らしい。
第一弾はシンプルに『博徒』で、以前に観た深作欣二の『博徒解散式』、『博徒外人部隊』も同じシリーズだったらしい。題名に“博徒”と付いてる以外、何一つ共通点が無いじゃんか!
先日、同じ小沢監督&鶴田主演&三池監獄ものの『三池監獄 凶悪犯』(1973)を観てしまっているので、なんとなく既視感があるがこっちの方が10年近く古い。
監獄+炭鉱労働の男臭ぷんぷん漂う作品。収監された新人な、すぐに先輩囚人と親子関係になり-----と言っても親子ではなくどう見ても強制夫婦関係になって掘られるとか、なかなか強烈なスタートダッシュ。
原題:Dawn of the Beast
ブルース・ウェンプル監督、フランチェスカ・アンアダーソン、エイドリアン・バーク、クリス・シンパーマン出演。
「ビッグフット映画史上最高傑作!!」----このなんとも狭い界隈での傑作っぷりを誇っているコピーに惹かれて観に行った。まぁもちろん、一般的な意味での傑作などではない訳ですが(笑)。
それでもまるっきり80年代ホラーっぽい造りなので、懐かしくて俺みたいなジジイにはそれなりに楽しい。
原題:Pinocchio
TOHOシネマズ新宿にて。
マッテオ・ガローネ監督・脚本・製作、フェデリコ・エラピ、ロベルト・ベニーニ、ジジ・プロイエッティ、ロッコ・パパレオ出演。
海外、特に本国イタリアで大絶賛&大ヒットを記録した『ピノキオ』映画だが、日本ではスルっとヒッソリ公開されて終了。
基本的には原作に忠実な映画化で、「あなたの持つ『ピノキオ』のイメージを大胆に覆す」とか宣伝で言っているが、基本的に『ピノキオ』ってこんな話だよねって。特殊メイクや美術のクオリティが高くて、おとぎ話のダーク・テイストの映像化が割と好きな私はOKだが、普通の日本人的にはキモい感じのデザインであったりもする。特にコオロギが。
原題:How to Build a Girl
新宿武蔵野館にて。
コーキー・ギェドロイツ監督、ビーニー・フェルドスタイン、アルフィー・アレン、パディ・コンシダイン、サラ・ソルマーニ出演。
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・スタインフェルド主演の、女の子版『あの頃ペニーレインと』的な映画。
文才はあるけどパッとしない女の子が、本来の自分とは違う毒舌キャラで音楽評を書いて、どんどん有名になり自分を見失っていくけども…ってな話。ビーニーのキャラクター性によって助けられている青春映画の佳作。と言っても結構イタイ感も強い。
ピンポイントでいいところをかっさらっていくエマ・トンプソンは、いつもながらに美味しい。
原題:Dune: Part One
池袋グランドシネマサンシャイン(IMAX)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、スティーヴン・ヘンダーソン、ゼンデイヤ、デヴィッド・ダストマルチャン、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、シャーロット・ランプリング、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム出演。
現在、あらゆるSF大作の企画が流れて来てるんじゃないかと思われるほど多忙そうなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作。
2013年の『プリズナーズ』以降は全部観ているが、毎度その期待を担って、それにきっちり応えるのが素晴らしい。もっと初期策も観ないとあかんね。
私たちは『デューン』と言えば、デヴィッド・リンチ監督作の世代ではあるのだが、あの詰め込み過ぎでなんだかよく分からない映画のイメージを払拭し、新たなクラシックとなりうる底力を秘めている本作。後編を観ないことにはなんとも言えないが、来年きっと素晴らしい作品がやって来るだろうと期待している。
ただ難点はキャスティング。特に下手クソな人は居ないのだけれども、アメコミ映画や『スター・ウォーズ』等のSF映画の主役・準主役級の人ばっかりが出て来るので、新しいキャラクターが登場する度に、ポー・ダメロンだ、アクアマンだ、MJだ、サノスだ、etc、etc…と最近の別な映画のタイトルが頭に浮かぶ。もうちょっと方向の違う俳優もキャスティングして欲しかった。
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